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スネコス注射(肌再生注射)
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スネコス注射(肌再生注射)

スネコス注射(肌再生注射)スネコス注射(肌再生注射)
スネコス注射

目元や口元に生じる小じわは、老け顔を印象づけてしまう要素のひとつです。このような目元や口元の小じわの改善治療として現在は、レーザー治療、ヒアルロン酸注入などが一般的ですが、施術後の症状改善が限定的なため、より効果の高い治療法の登場が待ち望まれていました。 そんな中、2021年頃より美容大国であるイタリアはミラノにおいて、この需要が大変多いにもかかわらず治療困難とされるテーマに対する1つの新しいアプローチが世界に向けて発信され始めました。

スネコス注射で改善できるしわ

スネコス注射で改善できるしわ

非架橋型の低分子ヒアルロン酸と6種類アミノ酸を、国際特許を取得した特殊比率で配合ブレンドした全く新しいコンセプトの施術法として「スネコス注射」が発表されて以来、目元・口元の小じわに加え、額や首のしわ、手の甲のしわ、さらにボリュームロスから生じる下まぶたなどのたるみなど、あらゆる場所の皮膚老化を防ぐだけでなく、まるで時計の針を逆に回して戻すかのように組織を若返らせることが出来る画期的な注入治療として世界中で今や注目を集めています。日本でも最近導入しているクリニックが徐々に増えつつある状況ですが、SNSや雑誌などメディアで取り上げられて紹介される機会も最近多く、ブームに火が付くのも時間の問題と業界では見なされています。

スネコスに含まれるアミノ酸による美肌促進作用

グリシン
コラーゲン合成
L-プロリン
天然保湿因子(NMF)、ヒアルロン酸合成、線維芽細胞増殖
L-リジン
コラーゲン合成
L-アラニン
エラスチン合成とコラーゲン合成
L-バリン
エラスチン合成、肌のハリと弾力を保つ
L-ロイシン
組織にタンパク質合成開始のシグナルを与える

スネコス注射はこのような方にお勧めです

スネコス注射
より自然な仕上がりを希望される方

最近は、注入物の入れ過ぎによる不自然な顔の見栄え、つまりいかにも詰め物でふくらませたことが明らかな顔貌、いわゆる「オーバーフィル症候群」が社会的な問題になりつつありますが、スネコスに含まれるヒアルロン酸は非架橋のサラッとした超低粘度タイプのため、いわゆる「詰め物感」が顔に生じることはありません。 また、しわ取り注射の中には、PCL(ポリカプロラクトン)のような異物を皮膚に注入し、組織の異物に対する反応を誘起することでコラーゲン合成を促す治療法もありますが、スネコスは生体に元から存在する成分を使用しているため、不要な免疫反応・炎症反応を引き起こさないことで、安全性が担保されている点もメリットです。また、化学物質、架橋剤、生物製剤などを一切含まないという点もアレルギーなどを心配することなく使用出来る点として付け加えておきましょう。

注入によるボコボコを避けたい方

ヒアルロン酸注射の場合、医師の技術力や注入量などによっては、しばしば注入部が数珠状にボコボコと膨らんだ状態になったり線状にミミズ腫れのように膨らんだりすることが問題となります。特に目元の小じわ、口元回りの小じわなどに従来型のヒアルロン酸を入れると、後日水を含んで膨隆してそのような不自然な仕上がりとなることがありました。(もちろん、術後に水を含んで膨隆することを想定した上で、経験則をもとに注入量を調整することによってこのような症状は避けることが出来ます) 対してスネコス注射の成分に含まれるヒアルロン酸は、分子量20万ダルトン(これはかなりの低分子量です)であり、さらに非架橋タイプであるということが重要なポイントです。このタイプのヒアルロン酸は水分を含んでも膨隆することがなく、また低分子かつ非架橋(つまり目の非常に細かいヒアルロン酸)のため、術後にボコボコになったりミミズのような状態になることもありません。また、低分子量のため、血管内に入って血管を詰まらせる塞栓症を誘発するようなリスクがより低くなっている点も特徴です。

