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自家組織による隆鼻術 (肋軟骨、耳介軟骨、側頭筋膜など)
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自家組織による隆鼻術(鼻を高く・細く)

自家組織による隆鼻術(鼻を高く・細く)自家組織による隆鼻術(鼻を高く・細く)

人工物を使わずにご自身の組織を使って
鼻スジを高く・細くする当院人気の鼻整形術(隆鼻術)

当院人気の鼻整形術(隆鼻術)

隆鼻術(鼻を高くする・細くする)を自家組織にて行う当院で人気の鼻整形術です。一般的に鼻スジに高さを出す鼻整形術では、シリコンプロテーゼやゴアテックスに代表されるような人工組織を使用した手法と、自家組織(耳介軟骨、側頭筋膜、大腿筋膜、肋軟骨、真皮など)を用いる手法に分類されます。シリコンプロテーゼなどの人工組織は、事前にサイズや形を整えることによって、イメージに近い高さやシャープさを比較的容易に手に入れることができるというメリットがありますが、最近は「人工物を入れたくない」という希望の方も増えており、このような際にはご自身の組織を使った隆鼻術が有効です。

自家組織を使った隆鼻術は
以下のような方にお勧めです

  • 鼻スジを高くしたいけれども人工物を入れたくない。
  • 自然なラインで鼻スジに高さがほしい。
  • 半永久的な持続効果が欲しい
  • 仕上がりの自然さや感触にこだわりたい。(動き、触感など)
  • 長期間シリコンを入れていて鼻の皮膚が薄くなってきた。

自家組織による隆鼻術の種類

自家組織による隆鼻術の種類

自家組織による隆鼻術には、移植で使用する組織を採取する部位によっていくつかの手法がありますが、比較的採取が手軽で、また組織を加工しやすいことから当院では耳介軟骨移植もしくは側頭筋膜移植を勧めることが多いです。これらは単独採取で施術を行うこともありますが、2つを組み合わせて施術を行うこともあります。組み合わせによる施術も含めると施術法はかなり多岐に渡りますが、メジャーなものでいうと以下の6つが挙げられます。

隆鼻術で使用する自家組織の種類

  • 側頭筋膜(深筋膜 and/or 浅筋膜)単独
  • 耳介軟骨単独
  • 側頭筋膜と耳介軟骨の複合移植
  • 肋軟骨移植
  • 真皮移植
  • 脂肪移植

それぞれの手法に特徴やメリットがあり、側頭筋膜や耳介軟骨移植による隆鼻術は、それぞれ単独施術でも十分な高さを出すことができますが、よりしっかりと鼻スジに高さを出したいという際には、2つの手法を組み合わせることでより効果を高めることができます。また見た目の美しさだけではなく、鼻スジを触った際にも段差がない滑らかなラインに仕上げたいという際には、鼻背のラインにわずかな段差が生じる可能性が稀にある耳介軟骨と側頭筋膜を組み合わせることで段差のない鼻スジを形成するといったことも行っています。

自家組織を使った
隆鼻術の種類と施術法

側頭筋膜移植
(深筋膜 and/or 浅筋膜)

側頭部の筋膜を採取して形を整えた上で鼻スジに移植をして高さを出す隆鼻術です。筋膜とは筋肉を包み込んでいる薄い膜のことを言い、筋線維や内臓、神経などと連結している「第二の骨格」と言われる組織です。筋膜は適度な硬さを持ち合わせており、鼻スジに挿入した際に自然な触感になる点が特徴で、特に側頭筋の筋膜については、術後に傷跡が目立たない(髪の毛に隠れて見えない)ため、患者様から特に希望がない際には側頭筋膜を使用した隆鼻術を行うことが多いです。

自家組織による隆鼻術の種類

耳介軟骨移植

耳の後ろにある軟骨を採取して形を整えた上で鼻スジに移植をして高さを出す隆鼻術です。耳介軟骨は鼻の整形術において比較的ポピュラーに使用される組織で、採取がしやすい上に柔らかく弾力のある組織のため加工もしやすいという点が特徴です。ただしサイズがそこまで大きくないため、しっかりと高さを出したい際には容量不足となることがある他、他部位と比較して小さめの組織をさらに削って整えた上で鼻に挿入することとなるため、鼻先(鼻尖移植)では問題なくとも、鼻スジへの移植の場合は、稀に段差やデコボコが生じることがあります。

耳介軟骨移植

側頭筋膜+耳介軟骨(細切片)

側頭筋膜と耳介軟骨の両方を採取して形を整えた上で鼻スジに移植をして高さを出す隆鼻術です。この2つの組織を使用した隆鼻術には2つの方法があるのですが、細切片を使用して施術を場合は、耳介軟骨から採取した軟骨を細かく刻んで細分化し、側頭筋膜に細分化した耳介軟骨を包み込んで形を整えた上で、鼻スジに挿入します。筋膜に包むことで耳介軟骨単独での施術よりも仕上がりの肌触りが滑らかになる他、2つの組織を使用するため単独施術よりも高さを出すことが可能です。

