顎下の脂肪吸引(首回りの脂肪吸引)
二重顎の解消によりフェイスラインをスッキリ若々しく
見せるだけではなく、全体的な小顔効果も得られます。
顎の下についている余った脂肪を除去する方法として最も確実な方法が、顎下脂肪吸引(首回り脂肪吸引)です。
顎下全体に局所麻酔を注射し、耳たぶの付け根に大きさ5mmほどの切開を行い、直径2~3mmの細い吸引管を挿入することで脂肪を陰圧で吸って除去します。手術時間は30分程度と、比較的短時間で終了します。
脂肪吸引術は、気になる部位の脂肪をしっかりと除去することができますが、部位によっては局所麻酔を使用しても若干の痛みを伴うケースもあるため治療へのハードルが高い施術の1つとも言えますが、顎下に限っては局所麻酔による鎮痛効果が十分に得やすい場所のため、比較的痛み無く手軽に受けられる治療としてお勧めできます。痛みに不安がある方については、希望があれば笑気ガス、静脈麻酔など複数の麻酔(鎮痛)手段を組み合わせてよりリラックスして治療を受けることも可能です。当院では形成外科・美容外科歴30年超の院長が全ての施術を行っており、お一人ひとりのイメージに近い仕上がりに近づけることはもちろん、安全性にも最大限配慮をした施術を徹底しています。
こんな方におすすめです
- 顎下は施術時間が短く痛みやダウンタイムも少ないため、脂肪吸引を行うのが初めてで複数部位の吸引を検討している方の場合は、まずこの部位で試してみるのもよいでしょう。
- 脂肪溶解注射やBNLS注射を複数回にわたり顎下に打ってみたけれども、組織の薬剤に対する反応性が乏しく思ったほどの効果が得られなかった方では、一考の価値のある治療手技です。
- アゴ回りからフェイスラインにかけてのシャープさをよりしっかりと強調したい際には、顎下の脂肪吸引とあわせて顎先のヒアルロン酸注入やレディエッセ注射がお勧めです。顎の先端のポイントを下方か前方向に伸ばす注射治療を行うことでよりすっきりとした顎先になります。
- 二重顎の改善の他、小顔効果を求めている方にもおすすめです。顎下の脂肪が余っていることで二重顎となり、フェイスラインと首の境界がぼやけて不鮮明となることで正面から見ても、側面から見ても顔が実際のサイズよりも大きく見えてしまうケースが非常に多く、小顔整形の1つとしても実は重要な手技と言えます。
施術の特長
- 1回で確実な効果(リバウンドなし)
- 成人の脂肪細胞は既に分裂能力を失っているため、体重が極端に増加しない限りは施術後に顎下に脂肪が自然に再びついてくることがありません。2回目、3回目と繰り返しの施術を行う必要がなく、1回の治療で目に見える結果を手にできる点が一番の利点です。
- 痛みのほぼない治療が可能
- 顎下は、脂肪吸引治療の中でも比較的痛みを感じづらい部位と言えます。
局所麻酔の単独使用でほぼ無痛として行う方が90%以上ですが、希望と必要に応じて静脈麻酔、笑気ガス麻酔を組み合わせてより楽に施術を受けることも出来ます。 - 他の治療とのコンビネーションでさらなる効果
- 顎下の脂肪吸引を行った後、もしくは同時に他の治療を追加することでさらなる効果が期待出来ます。
顎先にヒアルロン酸やレディエッセ注射を追加することで、フェイスラインに角度をつけて逆三角形の輪郭にすることで、よりシャープなフェイスラインを得ることが可能です。
また、顎下に対して超音波のエネルギーにより筋膜及び脂肪層にドット状に”焼き”を入れて組織を引き締めるウルセラリフトや、皮膚表面のしわ・タルミを引き締めて目立たなくする目的でフラクショナルレーザー(アイコンによるXDフラクショナル)を組み合わせることで、皮下と皮膚という2層をターゲットとしたタルミ取り治療を行えば、より若々しい首回りとすることが出来ます。
日本ではまだまだ「首回りの若返り」は、それほどは重視されていない現状ですが、欧米のアンチエイジング治療では実は顔よりもむしろ首の方を「若々しさの象徴」として重視する傾向にあり、今後日本でも「首回りの若返り」が注目されてゆくトレンドが起こるかもしれません。
超音波を使用した脂肪吸引吸引・ベイザー®を導入
ベイザー脂肪吸引術では吸引前に超音波によって脂肪を柔らかくほぐすため、吸引管で脂肪吸引を行う際に従来法よりもスムーズに吸引することができるという特徴があります。滑らかに吸引することができるため痛みや腫れが少ない上に、より多くの脂肪をしっかりと除去することができます。
その他、超音波吸引(ベイザーリポ バージョン2.0)を用いた脂肪吸引では以下に挙げるようなメリットがあるため、ベイザーを選ばれる方が最近非常に増えつつあります。
- 従来の脂肪吸引法よりもより多くの脂肪が取れる
- 腫れ・内出血などのダウンタイムが従来法より少ない
- 術中・術後ともに、従来法より痛みがより少ない
- 皮膚面の引き締め効果が強い(術後のたるみのリスクが少ない)
- 術後に肌質が良くなる(肌質改善効果)
- やせ型の人でもベイザーなら十分に取れる
- 以前に脂肪吸引を行った方も十分に脂肪が除去できる
- 硬いセルライトも除去できる
従来法にはない様々な有利な面があるため、今まで脂肪吸引のダウンタイムや痛みに不安があった方も検討する価値がある吸引手技です。なお価格については、身体の部位ごとに通常の脂肪吸引法とは異なるためその都度部位の組み合わせなどによりご提案させて頂いております。
超音波×超振動の次世代脂肪吸引
「ベイザー×アキーセル脂肪吸引」
さらに当院では、ベイザー(超音波)とアキーセル(超振動)を組み合わせた次世代の脂肪吸引術を行っています。
アキーセルとは、カニューレ全体が前後方向に超振動(高周波振動)することで、脂肪をほぐして崩しながら吸引することができる痩身治療機器です。ベイザーは超音波破砕テクニックによって脂肪細胞の結合をバラバラにするのに対して、アキーセルは高周波振動によって脂肪細胞をより細かく粉々にほぐす点が特徴です。通常の脂肪吸引(シリンジ法)と比較して以下のようなメリットがあります。
