土日祝も受付

03-3987-1161

受付時間/10時~19時

オステオポール(PCL)による鼻尖形成
menu
TOP/ 診療一覧/ 美容外科/ 鼻整形/  オステオポール(PCL)による鼻尖形成

オステオポール(PCL)による鼻尖形成

自家軟骨を使用しないオステオポールは、
ダウンタイムを最小限に抑えて鼻先を高くします

オステオポールとは、人口軟骨(PCL/ポリカプロラクトン)という吸収性の高い製剤を使用した3Dボールで、オステオポアや3D PCLボールとも呼ばれています。ここ数年で取り扱うクリニックが増えており、自家軟骨に変わる鼻尖形成術(鼻先を高くする・鼻先を細くする・鼻先の向きを変える)として注目されています。

オステオポールは皮下組織内に挿入した後は2年程度で次第に体内に吸収されますが、メッシュ内に肉芽組織が入り込むため、オステオポールが吸収された後も鼻の形状は維持される点がメリットとされることが多く、組織になじむ形にきちんと医師がカスタマイズした上で挿入する形であれば(この点が重要です)、感染リスクなどもほぼなく長期間にわたって理想の鼻先のラインを形成することができる鼻尖形成術です。

※一部のクリニックでは、オステオポールを加工せずにそのまま鼻先へ挿入して縫合固定も行っていないようですが、オステオポールは球状をしているため、加工をしないまま鼻尖に挿入すると鼻先で挿入物が動いてしまい皮膚側にオステオポールの形状が浮き出てしまったり、鼻のラインが施術直後の状態から変わってしまう可能性があります。当院のオステオポールによる鼻尖形成術では、術前に患者様一人ひとりの鼻の形状や希望にあわせてオステオポールの複数面を削って形を整えてから挿入しているため術後にずれることがなく、また鼻先の形状も自然なラインにすることが可能です。万が一、他院でのオステオポール除去によって鼻先に違和感や形状の崩れなどがみられる際には、オステオポール除去とあわせて再挿入(もしくは耳介軟骨などによる鼻尖形成術への変更ももちろん可能)を承っておりますのでお気軽にご相談ください。

※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。

鼻の俗称とその治療法について(だんご鼻・あぐら鼻など)

こんなお悩みの方に

  • 鼻先を高くしたい
  • 鼻先を細く見せたい
  • 曲がっている鼻筋をまっすぐにしたい
  • バレない程度の控え目な変化を出したい
  • 鼻以外の体の他部位には傷つけたくない
  • ダウンタイムを出来るだけ短くしたい
  • 最短の手術時間で楽に受けたい
  • 鼻手術によって生じた皮膚の凸凹を改善したい

人工物による鼻先整形(鼻尖形成術)の種類

鼻を高くする整形術には、プロテーゼやレディエッセなどの人工物、耳介軟骨などを使用する自己組織移植、さらに凍結保存軟骨移植など様々な方法がありますが、実は「鼻先」に限ってみると、人工物によって高さを出す方法には現在に至るまで結果が良いといわれるものが存在していませんでした。
なぜなら、プロテーゼやヒアルロン酸、人工骨(レディエッセ)などは鼻スジ部分(鼻背)を高くするのには申し分ない素材ですが、これらで鼻先部分を高くしようとすると注入系の隆鼻術では十分な高さが得られなかったり、それでも無理に多量に入れると注入物が横方向に広がって鼻先が太くなるなどの問題があったからです。
一方、固形物であるプロテーゼではL型の角部分で鼻先を高くするという試みが美容外科黎明期まで遡れば以前こそ行われていましたが、鼻先が時間とともに極端なアップノーズとなり短鼻変形をきたしたり、鼻先の皮膚に負担がかかり、皮膚に赤みが生じたり、あるいは鼻先の皮膚をプロテーゼの角部分が長期間圧迫し続けることでプロテーゼが皮膚を突き破って、露出してくるなどの問題点がありました。(既に現在はI型が主流となっています)

これらに代わって鼻先を高くする素材としては、現在は自家組織が主流であり、主に耳介軟骨もしくは肋軟骨を使用するクリニックが多くなっています。結果は術後のトラブルが少なく、整容的にも非常に満足度の高い結果が得られるように技術が進歩しつつあります。
しかしあえて、これら自家組織軟骨を使用するデメリットを挙げると、肋軟骨移植は胸部に比較的しっかりと目立つ傷跡が残ってしまう点です。また術後の痛みがそれなりにしばらく続く点も挙げられます。耳介軟骨では、耳甲介から採取した場合軟骨の強度つまり長期的に見た場合湾曲の問題があり、また耳珠軟骨から採取した場合には、強度的には全く問題はないのですが、一部外耳道の軟骨まで採取されるため外耳道の皮膚を支える皮下組織の強度が減ることでイヤホンが外れやすくなったり、耳珠の隆起がなくなり直線的になったりすることが稀ですがあり得ます。
いずれもマイナーな欠点と言えますが、体の他の部位に傷を付けることなくかつ短時間に手軽に完結する手術として、オステオポールのようなPCL(Poly-Caprolactone ポリカプロラクトン/人工軟骨)による鼻先を高くする手術も注目されています。