「表情」に影響を与えないしわ取り治療をお探しの方

しわ取り注射として認知度が高く実績も豊富な施術には、ヒアルロン酸の他にボトックス注射があります。ボトックスは当院でも大変人気の高く、美容医療全般を見渡しても結果が確実に出せる治療法としてアドバンテージが高い施術です。 ただ、唯一のデメリットとして挙げられるのが、顔に使用した場合、一部の表情筋が使いにくくなるという点です。これは、ある種の職業の方にとっては少なからぬ問題となります。人前に出て話す機会の多い講師、学校の先生、舞台に立つパフォーマーや、女優業、俳優さん、接客を専門とする方、営業職の方などでは、顔の一部の筋肉の筋力が弱くなることで表情が造りづらくなったり、滑舌が悪くなったりするリスクが皆無ではありません。 しかしスネコス注射は、顔面の筋力に一切影響を与えることなく、ごくごく自然にしわを目立たなくすることが可能です。今までボトックス注射に抵抗を感じていた方にもおすすめできるしわ取り注射です。

スネコスが肌を若返らせる仕組み「細胞外基質再生システム」

皮膚は、表面側の表皮とその下の真皮の2層構造となっており、特に真皮は線維芽細胞とそれらの細胞間を埋める細胞外基質からなります。細胞外基質の主な成分は、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどですが、これら細胞外基質の主成分の増生を促す成分がスネコス注射には含まれています。

しわが生じるイメージ

しわが生じるイメージ
(線維芽細胞、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンの働き)

線維芽細胞、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンといった肌を構成する主要な要素の中でも、エラスチンは真皮内のコラーゲン線維同士を連結するゴムバンドのような役割を果たし、組織の弾力の維持には欠かせない成分です。しかしエラスチンの合成を促進する治療法というものは、残念ながら今までにありませんでした。新しく登場したスネコス注射は、今までの治療法では難しかったエラスチンの皮膚内の量を増加させることができる画期的な治療法です。それゆえ、「エラスチン・ブースター」という愛称でも知られています。

また、従来の注入術(ヒアルロン酸注射、コラーゲン注射など)は、しわに沿って注入物を入れることで、ボリューム増加効果(Volumerizing effect)により溝の底部分を持ち上げて、しわを目立たなくするという仕組みのしわ改善治療でした。それに対してスネコスは、注入することによって単純にボリュームロス分を補充するのではなく、自家組織に対して細胞外基質を作らせるように組織を刺激するシグナルを外部から与え、自身が持つ元来の再生力を利用することでしわを改善します。つまり、今までのしわ取り治療とはコンセプトが異なる、全くの別物であるといえます。厳密な意味では再生医療とまでは言えませんが、自家組織の力を利用するという意味では再生医療に近い発想であると言っても良いでしょう。そして、種々のアミノ酸とヒアルロン酸のブレンドの配合比率に効果を発揮する秘密の鍵があると言われますが、具体的な比率は特許上の企業秘密とされ、その内容はいまだ公開されてはいません。

美肌治療においてECM(Extracellular matrix:細胞外基質)が重要な理由

スネコス注射
小じわの有無はお顔の印象を大きく変えます (写真はイメージです)

真皮を構成する線維芽細胞の周囲空間を埋め尽くすように存在している構造体を、細胞外基質(ECM)といいます。この細胞外基質(ECM)は、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを主成分として成り立っており、これらが十分にあることによって、美しく若々しい肌になるという科学的データ・論文は今までに数多く発表されてきました。そんな中で最近では、さらに「バイオテンセグリティ」による効果が注目されています。 「テンセグリティ」とはtension(張力)とintegrity(統合)という言葉の合成語であり、元々は米国の建築家であるリチャード・バックミンスター・フラーが提唱した概念です。建築物はその内部と外部の張力が統合され、調和することで、初めてその形状を保つことが出来るとしますが、この言葉に生物を意味する接頭辞「Bio-」がついていることからわかるように、この考え方を生物の細胞レベルにまで当てはめ適用しようとする試みが「バイオテンセグリティ」です。