側頭筋膜+耳介軟骨(細切片)

側頭筋膜+耳介軟骨
(耳介軟骨短冊片)

側頭筋膜と耳介軟骨の両方を採取して形を整えた上で鼻スジに移植をして高さを出す隆鼻術です。上の細切片との違いは、採取した耳介軟骨を側頭筋膜に包み込む際に、みじん切りに細分化した状態ではなく3枚程度の短冊状にしている点が挙げられます。細切片同様に高さをしっかり出せるというメリットの他、軟骨を細長い短冊状にするため鼻スジの縦ラインの強度がよりしっかりと出せる点もメリットです。ただし形状の自由度でいうと細切片のほうが自在に形を作ることができるため、強度を重視するか、仕上がりのラインを重視するかによって患者様に手法を選択いただくことが多いです。

側頭筋膜+耳介軟骨(耳介軟骨短冊片)

肋軟骨移植

乳房の下を切開して肋軟骨を採取して形を整えた上で鼻スジに移植をして高さを出す隆鼻術です。肋軟骨は肋骨(いわゆるあばら骨)と胸骨を繋ぐ軟骨で、他の軟骨よりも大きなサイズの組織を採取することができます。ただ肋軟骨の場合、採取する際に前胸部を切開するため比較的大掛かりな施術になる他、肋軟骨の特徴として数年経過すると軟骨が湾曲してくる(肋軟骨が持つ組織の特性です)ため、当院では基本的には行っておりませんが、耳の軟骨や側頭筋膜を使用した移植をすでに経験された方が、新たに他の部位から採取した自家組織を使用して隆鼻術をされたいといった際には肋軟骨を使用することもあります。

肋軟骨移植

真皮移植

肌の構成要素である真皮を採取して鼻スジに移植して高さを出す隆鼻術です。真皮層の厚みは部位によってかなり異なりますが、真皮層に厚みがあり普段から洋服に隠れて見えない臀部から採取することが多いです。自然な柔らかさのある仕上がりになる他、移植部位の皮膚再生を促進する働きもある点などがメリットにはなりますが、筋膜や軟骨ほどは高さをしっかりと出せないこともあるため、当院ではそれほど多く行ってはおりません。

真皮移植

脂肪移植

ご自身から採取した脂肪を移植・注入して鼻スジに高さを出す隆鼻術です。移植・注入する脂肪は臀部や大腿などから採取します。当院では、高い純度・濃度で脂肪を注入することができるコンデンスリッチファット(CRF)による注入術を行っており、通常の脂肪移植・注入術よりも高い生着率で脂肪を移植することが可能です。ただし脂肪移植の場合、注入後にある程度の脂肪が体内に吸収されてしまうため、イメージしている通りの高さを出そうとするには複数回の施術を行う必要があります。

プロテーゼと比較した際のメリット・デメリット

プロテーゼと比較した際のメリット・デメリット

逆にこれらの自家組織を使った隆鼻術のデメリットとしては、プロテーゼほどのしっかりした高さが出しにくいという点があります。ただし最近は、あまり極端な高さよりも、むしろ自然な高さを希望される方が増えており、むしろ自家組織移植のほうが好まれる傾向にあります。またプロテーゼの場合、鼻スジを高くした際に挿入部の横のライン(頬と鼻の境界線)に立ち上がり部分が急峻となる傾向があるため、このシャープさに違和感を持たれる方もおられます。シャープな立ち上がりを得意とするプロテーゼは鼻スジをより細く見せる際には有利ですが、より自然な見た目で、段差のない滑らかな鼻スジの立ち上がりを希望される場合には、自家組織、特に側頭筋膜移植が有利な場合が多いです。

自家組織移植における鼻スジの高さ・太さ調整について

自家組織移植における鼻スジの高さ・太さ調整について

プロテーゼの場合、挿入前にプロテーゼを削って形を変えることで、患者様一人ひとりにあったサイズ・形状に整えた上で施術を行いますが、自家組織においても同様に、挿入前に形・サイズを整えてカスタマイズした上で施術を行う形となります。固形物である肋軟骨や耳介軟骨であれば、事前に軟骨を削ったり重ねたりすることで挿入物の高さや横幅に変化を出します。側頭筋膜で耳介軟骨をくるむ場合は、くるむ耳介軟骨のボリュームを調整することで高さ・幅の調整を行います。側頭筋膜単独や大腿筋膜単独の場合も、使用する組織の量を調整することで高さ・幅の調整が可能です。
但し筋膜などの柔らかい組織の場合は硬い組織に比べて微調整が難しく、高さ・幅においてミリ単位での調整を希望される際には、固形物である耳介軟骨、肋軟骨の移植が有効です。