- 施術の痛みがより少ない
- 術後のダウンタイム(腫れ・内出血など)が短い
- 100%に近い脂肪量の除去も可能(個人差あり)
- メリハリあるボディラインに仕上げることができる
- 施術時間が短い
特にアキーセルはまだ導入しているクリニックも多くはないため、「一度の施術で最大限の効果を出したい」「痛みを抑えて施術を行いたい」という方には大変お勧めの脂肪吸引術です。
症例写真
顎下(首)の脂肪吸引
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:脂肪吸引 費用:77,000円 および圧迫用サポーター代6,270円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、塞栓症、耳たぶの根本の傷跡など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
おすすめの小顔・引き締めコンビ治療
脂肪吸引は単独でも痩身効果を実感できる施術ですが、他施術と組み合わせることでより理想に近いラインを形成することが可能です。当院で行っている痩身コンビ治療の一例を紹介します。
よりすっきりした小顔に
シャープなVラインに
このような方に
- ほっそりシャープな顎のラインにしたい
- 顎が大きい/小さい
- 顎が引っ込んでいる/出っ張っている
引っ込んだ顎先や小さすぎる顎先にプロテーゼを挿入し、ツンと尖った顎先にする施術です。
引っ込んだ顎先や小さすぎる顎先にヒアルロン酸を注入し、ツンと尖った顎先にする施術です。
輪郭にヒアルロン酸を注入し、フェイスラインを明確にすることでメリハリあるラインを作ります。
骨切り術は、顎の大きさや位置、左右差などを一気に改善することができる人気の施術です。
もっと脂肪を取りたい
このような方に
- 脂肪量が他の人よりも多い
- できるだけ脂肪を取り除きたい
- 顔のセルライトが気になる
「クルスカ」の愛称で人気の脂肪冷却マシンです。当院では上位機種のエリートを導入しています。
レーザー照射による脂肪溶解マシンです。少量の脂肪もしっかり除去できる点が特徴です。
ピンポイントで、狙った部位の脂肪を除去する際には注射による痩身治療の併用がお勧めです。
効果目的
- 二重顎の改善
- 顎下の脂肪除去
- 小顔効果
- 顎下のタルミ治療
- 顎下のしわ治療
- 首回りの若返り
施術の流れ
- 脂肪を特に重点的に取りたい希望の箇所を相談してペンでマーキングします。
- 脂肪を吸引する範囲全体と、吸引管を挿入する耳たぶの付け根に局所麻酔を注射します。
- 耳たぶの付け根を5mmほど皮膚切開して、吸引管を挿入し脂肪を吸引します。(約15分程度)
- 皮下に麻酔液、血液などがたまらないように皮膚をしぼってこれらを押し出します。
- 切開創を、糸で縫合して閉じます。
- 包帯を首回りに巻いて圧迫をかけます。(包帯は、翌日解除となり圧迫サポーターを家でのみ装着してもらいます。)
料金
顎下(首回り)脂肪吸引 | 1回 | 77,000円 |
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ベイザー顎下(首回り)脂肪吸引 (施術費用+ベイザー使用料) |
1回 | 154,000円 |
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間30分
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ダウンタイム2週間程度の腫れと内出血
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施術の痛み局所麻酔注射時の注射による痛み
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通院手術日、術日翌日、縫合部の抜糸の日(7日目)の3回。(その他必要に応じて再診要)
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麻酔局所麻酔を基本として、笑気ガス、静脈麻酔の組み合わせが可能。
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持続性半永久(体重増加のない場合に限り)
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洗顔当日可能
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シャワー・入浴翌日よりシャワー可能。
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メイク当日可能
術前
顎下(首)に脂肪が多くついており、顎が二重顎に見える上に、フェイスラインと首の境界が不明瞭なために顔が大きく見えるのが嫌なので解消したいとして、当院にご相談に来られた32歳の男性です。
当初、脂肪溶解注射(BNLS)を顎下に3回ほど注射しましたが、期待したほどの効果が得られず脂肪吸引をすることとなりました。
写真は、顎を通常の位置に固定して横から見た時の顎下の脂肪の付き方を示しています。顎先から喉仏に向かってのラインがストレートであり、顎下に通常あるべきクビレが見えません。このような方の場合、確実に顎下の脂肪を一定量吸引することが可能であり、術後に明かな変化を得ることが出来ます。
逆に術前に側面から見て、顎下に十分なくびれがある場合には吸引出来る量はかなり限定的となります。
術後
写真は、術後約3ヶ月目(2ヶ月+20日目)の顎下のプロフィールです。
顎先から喉仏にかけて、脂肪吸引によってボリュームが大幅に減り、クビレのカーブがしっかりと形成されています。これにより術前には分からなかった喉仏の形がハッキリと露わとなりました。