「バイオテンセグリティ」の概念を簡単にまとめると、細胞自身にもその内部に骨格があって張力を有し、そして細胞が外部にある細胞外基質(ECM=細胞の足場)と適切に相互作用することでtension(張力)が発生し、これがMechanical stress(機械的負荷)として細胞に加わることで、様々なシグナルが細胞内に伝達され、これによって細胞の増殖、分化、細胞死、運動能などが厳密にコントロールされている、とする考え方です。つまり細胞外基質(ECM)は、単に細胞が生きて活動するための足場を提供しているだけでなく、張力を介して細胞と互いにシグナルをやりとりすることで相互に影響を及ぼしあっているのです。(Cell-Matrix interaction)

細胞外基質(ECM)が不足して細胞間の足場がなくなりスカスカになると、適切な張力が細胞に加わることなく細胞が常に弛緩した状態となり、外部からの信号伝達(メカノトランスダクションorメカノセンシング)がなくなり線維芽細胞が不活性化されて、細胞外基質(ECM)をもはや産生出来なくなると考えられます。そうすると細胞外基質(ECM)と細胞との相互作用がますます減少し、負のスパイラルが発生することでさらに線維芽細胞の活性が低下するということになります。 逆に、機械的負荷(tension)の増加によってこのスパイラルが正の方向に過剰に回ると、細胞外基質(ECM)の一つであるコラーゲン合成が異常亢進し、ケロイドや肥厚性瘢痕などの病的状態を生じるとも考えられています。このような真皮内における細胞外基質(ECM)のホメオスタシス(生体恒常性)を正常に保つ(or戻す)ことがスネコス注射の真の狙いであり、それゆえそれは「ECM再生製剤」とも呼ばれています。

施術の特長

長期的改善が困難だったタイプの皮膚老化にも対応
目元・口元の小じわ、たるみの改善治療としては、手術、レーザー、注入術といった治療が多く行われていますが、手術以外の非侵襲的な方法ではこれらの小じわを長期的に消すことは難易度が高く、また安定的に結果を出すことも難しいとされてきました。しかし今回、スネコス注射が開発されたことによって、手術のような侵襲を伴わない治療であっても高い確率で改善効果を得られるようになりました。これは美容医療業界における最近の最も大きなトピックであり、目覚ましい進歩の1つに挙げられます。
自然かつ上品な仕上がり
スネコス注射は、従来の注入術(ヒアルロン酸注入、コラーゲン注入など)とは異なる作用機序で肌質を改善させる新しい施術法です。自家組織をスネコスの薬液成分で刺激することにより、自身の細胞に細胞外基質を産生させるという仕組みです。単純な外部からの詰め物による効果ではなく、自身の組織が作り出す成分(エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸)によって肌が若返り、しわが目立たなくなるというメカニズムのため、施術結果はとても自然な仕上がりになります。
他の治療とのコンビネーションによる相乗効果
スネコス注射の成分に含まれているヒアルロン酸は「非架橋タイプ」のため、それ自体に組織のボリュームロスを回復する機能があるわけではありません。そのため、小じわではなく深く刻まれたしわや、幅があって凹みとして認識されるような状態の場合は、ボリュームを補充できるタイプの従来型のヒアルロン酸を深い層に注入しつつ浅い層にスネコスを打つといった、いわゆる「2層打ち」の施術法をおすすめしています。 また、スネコス注射に含まれる複数のアミノ酸は、自家組織を刺激することで肌の若返り成分を増生させる働きがあるため、一種の再生医療と見なすことも出来ます。それゆえ肌若返りを目的とした他の再生医療との組み合わせにより相乗効果の発揮を期待出来ます。その代表例としてPRP (自己血高濃度血小板血漿)が挙げられます。PRP は、肌質改善の再生医療として既に評価が確実視されており、最も需要の多いものの1つですが、PRPとスネコスを組み合わせたダブルの再生治療メカニズムによって小じわ治療とすることなども出来ます。このようにスネコスは、他治療の補完や増強など、かなり応用範囲の広い治療手段であると言えます。

