フォトフェイシャルM22 (光治療/IPL)
フォトフェイシャル・ブランドの最新機種M22
8種の光で、しみ・くすみ・そばかす・毛穴・ニキビ・
ニキビ跡・赤ら顔などあらゆる肌トラブルにマルチに対応!
フォトフェイシャル(光治療/IPL)M22とは、顔(あるいは体)の皮膚に特殊光をまんべんなく(あるいは局所的・部分的に)照射するスキンケア治療のことで、しみを取る(薄くする)、肌のトーンを上げる、ハリツヤを与える、毛穴を引き締める、ニキビを治療する、しわを取る、毛細血管拡張を除去する、赤ら顔治療など多岐にわたる改善効果を期待できる肌のトリートメントです。
様々な効果を得ることができるのはM22が8種類の波長帯を搭載しているからで、波長の調整可能なフィルターを症例ごとや、ターゲットごと、部位ごとに本体ハンドピースにその都度差し替えることで、様々なタイプの色味や深さのターゲットにアプローチすることが可能です。
またM22による光治療は、レーザー治療よりも肌に対する負担・侵襲度がかなりマイルドであり、一切肌を傷つけたりダメージを与えること無く治療効果を実感出来る点が、美容医療にあまり慣れ親しんでいない方にでも最初にまずお勧め出来るポイントです。
当院では光照射による美白・美肌治療を歴史上初めて世に知らしめたパイオニアであるルミナス社(イスラエル)のフォトフェイシャルM22を使用しています。
本施術は治療後に処置のいらないノーダウンタイムの美肌治療の代表格であり、発売から20年たった現在においてなお肌若返り治療のゴールデン・スタンダードとされています。
なおフォトフェイシャルM22は、マッサージピールと併用することでしみ・くすみ改善効果をより実感しやすくなります。M22照射後にマッサージピールを行うことで術後にしみが自然と浮き出てポロポロと剥がれ落ちるため、患者様の視覚的な満足度も高いようです。
フォトフェイシャルマシン「M22」のポイント
- ①医療機関専用のマシン
- エステサロンなどに導入されている低出力の光治療機/ IPLと異なり、医療機関でのみ認可されている本格的なフォトフェイシャルマシンです。(厚労省の薬事承認済み)
- ②肝斑治療も可能
- IPLの肝斑への治療効果については現在賛否両論がありますが、当院は本機に限ってはフィルター設定、照射方法と出力設定が適切な場合には効果があると考えています。
フォトフェイシャル治療後の肌の変化
【ドクター解説】はじめての美容医療としてもお勧めのフォトフェイシャル治療
フォトフェイシャルは、IPLを代表する治療機(施術名)ですが、IPLとはIntense pulsed lightの略であり、
Intense; (強烈な=高エネルギーの)
Pulsed; (分割された=連続波ではない)
Light; (光)
これら3つの頭文字をつなぎ合わせた略号です。
高エネルギーによる治療効果を狙いつつも、それらを分割してマイルドに皮膚に入れることで熱傷などに対する安全性を担保するというコンセプトです。
White lightのひとつであるアークライト(フラッシュランプ)を応用したテクノロジーであり、アークランプから発した光をトリートメントヘッド先端から狙った場所に発射して照射します。照射光が熱エネルギーに変換され皮膚内部に温熱効果をもたらします。
美容皮膚科の分野、特に美肌治療・美白治療において照射治療は今やメインストリームと言えます。照射治療とは、レーザー、光、高周波(RF)、赤外線(IR)、超音波など様々なエネルギー媒体を肌に照射することで若返り・美白・リフトアップなど皮膚・皮下組織において改善効果を得ようとするものです。
しかしながら美容医療初心者にとっては、現在あまりに多くの施術手技・治療機があり、漠然と肌を若返らせたい、キレイにしたいという思いはあっても、果たしていったい何から始め、何を続けるべきか分からず迷うことが多いと言えます。
当院ではそのような方に、まずはフォトフェイシャル(光治療/IPL)から試してみることをお勧めしています。