自家組織で鼻スジを
シャープにすることも勿論可能です

自家組織で鼻スジをシャープにすることも勿論可能です

自家組織移植の場合、鼻スジを高くすることができても補足することは難しいと思われておられる方もいらっしゃるようですが、使用する組織選びを間違わなければ、鼻スジを細くシャープな仕上がりにすることも可能です。鼻スジに細さを出したい際には、自家組織移植の中でも肋軟骨や耳介軟骨などの固形素材が適しています。より通ったシャープな感じに仕上げる目的で有利です。
これに対して、筋膜や筋膜+耳介軟骨の併用ですと、鼻スジをシャープにするという点では若干効果が劣ります。但し逆に、目元や頬などから鼻にかけてのラインをごく自然でマイルドなラインに仕上げるのであれば、筋膜や真皮移植、真皮脂肪移植などのソフトな素材のほうが有利です。(なお最近は、シャープなラインよりも自然でマイルドな鼻スジを希望される方が増えています)

肋軟骨移植はメリット・デメリットがはっきりした素材です

肋軟骨は、耳介軟骨や側頭筋膜よりも採取できる組織のサイズが大きいため、現在よりも鼻スジにしっかり目に高さを出したい際や、ミリ単位にまでライン・高さにこだわりたいという際に有効な自家組織です。高さをしっかり出せる点や微調整が効く点を考慮すると、自家組織の中でもプロテーゼに近い役割を果たしてくれる素材であるともいえるでしょう。そういった特徴もあることから、自家組織の移植による隆鼻術を行う際に肋軟骨を勧めてくるクリニックも多いと聞きます。
しかしながら、肋軟骨については採取する際に胸元に比較的目立つ傷跡が残ってしまったり、組織を採取するために静脈麻酔ないし全身麻酔を使用する必要がある点(隆鼻術自体は局所麻酔のみでも施術可能です)、また術後に生じる疼痛などについてご説明すると、身体にかかる負担が相応に大きいと判断される患者様が多いのが実際のところです。また肋軟骨は時間とともに移植片が湾曲するWarpingという現象が知られており、その点も含めた上で、当院では積極的には肋軟骨を勧めておりません。人工物を使用せずにしっかり目の高さを出したい方や、ミリ単位で細部の仕上がりにこだわりたいという方を除いては、身体へのご負担やダウンタイムなどを鑑みますと、耳介軟骨単独ないし耳介軟骨と側頭筋膜の組み合わせで充分というのが当院の考えです。

他院で入れたプロテーゼを置き換えることも可能です

他院で入れたプロテーゼを置き換えることも可能です

当院における自家組織を使った隆鼻術で実は最もご相談が多いのは、他院で入れたプロテーゼの抜去と自家組織移植への置き換え手術です。手軽さや素材の知名度ゆえに、まずはプロテーゼ挿入による隆鼻術を第一選択として選ばれる方が多いようですが、「人工物になんとなく違和感があるので抜きたい」「将来的な不安があるので他の方法で高さを出したい」といった形でご相談をいただくことが多いです。はじめて隆鼻術をされる方はもちろん、他院修正(プロテーゼ抜去+自家組織移植)についてもお気軽に御相談下さい。

