鼻の穴の目立ちが気になる方に効果的!
鼻先を下げる鼻中隔延長術との相乗効果が抜群です。
鼻の穴が目立つ原因は、
1.鼻先が上を向いている
2.鼻の穴が横方向に広がっている
3.鼻の穴のフチ(アーチ部分)の形が上に張り出している(縦方向に広い)
の3つが主な要因です。
または、これらが複数同時に存在することでより鼻の穴が目立つケースも多く見られます。
治療としては、
・「鼻先を下げる」には鼻中隔延長術が最も効果的
・「鼻の穴を横方向に縮める」なら鼻翼縮小術
・「穴のアーチのカーブを下に下げる」なら鼻孔縁下降術
となります。
本施術は基本的に局所麻酔で行いますが、傷みをできるだけ感じたくないという際には静脈麻酔や全身麻酔で施術を行うことも可能です。静脈麻酔の場合は、手術中に鼻の状態を確認することも可能です。
鼻孔縁下降術は、鼻の穴のフチ(アーチ部分)の粘膜側の皮膚にわずかに切開を加え、下方に引き出すことでフチの位置を下にさげる手術です。なお引き出した皮膚が、切開創が縮むことで後戻りしないように、耳から耳甲介軟骨と皮膚を一塊として切開創につっかえ棒のように挿入・移植することで、縮まないようにブロックして鼻孔縁の形状をキープします。
皮膚と軟骨の異なった組織を組み合わせて移植を行う、いわゆる「複合組織移植・Composite graft」を用いるテクニックです。
※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。