【ドクター解説】光治療とレーザー治療との違い
レーザーが1種類単独の光(1種類の波長)のみを照射するのに対して、光治療とは、肌に良い効果を与えるとされている複数の波長光を「波長帯」としてミックスして照射しているということです。
ですから光治療を行うメリットは、一つの治療(1回の照射)で肌に対する様々な改善効果が一度に得られるという点です。しみだけ、毛穴だけ、というピンポイントの改善ではなく、総合的な視点で肌を美しく磨き上げることが可能であるという点がフォトフェイシャルの最大の特徴です。
レーザー治療と光治療の違いを下にまとめました。
レーザー治療と光治療(M22)の特徴
レーザー | M22 | |
---|---|---|
波長 | 単一波長 | 多波長 |
治療範囲 | 部分照射 (しみ、ほくろなどに照射) |
全体照射・部分照射ともに可能 (しみ・ほくろ+顔全体) |
施術回数 | 1回もしくは短期間 | 複数回(1か月に一度など) |
ダウンタイム | あり | なし |
麻酔 | 場合によっては必要 | 不要 |
光治療の中でもM22がカバーできる範囲は圧倒的です
レーザー | M22 | |
---|---|---|
赤ら顔 血管拡張 | ダイレーザーKTPレーザー(532nm) | M22(500~1200nm) |
しみ そばかす | ルビーレーザー(694nm)アレキサンドライトレーザー(755nm) | M22(500~1200nm) |
毛穴の開き | 炭酸ガスレーザー(1060nm)YAGレーザー(1064nm) | M22(500~1200nm) |
小じわ | YAGレーザー(1064nm) | M22(500~1200nm) |
【ドクター解説】数あるIPL機においてM22が唯一無二の特別なマシンとされる理由
フォトフェイシャルと呼ばれる施術・光治療機は世の中に数多ありますが、厳密にはこの施術名を正真正銘使用出来る機種は本来ルミナス社(イスラエル)の光治療機/IPLのみです。
なぜなら右のロゴマークが示すように、フォトフェイシャルという治療機および施術名はルミナス社の製品に限ってライセンス化され商標登録されているからです。そして、それはルミナス社が歴史上最初にフォトフェイシャルを世に送り出したという事実を意味しています。
つまりは、
「フォトフェイシャル=M22」
という図式が成立します。
もちろん他社製のIPLマシンにもルミナス社のマシンに対して性能面で決して劣らないものも中にはあります。しかしルミナス社が所有する数々の特許技術の関係から、それらの特許を侵害しないよう回避迂回して似たような類似マシンを作ろうとするとどうしても何らかの無理が生じてしまうため、ルミナスのフォトフェイシャルの性能を超えるIPLを作り出すことは決してなかなか容易なことではありません。それゆえにルミナスのフォトフェイシャルは、数あるIPL治療の導入を試みるクリニックにおいて、発売以来現在に至るまで定番中の定番とされ続けてきたという理由がそこにあります。世界的に最も有名かつ歴史あるブランドであるということもあり、インターネットにおいて、「フォトフェイシャル」とワード検索入力すれば誰でもすぐさま確認出来ることですが、検索順位で常に上位の位置をキープし続けるのがこのルミナスのフォトフェイシャル・シリーズ(ファースト、M22など)であり、そのような点からも本機の人気の非常な高さをうかがい知ることが出来ます。
M22オリジナルの発射方式「OPT™」について
本機におけるルミナス社独自の技術として光の発射方式のOPT™が重要です。
OPT™ は、Optimal Pulse Technologyの略です。
上図は、他社性の類似マシンによる光の照射波形とM22の照射波形を比較しています。
M22の波形は、いわゆる「Square off スクエア・オフ」のパルス波形とされ、一つ一つの波が全て有効で、かつ安全性を考慮したピークの先端をフラットにカットした波形となっており、正確なエネルギーコントロールにより、過剰なピークエネルギーを抑えているということになります。