自家組織を使用した
隆鼻術のメリット

軟骨や筋膜などの自家組織を使用した隆鼻術は、注入物や人工物を使用しないことによる様々なメリットがありますが、ここでは代表的なものについて解説します。

ラインがより自然に仕上がる
自家組織を使用した隆鼻術は、人工素材を使用した施術よりも「さらに自然で滑らかなライン」に仕上げることができるというメリットがあります。これは、シリコンプロテーゼなどの人工素材を使用すると不自然に仕上がるということではありません。自家組織移植を使用すると、挿入する組織の形状的に、よりソフトな形で内部から皮膚が持ち上げることができ、見た目や触った際にゴツゴツとした硬質感が生じたり、挿入物と通常組織の境目部分に段差が生じることが少ないということを意味します。
左右差やズレ、曲がりが生じにくい
シリコンプロテーゼは、仮に柔らかいタイプを使ったとしてもそれ自体が固形物であるため、元々の鼻の土台部分に曲がりがあると、シリコンプロテーゼを真っ直ぐに挿入することは至難の技です。したがって、鼻を高くしたことによって術前にあった鼻の曲がりが強調されたり、術前にはあまり気にしていなかった左右差が目立ってくることがしばしばあります。
このような際には、自家組織、特に筋膜などソフトな組織をつかった隆鼻術がお勧めです。左右差や曲がり、元からあるハンプ(鼻スジの前方への出っ張り)などをうまく目立たないようにカバーすることが可能です。さらに自家組織は周囲組織と早期に癒着するため、後々ずれて曲がったりするリスクもほぼありません。
効果が半永久的
隆鼻術をヒアルロン酸によって行っている方については、自家組織移植による隆鼻術は、半永久的な効果が持続できる点がメリットになるでしょう。これはプロテーゼやゴアテックスでも同じですが、何度も繰り返し施術を行わなくてよいため、一度施術を行えば鼻スジのラインはずっと同じ形状を保つことができ、また通院にかかる時間なども削減できる点はメリットになるといえます。
傷跡が表から見えない
これはプロテーゼ・ゴアテックスによる隆鼻術でも同様ではありますが、隆鼻術はクローズアプローチで鼻根と鼻スジ(鼻背)へアクセス可能なため、切開は鼻の穴の中(穴のキワ)のみで済み、皮膚面の見える所に傷跡が残らない点もメリットです。※但し鼻先の手術もあわせて行う場合はオープンアプローチとなるため、鼻柱部に傷跡が残ることもあります。
違和感がない
隆鼻術に限らず美容医療全般に言えることですが、イメージ通りの仕上がり(見た目)になっているかどうかという点とあわせて、知覚や触覚などの「感覚的な側面」において違和感がないかどうかという点も重要になってきます。シリコンなどの人工物を入れた場合、外観的に美しい鼻に仕上がっていたとしても、ご本人の感覚として違和感があったり、もしくは指で鼻スジを触った時の硬さがどうしても気になるといった理由でプロテーゼ抜去を行うこともしばしばあります。このような際には、単にプロテーゼを抜去して元の鼻スジの高さに戻すことももちろん可能ですが、プロテーゼが挿入されていた部位に改めて自家組織に使用することで、気になっていた違和感や異物感を解消することができたというケースも多くあります。
人工物を使用せずに、貴族手術など他の鼻整形術との併用が可能
このところ鼻整形術としてリクエストが多いものに鼻翼基部プロテーゼ手術(いわゆる貴族手術/鼻翼外側のヘコミ感や影を改善する鼻整形術)があります。この手術は通常、鼻腔内か口腔内からシリコンプロテーゼを入れて鼻横に高さを出すことが多いのですが、貴族手術においても「人工物を使用しない方法で施術をしたい」という相談をいただくことが増えており、このような際には隆鼻術で使用する側頭筋膜や耳介軟骨を転用することで、プロテーゼはもちろん、ヒアルロン酸などの注入物も使用せずに施術を行うことが可能です。採取した組織を折りたたんで鼻翼基部の皮下に入れることで高さを出すなど具体的な方法にはいくつかありますが、いずれも人工物や注入物を使用せずに施術を行うことができます。
感染リスクをより最小限に抑えられる
シリコンプロテーゼを使用した隆鼻術については、術後に「感染するリスクがある」、もしくは「感染を防ぐために定期的な入れ替えが必要」といった情報がネット上には散見されます。専門家の見地からすると、必ずしもシリコンプロテーゼがハイリスクなわけではありませんが、患者様の心理として、できるだけ感染リスクを避けるという際には異物を使用しない自家組織による隆鼻術がベストソリューションになると考えます。
拒絶反応、アレルギー、異物反応、感染などのトラブルがほぼない
シリコンプロテーゼやゴアテックスのような人工素材を使った場合、ごく稀ではありますが、体に合わないとアレルギーや炎症を起こす可能性があり得ます。さらにこのような際の対象法としては、自家組織の場合は抗生物質の投与でリカバリーできる可能性が充分にありますが、人工物の場合、抗生物質を点滴・内服などで投与しても人工物の内部にまで薬を届かせることが出来ないため、即抜去するしか方法がありません。こうした、万が一の術後のトラブルを極力避けるという意味では、自家組織移植という選択肢を検討する価値は充分あろうかと思います。
レントゲンに写らない
鼻の手術を希望される方の中には、挿入物(プロテーゼ・ゴアテックス)が歯科治療などの際にレントゲン、CT検査で写って他者に分かってしまうことを気にする方もいらっしゃいます。自家組織の場合、画像検査によって整形に使用した素材があからさまに分かるということはありません。(但し、肋軟骨移植は除きます。)
プロテーゼ挿入により皮膚が薄くなった方にも有効
長期間に渡って鼻スジにシリコンプロテーゼを入れていると、鼻の皮膚が下から押されることで、稀に皮膚が薄くなる菲薄化現象が生じます。このような症状は、加齢によって皮膚の厚みがなくなってきた際や、L型プロテーゼを使っている場合によく見られます。挿入されているシリコンの形が皮膚から浮き出てしまったり、風呂上がりや飲酒後など肌に赤みが生じた際にシリコンの部分が目立つといった点を気にされる方もおられます。このような際には、挿入しているシリコンを抜去して改めて自家組織を移植することで、色味や形などの問題を改善することが可能です。
プロテーゼ挿入によるトラブルのリカバリーにも有効
シリコンプロテーゼを挿入した場合に発生しうる問題には、感染、炎症、皮膚面からの露出など明らかに即抜去が必要なものから、見た目の不自然さ、異物感、将来皮膚にかかる負担に対する不安感など、即処置は不要だとしても長期的な視点で見て再手術を希望されるケースもあります。このような時に、プロテーゼを抜去した後の代替物として自家組織に置き換えて、現在の高さ及び形状をキープするという活用方法もあります。

