フラクショナル・レーザー(アイコン)
ダウンタイムが気になっていた方へ朗報です。
毛穴、ニキビ跡、くすみ、小じわ改善に
ダウンタイムのない特別な最新フラクショナルをお試しください。

フラクショナル・レーザーという概念が世に出て以来、様々な機種が開発されてきました。フラクショナル・レーザーの特徴としては、わずかな間隔をあけて針穴状に深く皮膚面にエネルギーを浸透させることで、やけどなどの副作用を生じさせずに真皮層の皮膚を引き締め、また真皮に直接レーザーのエネルギーで刺激することで多様な生理活性物質(サイトカイン)を組織から放出させることにより、コラーゲン産生促進、エラスチン産生促進、肌理を改善したり、肌にハリ・ツヤを与えたり、しみ・くすみが取れたりなど、肌質を色調と肌質の両面から総合的に改善する作用があります。
ところで、数あるフラクショナル・レーザーの中で最も効果が高いとされる炭酸ガス(CO2)レーザーによるフラクショナル照射は、わずかながらも腫れが生じたり、赤み・かさぶたが生じるなどのデメリットがあります。
そのためフラクショナル・レーザーに手を出しにくいと感じていた方も多かったのではないかと思いますが、これらのデメリットを克服した上に、同等の効果が得られるレーザーとしてかさぶたを作らず、腫れ、赤みのほぼ生じないレーザーが米国サイノシュア社により開発されました。(サイノシュア社は、米国最大手のレーザー会社です。)
この最新のフラクショナル・レーザーは、複合機アイコンへ専用の特殊なハンドピースを装着することで照射します。レーザー光は、波長が長いほど肌の深部まで届きますが、アイコンによるフラクショナル・レーザーは1540nmと従来比約1.5倍の長波長により、レーザーのエネルギーを従来よりも皮膚の深い位置にまで入れることが出来ます。(ダウンタイムなしで皮膚にハリ・ツヤを与えるレーザーとして代表的なヤグレーザーは1064nmの波長です)

さらにこの機器は、従来機よりも高いエネルギーを皮膚に加えることが出来ます。ヤグレーザーによるレーザーフェイシャルの標準的なパワーが15J前後であるのに対して、30Jから50Jにも達する高エネルギーを使用したとしても照射パターンがフラクショナル方式のため皮膚面に一切トラブルを起こさずに施術を完了することが出来るのがこのレーザーの強みです。
※かさぶたのできないフラクショナル・レーザー(アイコン)についてはブログにもまとめています。

施術の特長
- フォトフェイシャルの効果をさらに引き上げる
- 毛穴改善、ニキビ跡の凹凸、赤み、色素沈着、しみなどに対して当院ではまず手始めにフォトフェイシャル(アイコン)を勧めることが多く、アイコンのみ単独で用いても充分に効果を実感出来るはずです。しかし、それでもなおさらなる改善効果が欲しいという方のために上級者向けのコースとして、アイコンによるフラクショナル・レーザーをご用意しています。
- 総合的な肌質改善
- 一般にフラクショナル・レーザーの効果は、毛穴、ニキビ跡、肌理、小じわなど肌質改善に効果を発揮しますが、アイコンによるフラクショナル・レーザーでは、しみ・くすみ・色むらなど肌の色調を改善する作用も加えてあり、一つの施術で肌質と美白、しみ治療とオールインワンで肌トラブルを解決できます。
- ダウンタイムの少なさ
- 従来のフラクショナル・レーザーでは、皮膚面に目に見えるレベルの茶色いかさぶたが生じたり、赤みや腫れが数日続くといったデメリットがありました。しかし、アイコンによるフラクショナル・レーザーは、わずかな赤みが1日生じる程度です。厳密に言えばごく軽微な本当に微妙とも言えるかさぶたが生じていますが、他の人が目で見ても視認できないレベルの薄さのため、メイクでは完璧に隠せます。
フラクショナルの効果の高さにもかかわらず、ダウンタイムの少なさというこのコントラストがこの施術最大の魅力です。
症例写真
アイコンによるニキビ跡(赤み)治療

ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:アイコン(フォトフェイシャル)によるニキビ跡治療
費用:22,000円/回 ※5回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
アイコン(光/IPL治療)による赤ら顔治療