他社製マシンの類似治療では、上図の赤いラインの部分のように、最初の一発目のサブパルスは熱傷リスクを含んだ先の尖ったスパイク状の波になり、逆に3発目のサブパルスはほとんど有効とは言えない形状となり実質有効なのは2発目のサブパルスのみという点です。
発射方式の違いにより、安全性と治療効果にかなりの差が生じることが理論的にも想定されています。
ブランドヒストリー・開発秘話
下は、ルミナス社のフォトフェイシャル・シリーズの発売以来の長い歴史的変遷を示します。
1998年 | Vasculight(ヴァスキュライト)発売 | =第1世代 |
---|---|---|
2000年 | Natulgiht(ナチュライト)発売 | =第2世代 |
2003年 | Lumines one(ルミナス・ワン)発売 ※日本名:フォトフェイシャル・ファースト |
=第3世代 |
2010年 | M22 発売 ※2013年 薬事承認取得バージョン発売 |
=第4世代 |
このように経年進化をとげ続けており、2018年9月現在で最新のものは第4世代のマシンとなっています。
元々はイスラエル空軍において戦闘機の機体表面の塗料を塗り替える際に、古い塗料を剥がす目的で使用されていたレーザーの技術を美肌治療および美白治療の分野に転用することで開発された医療機器です。
現在美容治療用として用いられているレーザー機器のいくつかは、このように軍事技術にルーツをもつものが実は少なくありません。このことから本機M22が、高度な現代工業技術の粋を集めて作られた医療機器の一つであるということが間違いなく言えます。
当院に2018年8月に導入されたM22は、上記のうち最新型である2013年発売の薬事承認取得バージョンです。薬事承認が取れたということは、日本の厚生労働省が効果と安全性に関して厳しい審査をして、審査条件を完全にクリアしたということを意味します。そして導入時点で豊島区ではこの最新型フォトフェイシャルM22を使用しているのはまだ当院のみであり豊島区初導入ということとなります。
本機M22の名前の由来:メーカーが込めた思い
M22とは射手座にある球状星団の名前であり、地球からの距離は10400光年ほど離れています。1665年ごろにヨハネス・ヘヴェリウスによって発見されており、ハレー彗星の発見者であるエドモンド・ハレーは「この星団は冬至点に近く、小さいがよく光り輝く」というコメントを残しています。
小さな筐体(ボディ)の中に、様々な高機能が凝縮されたすぐれたマシンというイメージで付けられた呼び名です。
施術の特長
- 幅広い肌トラブルに対応
- レーザー治療機との違いは、単一波長ではなく複数の様々な波長を含んだ波長帯の光により複合的・総合的にスキントラブルに対応し改善が可能という点です。しみやソバカス、くすみ、色むらと言った色味に関する症状から、毛穴、ハリツヤと言った肌質に関するものまで、一つの治療で幅広く対応可能というのが光治療/IPLの基本コンセプトです。気になる点は複数あるけれども、複数の治療を受けるのは肌に対する負担が心配であったり、予算的に限りがあるので一つ単独の治療で出来るだけ多くの症状を改善したいという方におすすめです。
- ダウンタイムがほとんどない
-
治療効果を得るためにはある程度のまとまった高いエネルギーで照射を行いますが、皮膚に熱傷などの副作用が発生するリスクを最低限まで低減するために、1回当たりの照射の中でミリ秒単位の時間の中で2分割や3分割などエネルギーを分散分割させて打つことが出来ます。
また、この分散照射方式の効果は痛みの軽減にもつながります。照射時の痛みは一般的には輪ゴムで皮膚面をはじく程度の痛みであり、数ある照射治療の中において痛みはかなり少ない部類に入ります。故に基本的に術前の外用麻酔(クリーム、テープなど)は必要ありませんが、もしご希望がある場合には使用することも可能です。照射によりしみの濃い所が反応してカサブタが生じることがありますが、マイクロクラストと呼ばれる非常に薄く細かいものなのでメイクでは確実にカバーが可能であり、このカサブタは数日中には剥がれて取れてしまいます。(施術直後からメイクが可能です。)