自家組織による隆鼻術のデメリット

様々なメリットがある自家組織移植による隆鼻術ですが、プロテーゼ挿入など他の手法と比較した際にデメリットとなる点も勿論あります。これらのメリット・デメリットを比較した上で、ご自身にあった隆鼻術をお選びいただくのがよいでしょう。

微調整があまり効かない
仕上がりに対して、ミリ単位でのカーブや高さの調整を希望される際には、挿入前に細かなサイズ・形状の調整が可能なシリコンプロテーゼのほうが自家組織よりも有利です。また、人工物は避けたいものの、できるだけミリ単位まで形にこだわりたいという際には、肋軟骨ですとある程度の微調整は可能です。
仕上がりの高さに限界がある
現在の鼻スジよりもかなり高いラインを希望される際には、自家組織だけでは十分に高さを出すことができないことがあります。このような際にはシリコン(プロテーゼ)による施術をお勧めします。(ただし肋軟骨であればある程度の高さを作ることが可能です)
鼻以外の箇所(採取部位)へ傷跡が生じる
採取する部位によっては目立ちませんが、組織を採取する際に傷跡がわずかでも生じる点がデメリットといえるでしょう。耳介軟骨を採取した際にはそれほど傷跡は目立ちませんが、側頭筋膜は髪の毛に傷跡が隠れる部分とはいえ、わずかに切開部分の毛が薄くなることもあります。肋軟骨採取では胸の傷跡が目立つことがしばしばあります。
移植組織の一部が体内に吸収される
自家組織移植では、わずかに移植組織が萎縮したり体内に吸収されてしまうため、術後の高さと比較した際に、長期的に見ると高さがわずかに低くなることがあり得ます。また長期的な時間経過によって、多少形にも変化が生まれることが稀にあります。
費用面が割高になる
シリコンを挿入する隆鼻術と比較した際に、自家組織移植による施術は組織の採取や加工などに時間や手間がかかることから、シリコンによる隆鼻術よりも施術費用が高くなります。
やり直しが難しい
万が一、施術の結果にご満足いただけずもとに戻したいといった際に、シリコンのように挿入物そのものを抜去することができないため、術前と全く同じ状態に戻すということが難しくなります。
また移植片抜去によって以前の状態に近い形に戻ったとしても、皮膚面に凹凸が残ってしまう場合があります。このような際には、耳介軟骨等を凹面に再移植するなどの追加修正術によって改善していきます。
採取部位に変化が生じることがある(耳介軟骨の場合)
耳介軟骨を採取した場合、軟骨を取った後に耳甲介の表側の皮膚があまり、しわやだぶつきが生じることがあります。また耳甲介が以前よりも浅くなったり、耳介の立ち方が後方に倒れるなど何らかの変化が生じる可能性があります。

効果目的

  • 鼻スジを高くする(隆鼻術)
  • プロテーゼ抜去時の代替組織として利用
  • 顔に立体感(メリハリ)を出す
  • 小顔に見せる
  • 挿入物の輪郭を目立たなくする
  • 目と目の間が離れているのを目立たなくする

施術の流れ

※耳介軟骨・側頭筋膜を併用した移植の場合

  • 洗顔。
  • 術前の写真撮影。(記録として残します)
  • 消毒:顔面全体および耳の消毒をします。
  • デザイン:皮膚ペン(スキンマーカー)により皮膚面にマーキングを行います。
  • 麻酔:耳、側頭部、および鼻に局所麻酔注射を打ちます。
  • 耳から軟骨を採取します。(耳甲介から採取することが多いです)
  • 続いて側頭筋膜から組織を採取します。
  • 鼻の穴のキワ部分において皮膚切開を行い、鼻先と鼻スジの皮下および骨膜下を剥離して移植片を挿入する部位にトンネルを作成します。
  • 採取した移植素材を加工して、鼻スジにフィットするように形を整えます。
  • 移植素材を鼻スジの骨膜下に挿入します。
  • 途中何回か、皮膚を仮縫合した状態で、上体を起こしていただき患者様御自身で鏡を持って見てもらい、挿入後の鼻の形・角度・プロフィールなどを入念にチェックしてもらいます。この際、必要があれば鼻の形や高さの微調整を行います。
    *この時点でほとんど腫れはありませんので、ほの仕上がりと同じ状態で正確に完成形をシミュレーションいただくことが出来ます。
    *鏡で見て自身で横顔が確認しづらければ、スタッフが横からカメラで写真を撮影して術中にカメラの液晶画面で見え方を確認することも可能です。
  • 皮膚を糸で縫合して傷を閉じます。
  • テープ固定を行います。
  • 20分ほど安静室にて休憩し、その後出血が止まっていることを確認してご帰宅いただきます。

料金

自家組織による隆鼻術
(鼻を高く・細く)
側頭筋膜移植 1回 330,000円
耳介軟骨移植 1回 440,000円
肋軟骨移植 1回 440,000円
耳介軟骨移植
+側頭筋膜移植
1回 550,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