当院で用いているPCL(Poly-Caprolactone ポリカプロラクトン/人工軟骨)について

しわが生じるイメージ

当院ではPCLの中でもオステオポールを使用した鼻尖形成術を行っています。上の写真の左側は従来型の丸い球状タイプのものです。この形状のものは安定性の問題や鼻先の上の部分がふくらみがちな欠点があったため、最近は右側のタイプ(底面が平らなドーム状)のものが新たに開発されました。
ただし注意していただきたいのは、この新しいドーム状のものであっても、そのままの状態で鼻先に挿入してしまうと、術後にPCLが組織の中で動いてしまい鼻先のラインが崩れてしまったり、稀に鼻の穴の中、もしくは鼻の外側の皮膚からPCLの形が浮き出てしまうといったトラブルにもつながることがあります。鼻先にPCLを挿入する際には、必ず事前に鼻の形状にPCLをカットして形を整える作業を行う必要があり、さらに挿入後、移植床に糸でしっかりと縫合固定します。このひと手間を行うことで、術後もずれることなく、長期間にわたって鼻先のラインを形成することが可能です。

施術の特長

ダウンタイムを最小限にとどめられる
オステオポール(PCL)による鼻尖形成術は、鼻の穴の内側のみを切開する剥離範囲が少ないクローズド・アプローチ(鼻柱部の皮膚切開なし)で行うため、腫れと内出血が最小限に抑えられ、皮膚面も傷跡は残りません。
腫れと内出血の程度は、注入系の隆鼻術と比較しても遜色ないレベルと言っても良いでしょう。鼻尖形成術を検討される患者様の多くが、ダウンタイムの期間をできるだけ短くしたいという希望をお持ちのため、この点がオステオポールによる鼻尖形成術の最も優れた点で、選ばれる理由でしょう。
FDA(アメリカの厚労省)などに安全性が認可されている
オステオポールをはじめとするPCLは、耳介軟骨などの自家組織に置き換わる素材として、日本を含め世界中のクリニックで長年使用されており、その安全性や効果が実証されています。人工物ですが、元の形態が鼻先の皮膚に裏から接触する部分が丸い球形の形状に3Dプリンティング技術を用いて加工されており、皮膚面に負担を掛けることがありません。また移植されたPCLは時間とともに徐々に自家組織置き換わっていくため感染や露出の危険性が極めて低い素材ということも言えます。ゆえに、正しい処置を行った上で(=事前に挿入物を適切にカットして鼻の形状にあうようカスタマイズした状態であれば)長期間鼻尖に挿入していても、感染や鼻先から飛び出るといったトラブルに合うこともありません。
リーズナブルな費用で施術が受けられる
オステオポール(PCL)による鼻尖形成術のもう一つの魅力として、他の一般的な鼻手術よりも低コストかつ短時間で施術を終了できるという点が挙げられます。短時間で終わるということは、患者様の肉体的・精神的な負担も少なく済みますし、結果として腫れや内出血といったダウンタイムも最低限に抑えられるということに直結します。
鼻先の整形術の代表例としては、鼻中隔延長や、鼻尖修正(鼻尖形成)、鼻尖耳介軟骨移植などが挙げられますが、手術による鼻尖形成術は最低でも1時間はかかります。これに対してオステオポールによる鼻尖形成術は、わずか30分程度で終了し、極めてクイックな施術であるといえます。また費用面においても、手術による鼻尖形成術は一般的なクリニックであれば40~80万円程度はかかりますが、オステオポール(PCL)による鼻尖形成術では20万円前後で済みますますので、価格的にもかなりのお得感はあります。

オステオポール(PCL)の活用方法

鼻先を高くする
(前方へ伸長させる)
短い鼻を
下向きに長くする
垂れ気味の鼻を
アップノーズにする

鼻尖形成術で使用されるオステオポール(PCL)は、その使い方によって鼻先に様々な効果を出すことができます。単純に鼻先の一番高い所に置いて固定した場合は、シンプルに今の角度を保ったまま鼻先を高くすることが出来ます。一方、鼻の上下長の短い方(鼻の穴付近)に挿入する場合、挿入部位を少し下の位置に入れれば鼻先が下方に伸びて長さを出すことが出来ます。また鼻先が下に垂れ気味の場合は、挿入部位を鼻先からわずかに上にずらして入れることで、鼻先の垂れ感をなくしてアップノーズ気味に仕上げることも可能です。この辺りは鼻の状態やご希望にあわせてミリ単位での調整が可能ですので、診察の際にお気軽にお申し付けください。