スネコス 200と1200の使い分け

スネコス注射

なおスネコスには、200と1200の2タイプがあります。200が小じわ用であり、浅い層へ注入するための注射製剤であるのに対し、1200は200よりも粘度の高いヒアルロン酸(中・高密度)を含み、200を表層に打つ前の深層の土台作りとして注入する製剤です。 ちなみに、200はヒアルロン酸の分子量が20万ダルトン(低分子)、1200のヒアルロン酸は分子量120万ダルトン(中分子)であり、製品についている数字は、この分子量を表していることが分かります。 深いレベルに密度の高いヒアルロン酸(1200)を打っていったん土台を造っておき、その上に低密度の粘度の低いヒアルロン酸を打つ2層打ちの入れ方は、「クッション・テクニック」と呼ばれ、深いへこみがありその上に浅い小じわが多数あってたるみも同時にあるような症例では特に有効な注入法です。1200が主に組織のボリュームロスを中心に改善するのに対して、200は表層の肌質を若返らせて、皮膚にハリ・ツヤ・弾力を回復させます。2つの層に異なった2つのスネコスを効かせることで、患者様の満足度が大幅に上がったという試験データがあります。

スネコス Sunekos:その名の由来

スネコス注射

少し余談ではありますが、「スネコス」という聞き慣れない名前を聞いた時、皆様はどのような印象を持たれるでしょうか。このネーミングからは、製品の具体的な内容をイメージするのが難しいかもしれません。 スネコスはイタリアで開発されたブランドのため、一瞬イタリア語かとも思ってしまいがちですが、実はギリシャ語の合成語であり、ギリシャ領エーゲ海に浮かぶスニオン岬とコス島をかけ合わせた言葉です。スニオン岬には「海の神」ポセイドンを祀る神殿があり、神々が宿る美しい島々のイメージとして与えられたブランドネームなのだそうです。

スネコス注射を受ける際の重要な注意点

この施術は、非常に結果の出やすい施術ですが注意すべきポイントとして、決して1回で結果が出るものではなく、7日から10日のインターバルで最低4回は注射施術を受ける必要があります。実際に効果が実感出来るのは、4回目を打って1から2ヶ月後ですので、施術開始後は最短で見積もっても2~3ヶ月後に結果が出るものという点を知っておく必要があります。

効果目的

  • 下まぶたのしわ(小じわ)
  • 目尻のしわ(小じわ)
  • 上まぶたのしわ(小じわ)
  • 口元のしわ
  • 手の甲のしわとたるみ
  • 首のしわとたるみ
  • デコルテのしわとたるみ
  • 眉間じわ
  • ほうれい線
  • マリオネットライン
  • 頬のこけ
  • こめかみのへこみ
  • 妊娠線

症例写真

スネコス注射・額若返り

ドクターによる症例解説

術前

額のしわとたるみ、ハリの無さを気にされて当院にご相談にこられた44歳の女性です。
以前当院にて額にボトックス注射を行いましたが、施術後に生じる一過性の瞼の重さが気になるとのことで、今回はスネコス注射で、しわを伸ばしつつ額の肌の若返りを行うこととしました。

術後1ヶ月

上は、1~2週間ごとに計4回のスネコス注射を額全体に行った1ヶ月後の状態です。
術前の何となくしぼんでいてしわが目立つ元気のない肌の感じから、ハリが出て艶やかな印象の肌に変化しています。毛穴も目立ちにくくなっており、全体的として肌の質感が若返っているのが分かります。
肌再生系の注射は、1回の施術でもある程度の効果が実感出来ることもありますが、大概は複数回の施術後に始めて明確な効果が感じられることが多いです。

症例に関する情報

治療名:スネコス注射  費用:1回 33,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、疼痛、化膿など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

施術の流れ

  1. 洗顔:化粧・日焼け止めをしっかり落とします。
  2. 痛み止めの麻酔クリームor麻酔テープを貼付して15分から20分効かせます。
  3. 麻酔をスタッフが拭き取ります。(or麻酔テープを剥がします。)
  4. 処置ベッドに仰向けで横になって頂きます。
  5. しわを消したい部位にスネコス注射を打ちます。
  6. スネコス注射を打った場所に軟膏を塗布します。