※マイクロクラストは、Qレーザー(アレキサンドライト、ヤグ、ルビー)のしみ治療によって生じる厚く目立つ痂皮と比較すると、非常に目立ちにくいため患者様の精神的な負担もより軽いと言えます。 - 症状・肌質に合わせた細やかな照射条件設定が可能
- 肌質や肌の色、症状に合わせて他社のIPL機種と比較してかなり細かく条件設定を変化させることが出来ます。照射する波長帯を変化させるフィルターだけでも基本セットで6種類あります。M22の前バージョンのフォトフェイシャル・ファーストよりも選択出来るフィルターの種類が増えたことを理由に、わざわざフォトフェイシャル・ファーストからM22にリニューアルするクリニックが多いです。
M22のフィルターについて
それぞれのフィルターの波長帯が狙う効果は以下の通りです。
上記数字より下の短い波長をカットオフ遮断し、数字から1200nmまでを波長帯として照射します。
しみ、くすみ、ソバカスといった色味のトラブルからたるみ、しわなど肌の老化の悩みまで、一人ひとりの肌の状態を考えたオーダーメイドの治療が可能です。上記6種のフィルターを症状ごとに変える、あるいは組み合わせることで肌の透明感を得るだけでなく、ハリツヤ・リフトアップ効果・毛穴引き締めなど肌質改善にも効果を発揮します。
当院ではニキビ専用フィルターも導入しています
また、これらとは別にオプションの新製品としてニキビ用フィルターと赤み・酒皶・血管病変治療用フィルターの2つがあります。いずれも従来の6つあったフィルターとは異なり、中間域の波長帯をカットして波長の短い側と長い側を残した2峰性の波長帯が照射出来るものです。 こちら2つのフィルターは出始めの最新商品のため、いまだ導入しているクリニックが都内では少ない状況(2018年9月現在)ですが、当院では赤ら顔・毛細血管拡張・ニキビ治療に力を入れているため日常診療において、これらの最新型フィルターは必須と考え用意をしています。
このフィルターは、ヘモグロビン(赤血球)を含む血管とニキビの原因となるアクネ菌(Propionibacterium acnes; P. acnes)によって産生されるポルフィリンをターゲットとした波長の照射に用います。ニキビの赤み治療とアクネ菌の殺菌を目的として専用に開発されたフィルターです。
アクネ菌がこの波長帯の光にさらされると、菌体内のポルフィリンが活性化し、菌にとって有害な一重項酸素(活性酸素の一種)が発生することで菌を死滅させます。2領域の波長帯をカバーしており、400nm−600nmはポルフィリンとヘモグロビンへの吸収が強い領域であり、800-1200nmは皮脂腺に栄養供給する深部の血管をターゲットとすることで結果的に皮脂腺による皮脂分泌活性を抑えます。
※補足説明1:アクネ菌について
上記ニキビ専用フィルターによるニキビ治療のターゲットであるアクネ菌(正式名:プロピニオバクテリウム アクネス)は、決して特殊な菌ではなく皮膚常在菌の一つです。つまり全ての人の皮膚の表面及び毛穴(毛包)の中に存在します。
脂質を好むため皮脂分泌量が比較的多い顔面や背部において多く生息しており、1cm2あたりで10万から100万個もの菌が検出されます。皮脂の分泌量が多い方で、毛穴の入り口が角質によって塞がってしまうと皮脂の排出がスムーズにされず毛穴の中に皮脂が蓄積してしまい、酸素のない場所を好む通性嫌気性菌であるアクネ菌が増殖しやすい菌にとって都合の良い好環境となります。そして過剰に増殖したアクネ菌が産生するリパーゼ(脂肪分解酵素)によって皮脂から生成した脂肪酸や菌体成分そのものが皮膚に炎症を引き起こして、化膿や赤みを伴ったニキビの原因となります。
※補足説明2:照射治療のみでニキビ治療は完結か?