オステオポール(PCL)によるトラブルを回避する方法

オステオポール(PCL)は、鼻先の皮膚への負担を軽減するため、皮膚の裏面(=PCLが当たる部分)を3Dプリンターによって丸い球状の形状で作ってあります。しかしそれゆえ、鼻先を斜め・横・真横などから見たときに、鼻先だけではなく「鼻先の上の部分」も前方に突出してしまい、鼻先全体が丸みを帯びた状態(だんご鼻)になりがちです。つまり患者様が希望とされるシャープなツンとした鼻とは違った仕上がりになることがこの手術の問題点でした。また、丸い形状をしているために、術後に挿入した鼻先の組織下でオステオポールがわずかに動いてしまい、当初の鼻先のラインと異なる形状になってしまうこともあります。
これらのトラブルは、丸い形状のままで軟骨にそのまま固定した場合に見られる現象であり、いずれも挿入前にオステオポール(PCL)をメスで加工し、挿入する部位にあわせて鼻先の上にくる部分をカットするなどの工夫を施すことで鼻先の形状を整えることは十分に可能です。逆にいうと、この作業を行わずに鼻先へ挿入するのはトラブルの原因といえますので、当院に限らずオステオポール挿入による鼻尖形成術を行う際には事前にこの点について確認することをお勧めします。

オステオポール(PCL)の鼻先以外での活用方法

主に鼻尖形成術を目的として作られたオステオポール(PCL)ですが、その他の活用方法もあります。 1つは、曲がった鼻スジが見られるいわゆる「斜鼻」の治療に用いることが出来ます。斜鼻の最も多いパターンとして、「くの字」に曲がっているというタイプがありますが、「くの字」の横方向に突出した部分の鼻骨を削り、必要に応じて外側鼻軟骨も切除しておき、次いで突出部の反対側の陥凹部分にPCLを加工したものを挿入して陥凹を消すという方法です。鼻スジの横方向への突出がなくなり、かつ陥凹部分が目立たなくなることで鼻スジを真っ直ぐ見せることが出来ます。ただしこの斜鼻修正術は、鼻スジの軸が全体として左右どちらか一方に倒れ込んでいるケースや、緩やかなカーブを描いて鼻スジが湾曲しているタイプの斜鼻には使えません。

また、もう一つの例としては、鼻整形後に生じた皮膚面の陥凹修正に用いることも出来ます。このような皮膚の凸凹は、ニキビができやすい皮脂腺の発達した方が鼻の手術を行った場合や、すでに複数回の鼻整形術を繰り返している際に生じることがあります。このような場合は、皮膚の陥凹部分に生じた皮下の癒着部分を丁寧に剥がし、皮膚の下にPCLを挿入することで本来のなめらかな皮膚面に近づける修正術が可能です。

効果目的

  • 鼻先を高くする
  • 鼻先を細くする
  • 鼻先を下げる(短鼻修正)
  • 鼻先を上げる(垂れ鼻修正)
  • 曲がった鼻をストレートに見せる(斜鼻修正)
  • 鼻手術後に生じた陥没部を目立たなくする

施術の流れ

  1. 洗顔
  2. 術前の写真撮影
  3. 顔面全体を消毒します。
  4. デザイン:皮膚ペン(スキンマーカー)にて皮膚面にマーキングを行います。
  5. 局所麻酔を行います。
  6. 鼻の穴のキワの皮膚切開を行い鼻先周りの皮下を剥離します。
  7. 目的に応じ、人工軟骨の加工を行います。
  8. 目的部位に人工軟骨を挿入し、必要に応じて糸で皮下組織に固定します。
    (皮膚の外に糸を出して固定することもありますが、基本は皮下で固定します。)
  9. 術中に患者様に何度か上体を起こしていただき、皮膚を仮縫合した状態で、挿入部位の形・角度・プロフィールなどを手鏡にて入念にチェックしていただきます。
    必要があれば、鼻先の形や高さの微調整を行います。
    *この時点でほとんど腫れはありませんので、正確に完成形をシミュレーションすることが出来ます。
  10. 皮膚を糸で縫合して傷を閉じます。
  11. 20分ほど安静室にて休憩し、出血が止まっていることを確認してご帰宅いただきます。

料金

オステオポール(PCL)による
鼻尖形成術
1回 220,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

※回数:基本的に1回

施術情報

  • 所要時間
    30分程度
  • ダウンタイム
    腫れが落ち着くのに2週間程度
  • 手術時の痛み
    局所麻酔注射による痛み
  • 手術後の通院
    術後7日目(縫合部の抜糸)
  • 麻酔
    以下の4つのパターンから選択可能
    局所麻酔注射のみ
    局所麻酔注射+鎮痛点滴
    局所麻酔注射+静脈麻酔
    全身麻酔
  • 持続性
    半永久的効果
  • 洗顔
    翌日より可能
  • シャワー・入浴
    鼻の腫れがひくまではシャワーのみとし、湯舟への入浴は避けるようにしてください
  • メイク
    翌日より可能

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

CONTACT

ご予約・ご相談

土日祝も受付

03-3987-1161

受付時間/10時~19時

ACCESS

池袋の美容皮膚科・美容外科なら「みずほクリニック」

〒171-0014
東京都豊島区池袋2-2-1ウイックスビル4階
各線「池袋駅」西口C6出口徒歩1分

TEL.03-3987-1161
時間:10時~19時(完全予約制)
休診:不定休

無料
メール相談
お電話
予約
Web予約