料金

スネコス注射(肌再生注射) 1回 33,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

※7~10日に1回の間隔で最低4回を推奨

施術情報

  • 所要時間
    約30分
  • ダウンタイム
    術後、注射部位に薬液注入による膨隆が生じますが、翌日にはほぼなくなります。 目回りなどに打った場合には内出血・腫れが生じることがありますが数日程度で改善します。
  • 施術の痛み
    細い針で刺すことによる痛み。
  • 通院
    1クール4回の施術により効果を発揮する治療です。7~10日に1回の施術が推奨されます。(最長間隔2週間)
  • 麻酔
    外用麻酔(麻酔クリームor麻酔テープ)の使用が基本です。
  • 持続性
    4ヶ月に1回程度、効果維持のための再注射が必要。
  • 洗顔
    当日可能
  • シャワー・入浴
    当日可能
  • メイク
    当日可能
  • ※妊娠中の方、授乳中の方への施術は出来ません。

スネコスの生産メーカー:「プロフェッショナル・ダイアテティクス社」について

スネコス注射を生産する「プロフェッショナル・ダイアテティクス社」は、イタリア・ミラノに本拠地をかまえる1996年創業のメーカーです。主にアミノ酸処方についての研究開発を続けている他、QOLの改善にも積極的に取り組んでいます。主力製品は、食用サプリメントと医薬品で、いずれも同社の強みであるアミノ酸配合のものが多く、1999年よりアミノ酸とヒアルロン酸をミックスした製品開発をスタートしています。30以上の国際特許を取得し、現在まで100以上の科学論文を著名な科学雑誌に発表し、クラスII, クラスIIIレベルの医療機器の開発にも携わっています。