当院では、照射治療として本機M22のアクネ専用フィルターもしくは、同じくIPL機の一つでこちらもニキビに対し有効性が確認されているアイコン・MaxGを用いています。
IPLによる治療のポイントはニキビの原因菌の過剰な増殖を抑えつつ、赤みの原因である余剰血管を破壊することにありますが、加えてこれとは別に皮脂の分泌量そのものを抑えつつ、皮膚の角質代謝を改善することがニキビによる肌トラブルの根本的な解決につながると考えています。
それには、最も強力なニキビ治療薬であるアクネトレント(ロアキュタン)の内服併用を推奨しています。もちろん一般皮膚科で処方されるような抗生物質(ミノマイシン、ビブラマイシン)やビタミン剤(B2, B6)などのご用意もあります。しかし、当院ではこれらはあくまで対症療法もしくは治療の中で補助的な役割を担うのみという位置づけであり、ニキビを根治させるにはIPLによる皮膚の外側からの治療とアクネトレント内服による皮膚の内側からの治療というこの二本立ての柱が最も確実性が高くかつ結果の出せる治療として診療の中心にすえています。
他院での治療で改善が全く見られなかった重症例のニキビの患者様もこの治療によりほぼ100%に近い確率で完治にまで至っています。
赤ら顔治療専用フィルター
こちらは、ヘモグロビン(赤血球)を含む血管をメインターゲットとした波長帯を照射するためのフィルターです。赤ら顔・酒皶の赤みを薄くしたり、毛細血管拡張の除去に効果を発揮する専用フィルターであり、このフィルターの登場前は上記590nmのフィルターが主に使われていましたが、現在その主な役割は既にこのVascular filterに取って代わられました。2領域の波長帯は、それぞれ530-650nmがヘモグロビンへの吸収が強い波長帯であり、900-1200nmは皮膚の深部にある血管を破壊し除去するための波長域です。
※補足説明:Vascularフィルターのもう一つの役割
上記に一般的なこのフィルターの用途を述べましたが、これらの他に注入治療、注射治療により皮膚に生じた内出血を目立たなくすることにも効果を発揮します。例として目回りのヒアルロン酸注入、ボトックス注射などで生じた内出血が目立つ場合などに内出血を起こした部位の皮膚面に照射すると、青色や紫色といった内出血の色を消したり薄くしたりすることが出来ます。要は血液(血球)に含まれるヘモグロビンに反応させて、血球を破壊して周囲組織への吸収を促すという仕組みです。また、怪我の跡やホクロのレーザー除去などにより傷跡が赤みを帯びている時にもこのフィルターで光を照射することで、赤みを早く引かせることが出来ます。
これら合計8つの専用フィルターに加えて、照射方式の設定も細かく変えることが可能であり、1発のエネルギーを無分割(シングル)にするか、2分割(ダブル)にするか、3分割(トリプル)にするか、分割された照射をそれぞれどのくらいの長さのパルス幅(照射時間)何ミリ秒で打つか、さらに1発目と2発目の間隔(遅延、タイムラグ)は、何ミリ秒とするかなど、肌の状態や治療目的に応じて、もはや無限ともいえる設定条件の組み合わせで打つことが出来ます。
痛みを軽減する仕組み:3種類のサファイア製の照射ガイドを導入
上の写真の三つの照射面は、照射中に皮膚面を強く冷却しながら照射出来る天然鉱石サファイア製のライトガイドです。皮膚面への接触冷却は、皮膚にかかる負担および熱傷リスクを大幅に低減することができます。
接触面は照射中は常に一定温度(5℃)に保たれており、この高い冷却効果により高エネルギーを使用した照射であっても常に安全に照射を行うことが出来るという仕組みです。また、このコンタクトクーリングにより皮膚表面の知覚が鈍くなり、照射時の痛みがかなり軽減されるためクリームやテープなどの外用麻酔を使用することなく施術が可能となります。