施術情報

  • 所要時間
    1時間~2時間
  • ダウンタイム
    腫れが落ち着くのに2週間程度
  • 施術の痛み
    局所麻酔注射による痛み
  • 通院

    2日目:鼻栓除去
    5日目:テーピング除去
    7日目:縫合部の抜糸

    ※鼻栓を自宅にてご自身で抜去いただき、テーピング除去と抜糸を7日目にまとめることも可能です。

  • 麻酔
    以下の4つのパターンから選択可能
    局所麻酔注射のみ
    局所麻酔注射+鎮痛点滴
    局所麻酔注射+静脈麻酔
    全身麻酔
  • 持続性
    半永久的効果
  • 洗顔
    テーピングが取れる5日目より可能
  • シャワー・入浴
    鼻の腫れがひくまでは、体の洗浄はシャワーのみが望ましい
  • メイク
    テーピングが取れる5日目より可能

よくあるご質問

シリコンプロテーゼはレントゲンに写ると聞きましたが、自家組織もレントゲンに写りますか。
自家組織ですので人工物としては、レントゲンや、CT、MRIでは描出されません。但し、解像度の高い撮影装置であれば正常とは異なった組織描写となる可能性はあります。
鼻の形状を元に戻したい場合、シリコンプロテーゼのように抜去は可能でしょうか。
自家組織を移植した場合、1ヶ月以上経過すると周囲組織と移植組織の癒着が始まるため完全な除去が難しくなります。そのため移植した組織をどうしても除去したいといった際には、術後2週間以内が望ましいです。2週間経過すると腫れはほぼ引いていますので、その時点で結果がご自身の期待していたイメージとの違いを判断できるかと思います。
耳の軟骨や側頭筋膜など、組織を採取した部位の傷跡は目立ちませんか。
側頭筋膜については、切開ラインは髪の毛の中ですので傷跡が目立つことはないです。耳の軟骨採取も耳介の後面から取りますので傷跡が問題となることはほぼありません。肋軟骨の場合は胸下に傷跡が残る可能性が高いため、当院では患者様からの積極的な希望がない限りは行っておりません。
側頭筋膜の採取部位はどのあたりで、傷跡の長さはどのくらいになりますか。
側頭筋から移植組織を採取する場合、耳の上あたりの毛の生えている部分を切開して筋膜を採取します。切開においては直線ではなくジグザグに切るため、切開線の総距離合計は8cmくらいですが、耳の上から頭頂部に向かって直線距離では4-5cm以内には収まります。毛量が充分な方の場合、傷跡はほとんど目立ちませんが、毛量の充分ではない方についてはわずかな脱毛によって毛が薄くなるため、かき分ければ傷跡の存在が分かる可能性もあります。もし気になる際には、大腿筋膜など他の部位の筋膜採取について検討する必要があります。
身体から組織を採取した際に、機能的な問題が発生しないのでしょうか。
側頭筋膜については、術直後に切開部付近の知覚が一時的に鈍くなることがありますが、時間の経過とともに回復していきます。また側頭筋は口の開閉にかかわる筋肉のため、その上にある筋膜を採取することで一時的に何らかの影響が出る可能性は皆無とまでは言えませんが、現在まで当院でそのような問題が発生したことがないためほぼないと言ってよいと考えます。ただし機能面には影響はないものの、切開ラインの箇所でわずかに毛が薄くなることはあり得ます。
大腿部については、傷跡が生じる他に、しばらくの間は歩行の際に切開部分に多少痛みが生じることがありますが、通常は1か月程度で次第に落ち着きます。その他、肋軟骨採取部も傷跡が生じる他、痛みは術後しばらくは続きます。耳介につきましては、耳甲介から軟骨を採取した場合、痛みはそれほど生じませんが、皮膚面のしわ、だぶつきなどが生じる、耳甲介付近にヘコミが生じるなどが考えられます。
自家組織移植の場合、時間とともに組織が吸収されて鼻スジが低くなったりはしないのでしょうか。
自家組織を移植する場合、ヒアルロン酸などのように全てが体内に吸収されて元の高さに戻るといったことは勿論ありません。また自家組織の移植では軟骨や筋膜を使用するため、脂肪注入のように30~40%程度の移植物が吸収されるということもありません。自家組織ゆえ、ごくわずかな吸収が見られることがありますが、90%以上は生着して残ります。
自家組織移植の場合、手術時間が長くなったり麻酔量が増えたり身体への負担が増えませんか。
自家組織移植による隆鼻術は、耳介軟骨と側頭筋膜の両方を使用したとしても2時間以内に終わります。麻酔は基本的に局所麻酔のみで行えますので負担はそれほど大きくありません。逆に痛みなどがどうしても心配という際には、静脈麻酔や強い鎮痛効果のある点滴を併用することも可能です。通常の鼻手術と比較して、特に麻酔量が多くなったり体に負担が多くかかるということはございません。
自家組織を使用した隆鼻術で、高さはどの程度まで出るのでしょうか。
プロテーゼなどの人工物と比較した場合、出せる高さには限界があります。しかし、術前術後比較でハッキリと変化を感じられるレベルの高さです。最近はナチュラルな変化を希望される方が増えていることもあり、ほとんどのケースにおいて自家組織の移植で十分なことが多いです。もし自家組織でプロテーゼ並みの高さを追求されるのであれば、肋軟骨移植で対応することも可能です。
自家組織移植後に、鼻スジに入れた組織が移動したりズレたりしませんか。
自家組織は、移植後すみやかに周辺組織と癒着するため、プロテーゼと違って術後にズレたり曲がったりするリスクがかなり低い点が特徴です。(逆にいうと、生着率が高いためプロテーゼのように簡単に抜去をすることが難しくなります)なお、元々の鼻の状態が完全にストレートではない場合には、移植後に若干の左右差・曲がりは生じる可能性はあります。
できるだけ自然な手触り・触感にしたいのですが、どの移植がお勧めですか。
仕上がりの感触にこだわるのであれば、側頭筋膜や大腿筋膜、真皮など柔らかい素材を使った自家組織移植をお勧めします。鼻スジを触れた際に何か入っているといった違和感が生じることはなく、シリコンプロテーゼやゴアテックスなどの人工素材に比べてより自然な仕上がりとなります。但し、肋軟骨の場合は硬さが生じることがあります。
耳から軟骨を採取した場合、耳の見た目(形)が変わることはありませんか。