ドクターによる症例解説
術前
皮膚科でニキビ治療(内容不明)を行っている最中に海外旅行に行ったところ、日光を多量に浴びたためか、その後1年ほどの間、赤ら顔の状態が継続してしまっている38歳の女性です。頬の外側の皮膚で一部テスト照射を行い、日光アレルギーに関して問題がないのを確認した後に、アイコンによる全顔の光治療を開始しました。
4回照射後(4ヶ月後)
テスト照射を除く本番照射を1ヶ月ごとに4回照射したところ、赤みが大幅に改善しました。
しかしながら、若干の赤みが依然として残るため、この後は、ロングパルス・ヤグレーザーや色素レーザーなど他の照射治療も複合的に合わせて治療を行う予定です。たとえ1種類のマシンで治療効果に限界が来ても、レーザーの波長・セッティングなどを変えると新たな効果が追加で得られる点は、しみ治療と共通です。
症例に関する情報
治療名:アイコン 費用:22,000円/回 1か月毎に4回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
アクネトレント内服とアルダクトン内服、光治療によるニキビ複合治療

ドクターによる症例解説
術前
1年ほど前より口回りからフェイスラインにかけて難治性のニキビがあり、一般皮膚科で保険診療の内服、外用薬治療を受けていましたが改善が全く見られないとのことで、当院に相談に来られた21歳の女性です。
アクネトレントおよびアルダクトンの2剤同時内服治療を開始し、2ヶ月目にIPL(光治療・アイコン)とクリアタッチの照射を行っています。
術後
アクネトレント内服および照射治療を開始して6ヶ月目の状態です。
まだ赤みは残りますが新たなニキビはもはや生じない段階まできています。今後IPL、Vビームレーザーなどを用いることで残った赤みをかなりの程度まで薄くすることも出来ます。
症例に関する情報
治療名①:アクネトレント 費用:10mg 11,000円/30錠 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:皮膚の乾燥など 治療名②:アイコン 費用:22,000円/回 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など 治療名②:クリアタッチ 費用:10,780円/回 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- 毛穴
- ニキビ跡の凹凸
- ニキビ跡の赤み、くすみ、色素沈着
- 肌理の改善
- しみ、くすみ
- 小じわの改善(目回り、頬など)
- 額の横しわ
- 傷跡を目立たなくする
- 妊娠線を目立たなくする
- 皮膚にハリ・ツヤを与える
- リフトアップ効果
施術の流れ
- 洗顔・メイクオフ
- 麻酔:通常必要なし。希望に応じてクリーム麻酔を使用。
- 施術:ベッドの上に横になり、レーザーを照射します。
- クーリング:皮膚面を冷タオルで5分間ほど冷却して終わります。
料金
アイコンによる フラクショナル・レーザー |
両頬 | 27,500円 |
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※回数:3回から10回推奨
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間20分
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ダウンタイムごく軽度の赤みが1日
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施術の痛み輪ゴムではじく程度
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通院3回から10回程度
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麻酔通常必要なし。希望に応じてクリーム麻酔使用。
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持続性個人差あり
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洗顔当日可能
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シャワー・入浴当日可能
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メイク当日可能
術前
ニキビ跡の赤みを気にされて、当院を受診した24歳の女性です。
ニキビ跡の治療は、色味(赤みor色素沈着)と凹凸、毛穴の開大の治療に大別されます。凹凸、毛穴の開大については、フラクショナルレーザー(1540nm)やピコレーザー(ピコシュアによるフラクショナル照射)を用いることが多いですが、赤みに対してはアイコンもしくはフォトフェイシャルM22(Vascular filter)を主に使っています。現在いろいろな光治療機(IPL)がありますが、私が使用してきた中ではこれら2機種がニキビ跡の赤み改善については断然強いです。アイコン(MaxGハンドピース使用)を使用し1ヶ月ごとに20msec, 40-42J+ 10msec, 38Jの2pass照射を5回繰り返しました。
術後
合計5回照射後の結果を示します。5ヶ月を要しましたが、施術前に比べニキビ跡の赤みが大幅に改善しています。当院では、アイコン、M22といった光治療機の他に、Vビーム、ロングパルスヤグ(エクセルV)など赤み専用の治療機が大変充実しています。
一般的に言って、複数の種類のレーザー、光治療機をより多く組み合わせれば組み合わせるほどさらにクォリティの高い結果が得られるため有利です。これは、赤み治療に限らずシミ除去、美白、タイトニング、凹凸治療といった肌の光・レーザー治療全般に通じる共通ルールと言えます。