よくあるご質問

Q.スネコス注射はどんなしわにも効きますか。
スネコス200が得意とするしわは、主に皮膚の表層に存在する小じわです。深いしわや、幅のあるへこみ状・帯状のしわに対しては、スネコス1200を使って深い層に打って底部分をいったん底上げしてから、浅い層にスネコス200を打つことで改善が可能です。なお、深部に注入する製剤は必ずしもスネコス1200である必要はなく、 別の長期持続型のヒアルロン酸で代用することも可能です。
Q.スネコスは効果を実感出来るまでに何回の施術が必要ですか。
スネコスは、1回の施術で効果が得られることはまずありません。基本的には、7~10日に1回の間隔で4回の施術が効果を得るために必要です。その後、次第に肌組織内のエラスチンなどが増生されていくため、最終的な結果が肌にでるのは4回目の施術後1~2ヶ月後のことが多いです。
Q.スネコスが特にお勧めの治療箇所を教えてください。
スネコスが得意なのは、なんと言っても目回りの小じわです。また、口元の口角の外側にある、いわゆる細かいヒゲ状の小じわの治療も良い適応です。さらに、目の下の青ぐま(色味によるクマ)にも有効であり、これまで 治療が難しかった肌トラブルにも対応出来ます。
Q.施術後のメイクはいつから可能ですか。
施術直後からメイクは可能です。メイクをしてそのままご帰宅頂けます。
Q.スネコスとあわせて行うことで相乗効果が得られる治療はありますか。
スネコスが最も得意とするのは、目元、口元などの小じわですので、深いしわには、より粘度の高いヒアルロン酸を深い層に打ち、表面側にスネコスを用いるいわゆる「2層打ち」が有効です。 また、同じく小じわ取りによく使用されるPRP(自己多血小板血漿注入治療)もスネコスとの相性が大変良いです。合わせて行うことで、治療効果を増強するだけでなく効果持続期間がより長くもつようになります。
Q.スネコス注射後のダウンタイム(回復期間)はどのくらいですか。
注射治療ですので、術後に若干の腫れと内出血が生じることはありますが、いずれもメイクでカバー出来る程度のものです。これらが消えて目立たなくなるにはおおよそ平均1~2週間かかります。(但し個人差はあります。)なお治療回数を重ねるごとに、内出血が出づらくなる傾向があります。
Q.ボトックス注射との併用は可能ですか。
ボトックスと一緒に打つことも可能です。ボトックス注射にもしわ取りの効果があるため、二つ併用することで 相乗効果が得られます。
Q.水光注射(フィロルガ注射、シャネル注射など)との違いを教えてください。
同じ非架橋のヒアルロン酸として、水光注射があります。水光注射にもアミノ酸および非架橋型のヒアルロン酸が含まれますが、スネコス注射はアミノ酸の種類と配合の比率に国際特許があり、成分は似てはいますが、似て非なるものです。どちらも小じわ取りや、皮膚にハリ・ツヤを与えることが出来ますが、スネコスのほうが目回りや口元の小じわに特化した効果を発揮しやすいと言えます。水光注射は一時的な効果であるのに対して、スネコスは細胞レベルで根本から肌を若返らせて肌質が変化してゆくイメージです。
Q.4回の施術後、どのくらい効果が持続しますか。
これは美肌治療全般に言えますが、一度の治療によって改善した肌質の状態を維持するには、定期的なメンテナンス治療が必須です。スネコスの場合、効果を維持するために4回の施術が終了した後は、3~4ヶ月に1回の定期的な注射をされることをお勧め致します。
Q.エラスチンが増えると肌にはどのような変化がでますか。
エラスチンは、それ自体が弾性線維と呼ばれるように、組織の弾力や伸展性を保つために必要な成分です。加えて、肌にハリ・ツヤを与えるコラーゲン線維同士を束ねる役割がありますので、エラスチンによりコラーゲン同士が適切な配置構造を保つことが出来て初めて肌を若返らせる効果が得られます。 今まで、美肌の条件としてコラーゲン線維ばかりが注目を浴びていましたが、昨今の研究によって実はエラスチンも健康的で若々しい肌を保つ上で非常に重要な役割を果たすことが分かってきました。
Q.ダーマペンとの併用は可能ですか。
ダーマペン施術を行う際の導入薬剤として、スネコスを使用することは出来ます。ただし、スネコスを皮膚面に塗布した状態でダーマペン治療を行った場合、薬液の何パーセントかは皮内に入りますが、大部分は皮膚外にロスすることが予想されるため、しっかりと真皮層に薬液をロス無く入れるという意味では、ダーマペンではなく注射によって直接皮内に入れるほうがより望ましいと考えられます。 また、目回りなどの部位にダーマペンをするとダウンタイムが長引くこともありますので、内出血・腫れを抑えるという意味でも注射器を用いて手打ちで入れるほうがより理に適っているとするのがメーカーの指針です。
Q.1クール(4回施術)終了まで他の施術は休むべきですか。
部位が重なっていなければ、同時に施術することは全く問題ありません。もし部位が重なっていてもPRP(自己多血小板血漿注入療法)、ボトックスなどであれば同時施術は可能です。 また、レーザー治療も内容にもよりますが多くのもので施術部位が重なっていても治療は可能です。(但しクリニックによっては、この点について考え方は異なります。)
Q.痛みはどの程度ですか。また痛み対策はありますか。
痛みは、注射時にチクッと刺される感覚はありますが耐えられるレベルであることがほとんどです。また、どうしても痛みに弱い方のための痛み対策として、当院では ①麻酔テープ(or麻酔クリーム)、②ブルブルペン(皮膚の震動により痛みを軽減)、③医療用冷風機(冷却により痛みを緩和)の3段構えで痛みを最低限にまで抑えます。