これは隆鼻術に限らず、他の鼻整形術など耳の軟骨を移植する施術全般において共通することですが、耳から軟骨を採取することによって耳に変化が生じる可能性が100%ないとまでは、言いきれません。今までの症例でそのようなことが起きたことはありませんが、100%ないかというと、絶対とまでは言えません。

発生率は極めて低いですが、想定される術後変形のパターンとしては以下が挙げられるでしょう。

  • 耳の皮膚の表面にしわやだぶつきが残る。
  • 軟骨を採取した部分がへこむ。
  • 耳甲介が浅くなる。
  • 耳の角度が倒れる。
術後に皮膚に凸凹が生じることはありませんか。
自家組織ですので、術後は周辺組織に自然と生着していくため凸凹が生じることはありません。但し、移植組織が全体的に萎縮したり吸収されたりすると、凸凹は生じませんが、わずかなボリュームダウンによって手術直後よりも高さが減少する可能性はあります。
プロテーゼのように、術後に皮膚を圧迫したり組織が表に出てくることはないのですか。
かつての美容外科黎明期の時代には、L字型シリコンプロテーゼを使用したことでそのような事例が発生することもありましたが、今はプロテーゼにおいてもそのようなトラブルが起きる可能性は当時よりもかなり減ってきています。また自家組織移植においては、よほど無理をして高さをだそうとしない限り、露出のリスクは限りなくゼロに近いものと考えられます。露出は、鼻先付近で皮膚に強い圧がかかった場合に見られる現象ですが、この施術では鼻根から鼻背(いわゆる鼻スジ)に対して高さを出す手術のため、基本的に露出リスクを心配する必要はありません。
自家組織を移植した後に、時間とともに形が変わる心配はありませんか。
人工物と異なり自家組織の場合、たしかに長い目で見ると形が若干変化することもあります。側頭筋膜、耳介軟骨、真皮、脂肪などは組織の特性上、全体的にごくわずかに萎縮したり吸収されたりすることがあるためです。
但し、それが極端な左右差や曲がりにつながることはありません。なお肋軟骨については、組織の特性としてWarpingという片側に反り返る現象が見られるため、時間の経過として鼻スジに曲がりが生じるリスクは他の組織よりも高くはなります。
移植した自家組織が生着するまでにどのくらいかかりますか。
術後1ヶ月程度で完全に周辺組織に生着して馴染みます。それ以降は指で動かしたり押したりしても動いたり曲がったりすることはありません。逆に1ヶ月以内のタイミングでは生着が完全ではないため、無理に動かしたり押したりせずに安静にするようにお願いします。
自家組織移植は傷跡が目立たないクローズ法で手術は可能ですか。
鼻スジを高くする手術を単独で行う場合、当院では基本的にクローズアプローチ(鼻柱部皮膚の切開無し)によって施術を行っています。ただし鼻先の手術もあわせて行う場合には、オープンアプローチとなる可能性もあります。あくまで、行う手術内容によるところとなります。
側頭筋膜+耳介軟骨を併用するメリットを教えてください。
側頭筋膜単体、もしくは耳介軟骨単体での移植でも、鼻スジに高さを出すことは勿論できますが、2つを組み合わせることで相応の高さに仕上げることができる点がこの施術法のメリットです。
筋膜のみを丸めたり折りたたんだりする方法でも、使用する筋膜の量を増やせば高さを追加することができますが、とはいえ柔らかい組織だけでは限界があるため、筋膜の中に固形物(耳介軟骨)を入れることで、硬さを維持しながら高さを出すという考え方です。細切り・短冊のいずれにおいても、筋膜でくるんでから移植するため、術後に凸凹等が目立つといったことも勿論ありません。
側頭筋膜+耳介軟骨併用で行う場合、耳介軟骨の形状(細切片・短冊片)によって出せる高さに違いはありますか。
耳介軟骨を細切して側頭筋膜でくるむ場合、出せる高さには限界がありますが、耳介軟骨を細切せずに短冊のような形にして側頭筋膜でくるむ場合、採取した軟骨を重ねる「枚数」によって、出せる高さをある程度調整することが可能です。とはいえ出せる高さには限度がありますので、相応の高さを出すには耳甲介とあわせて耳珠からも追加で軟骨を採取したり、もしくは片側だけでなく両方の耳から軟骨を採取するといった作業が追加で必要になります。