大きく四角いガイドは、5.25cm²の範囲をカバーすることが出来、顔全体の照射に適しています。面積が大きいので短時間にスピーディーに施術を終わらせることに役立ちます。小さな四角いガイドは、目回りなど細かい部分に照射するのに適したガイドです。丸く小さなガイドは、6mm径で鼻翼周囲などの狭い範囲や凹凸のある箇所に用います。
また、シミや血管拡張などをピンポイントでエネルギーを高くして強めのアグレッシブな治療を行う際にも有効なガイドです。先端の面積を小さくすることで、総エネルギーを先端部に集約しエネルギー密度をより高めて狙ったターゲットに打つことが出来ます。(大きい面のガイドは、逆にエネルギーを分散させて打っていることになります。)
これら3つのライトガイドを部位や治療目的に応じて使い分け、組み合わせることでより細やかな施術を行うことが可能となりました。
本機の前バージョンのフォトフェイシャルでは写真の四角いガイド2つのみでしたが、今回アップグレードにより6mm径小スポットのガイドが追加されました。(M22 プラス バージョン)
効果目的
- しみ取り(日光性色素斑の除去)
- ソバカス
- 肝斑
- 美白・トーンアップ
- 肌に透明感を与える
- くすみ、色むらを薄くする
- 毛穴を引き締める
- ハリツヤを与える
- リフトアップ効果
- ニキビ治療
- 毛細血管拡張症
- 赤ら顔・酒皶
- 小じわ(ちりめんじわ)
- 肌理を整える
- 紫外線による光老化
- 傷跡の赤みを消す
- 内出血の色味を早く引かせる
照射可能部位
- 顔全体(唇・上瞼・下瞼を含む)
- 首
- デコルテ
- 手背・腕
- 体幹(胸部・腹部・背中)
- 下肢
施術の流れ
- 術前に化粧・日焼け止めをしっかり洗顔で落とします。これらが不十分だと照射に対する反応にむらが生じ熱傷など副作用発生のリスクがあります。※特に鼻翼の近くなどは、化粧落としが不十分なことがあるのでご注意ください。
- 処置ベッドに仰向けで横になって頂き、顔にジェルを塗布します
- 照射面を皮膚に接触させて光照射を行います。(全顔で5分程度)
- ジェルを拭き取ります。
- 施術後のクーリングは不要です。※照射前に冷却ジェルを顔に塗布し、さらに接触面を冷却しながら光を照射しているため、熱傷の疑いがあるなど特別なケースを除いて施術後の冷却は不要です。
料金
フォトフェイシャルM22 | 1回 | 22,000円 |
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※1ヶ月に1回の間隔で3回から10回推奨
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
-
所要時間約10分前後
-
ダウンタイム軽度の赤みが数時間。しみの濃い箇所にはカサブタが生じ、取れるまでに約1週間ほどを要する。
-
施術の痛み輪ゴムではじく程度
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通院3回から5回など複数回の施術が望ましい。
-
麻酔基本的に麻酔は不要。
ご希望に応じて外用麻酔(麻酔クリームor麻酔テープ)の使用は可能。 -
持続性個人差あり
-
洗顔当日可能
-
シャワー・入浴当日可能
-
メイク当日可能
禁忌
以下のような症状のある方が治療を行うことができません。
- 光線過敏症の方
- 妊婦および授乳中の方
- 主に560nm-1200nmの光に対して感受性を高める薬を内服されている方。
- 日焼けをしている方: 1ヶ月以内に積極的な日焼け(海・山・ゴルフなど)をされた方は施術出来ません。
- スキンタイプVI(黒人)の方
- ケロイドの既往のある方
- 悪性が疑われる皮膚病変のある方
- てんかん発作の既往のある方
- 刺青(アートメイクを含む)へは当てられません。
禁忌ではないが慎重な施術が必要なケース
以下のような方は事前に医師にご相談ください。
- 糖尿病、アルコール中毒、抗凝固療法を受けている方では、内出血が生じる可能性があります。
- アトピー性皮膚炎
- 照射予定部位に、切り傷、炎症などがある。