Q.顔であれば、どこでも施術可能ですか。
原則どこでも可能です。特にスネコスが効果的と言われるのは、目回り、口元、頬の小じわです。ちなみに顔以外でも、首やデコルテ、手の甲の小じわを改善する際にも使用できます。 メーカー的には、上まぶたへの注射は腫れが生じて目立つことがあるので推奨はしていませんが、当院ではリクエストがある場合、上まぶたであっても施術を行っています。
Q.1回の治療で効果を得ることは出来ないのでしょうか。
当院では施術前と施術後に必ず写真撮影を行っていますが、1回の施術でも変化が見られたケースはあります。しかしながら、これはズームで拡大して撮影した写真をプロが見て厳密に判断した場合にそのように超早期に効果が得られるケースもあるということであり、患者様が実際に鏡で見て効果を明確に実感するには、やはり最低4回の施術が必要と認識されていたほうが良いかと思われます。
Q.当日に他のヒアルロン酸、ボトックスと併用は可能ですか。
ヒアルロン酸、ボトックス等の注入療法との併用は可能です。部位が同じであっても全く問題ありませんし、部位が別のケースでももちろん可能です。
Q.1クールの回数は、通常4回とのことですが増やすことは出来ますか。(例えば10回など)
スネコス注射の1クールあたりの回数について、特に上限は設けられてはいません。とはいえ、腫れ・内出血といったダウンタイムもある施術のため、最初の1クールについてはメーカー側が4回を推奨しています。もし、ダウンタイムが気にならないのであれば4回という回数にこだわる必要はありません。
Q.他の治療との組み合わせではどのようなものが考えられますか。
スネコスと相性が良いとされる美肌治療には、たくさんの種類があります。例えばPRP(自己多血小板血漿注入)、成長因子注射、ボトックス、ヒアルロン酸、水光注射、フラクショナルレーザーを含む美肌系レーザー、ヤグレーザーによるトーニング、ピコレーザーなどを組み合わせることも可能です。
Q.注射部位にふくらみが生じたり、不自然な見た目にならないか心配です。
スネコスは、非架橋型のヒアルロン酸を使用しているため、注入後皮膚面上に多数の丘が出来たようにボコボコになったり、ミミズ腫れのように線状に膨らんだりすることはありません。スネコス注射のコンセプトが、大量に皮下に注射して膨らませ、ボリュームロスを補うというタイプのヒアルロン酸ではないため、不自然な仕上がりとなって溶解注射で溶かして戻して欲しいと言われたことは今までにありませんし、これからもないと思われます。
Q.スネコスは1本よりも2本など量を多く打つ方が早く結果がでますか。
目元など限定された領域では、1回にスネコスを入れられる量は2~3ccと限界があります。また、その他の部位でも、たくさん注射したから必ずしもより効果が出るということはなく、目元3cc, 顔全体で9cc程度が目安となります。
Q.若い年齢の人のほうが、効果が出やすいのでしょうか。
スネコスは、年齢問わず幅広い方に対して効果を出すことは出来ますが、若い方のほうがしわやボリュームロスによるへこみが軽度のため、一般的な意味で効果は出やすいです。高年齢層の方の場合、皮膚の老化だけでなく皮下組織のボリュームロスもあるため、皮膚を若返らせることが主目的であるスネコス単独では効果が得られにくいこともあります。この場合は、皮下に打つヒアルロン酸注入、脂肪注入、糸リフト、フェイスリフトといった他の施術を組み合わせることをお勧めします。
Q.スネコスは継続的な治療が必要とのことですが、施術の間隔を開けすぎると効かないのでしょうか。
スネコス注射で効果を得るためには、「施術の間隔」はとても重要なポイントです。少なくとも最初の1クール目については、「7~10日の間隔で4回」というのは、厳密に守るべきであると考えられています。その後の、維持メンテナンスの時期では間隔は、3~4ヶ月に1回程度が目安となります。あまりに間があいてしまうと、施術前の元の状態に戻ってしまう可能性は十分あり得ますので規則正しく継続的に治療を受けられることをお勧めします。
Q.スネコスは、回数を繰り返すうちに効かなくなることはあるのですか。
ボトックス注射の抗体生成のようなケースでは、回数を繰り返すことで効果が弱くなることがありますが、スネコスにおいてはそのようなことは考えにくいです。しかし、あるとすれば年齢で老化がかなり進行し、この注射による効果がもはや追いつかなくなるという時点では、その可能性はあり得ます。これは、ボトックス治療による抗体生成のような意味とは全く違った意味で起こり得ます。
Q.顔以外の他の部位(首、デコルテ、手背など)においても4回以上の施術は必要ですか。
顔以外の部位においても、やはり1回で結果を出すことは難しく最低4回以上の施術は必要です。
Q.スネコス注射を行った後に気を付けることはありますか。
施術を行った当日は、激しい運動、飲酒、湯船に浸かっての長湯などは控えるようにしてください。これらの血流を促進するような活動は、腫れ・内出血などのダウンタイムを長引かせる可能性があります。また目回りなどの施術では、アイスパックなどを使用して適度に冷やすとダウンタイムがいくぶん短くなる傾向があります。

しわ取り(目の下・額・首など)関連施術情報

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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