自家組織移植を行った後に、もう少し高さを出すために追加で再度施術を行うことは可能ですか。
自家組織による隆鼻術は、繰り返し行うことで鼻スジに高さを追加することも可能です。自家組織は鼻の骨上・骨膜下に移植されているため、もう一度骨直上で剥離してポケットを作成して骨上に追加の自己組織を移植することで、さらなる高さが得られます。
筋膜移植など柔らかい素材を使用した場合、鼻筋が横に広がって太くなりませんか。
シリコンプローゼと比較すると、自家組織の中でもソフトな触感が特徴の筋膜で高さを出した場合には鼻スジがごくわずかに横に広がることはありますが、ヒアルロン酸を入れすぎた場合のように周りから見ても不自然な横幅・太い鼻スジになることはありません。とはいえ、できるだけシャープな鼻スジにしたいという希望がある際には、プロテーゼによる隆鼻術か、自家組織をご希望される際には肋軟骨や耳介軟骨などの硬い組織を使用した施術を推奨します。
加齢によって皮膚が薄くなった際に自家組織が浮き出ることはありませんか。
プロテーゼのような硬い人工物ではないため、自家組織移植によって移植した組織が浮き出ることはほぼありませんが、肋軟骨などの硬組織を使用した場合のみは、その可能性がゼロとは言えません。同じ硬組織でも耳介軟骨を重ねて造った場合にはその可能性は極めて低いと考えます。また、側頭筋膜、大腿筋膜などの軟組織を使用した場合には、形が浮き出ることは基本あり得ません。
採取部位によって、生着率や後戻りする確率に差はありますか。
ケースバイケースですが、どの移植組織が他よりも優れているといえるほどの差はありません。いずれの組織も人工物ではないため、移植後にわずかにボリュームが減ったり形が変わることはありますが、これはどの移植組織でも起こり得ます。また現在に至るまで、それが問題となって患者様の満足度の低下につながったことはありません。
自家組織移植によって、鼻スジを眉間付近から高くすることも可能ですか。
自家組織移植であっても、プロテーゼ同様に眉間部分から高くすることは充分可能です。骨上の剥離範囲を眉間部分まで広げて、その部分に自家組織を充填すれば、眉間部分から高く出来ます。しかし最近の傾向としては、眉間部分からよりも目と目の間(いわゆる鼻根部分)から高くして、横から見たときにナチュラルなカーブとなる鼻スジを希望される方がほとんどです。
側頭筋膜単体と耳介軟骨単体の場合どちらが、高さがでますか。
側頭筋膜単体の場合、出せる高さは決まってきますが、耳介軟骨の場合は重ねる枚数によって出せる高さが変わってきます。たくさん重ねるなら耳介軟骨のほうが高さを出せますが、その分両耳からの採取など複数箇所から軟骨を採取する必要が生じます。
自家組織移植で満足できなかった場合、プロテーゼに入れ替えることはできますか。
自家組織移植後に、改めてシリコンプロテーゼを入れることも可能です。但し、自家組織移植は術後1か月ほどで周辺組織と一体化するため、プロテーゼへの入れ替えを希望される際には出来るだけ術後早い時期に行うことをお勧めします。但し、鼻スジの高さが足りないことが理由でプロテーゼへの変更を希望される際には、自家組織を除去せずに皮下に残したままでプロテーゼを入れるという方法も可能です。
自家組織移植が推奨されないケースはありますか。
自家組織はご自身の身体の一部ですので、炎症、拒絶反応、感染などのリスクが低いことが挙げられます。異物ではない、自家組織という安心感という点もメリットになるでしょう。
しかし自家組織の場合、採取出来る大きさ(ボリューム)に限界があるため、鼻スジをかなり高くしたいといった際には必要な高さが得られない可能性があります。ただしこのような際には、肋軟骨であればプロテーゼ並みの高さを出せるため、肋軟骨をご検討いただくとよいでしょう。
側頭筋膜を採取した場合、ヘッドマッサージなどはいつから可能ですか。
傷自体が治癒するのは10日間ほどですが、癒着した傷が充分な強度を得るまでに最低1ヶ月はかかりますので、マッサージを行う場合は、術後1ヶ月後以上としています。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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