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眼瞼下垂・眼瞼挙筋前転法(自由診療)
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眼瞼下垂術(自由診療)/切開法 or 切らない眼瞼下垂術

眼瞼下垂術(自由診療)/切開法 or 切らない眼瞼下垂術眼瞼下垂術(自由診療)/切開法 or 切らない眼瞼下垂術

眼瞼下垂治療(自由診療)は
目が開けやすくなり視界が良くなる他、
二重ラインの調整など整容面における調整が可能です。

眼瞼下垂治療

眼瞼下垂(がんけんかすい)は、上まぶたを持ち上げる筋肉の力が衰えることで目元がしっかりと開かなくなる症状のことを言います。以前は40代以上の方からの相談が多いお悩みでしたが、眼瞼下垂術によって上まぶたが引き上がるようになると黒目が目立って華やかな目元になることから、ここ最近は10代、20代の若い方からのご相談が大変増えています。
眼瞼下垂術には保険適用の施術もありますが、保険診療は症状が重度の場合のみに適応となる他、二重のライン調整などは一切行っておりません。眼瞼下垂の症状が中度・軽度の方や見た目(二重のライン・幅など)も細かく調整をしたいという際には自由診療による眼瞼下垂術が適用となります。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたの持ち上げる上眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉の働きが衰えることで、まぶたがしっかりと上がらずに視界が狭くなりモノが見えにくくなる症状です。
上まぶたに力を入れてもまぶたが引き上がらないため、目が小さく見えたり目つきが悪く見られる他、いつも眠たそうに見られることがしばしばあります。

眼瞼下垂の特徴

眼瞼下垂は以下のような症状が生じる点が特徴です。

眼瞼下垂の特徴

眼瞼下垂の見た目における特徴

  • 以前よりも二重の幅が狭くなった/広くなった
  • 以前は二重だったのに一重まぶたになった
  • 以前は二重だったのに三重まぶたになった
  • 二重のラインが複数の横じわになった
  • 上まぶたにくぼみができるようになった
  • 三白眼(黒目の下から白目が見える)になった
  • 額に横じわができるようになった
  • 眉毛と目の間が以前よりも広くなった

眼瞼下垂の身体的な特徴

  • 上まぶたに力を入れても目がしっかりと開かない
  • まぶたが重たい
  • まぶたを開けずらい
  • 黒目がしっかり見えない(まぶたが黒目にかぶさっている)
  • 視界が狭い、モノが見えにくい
  • 眉毛を上にあげる癖がついた

眼瞼下垂は、まぶたの「下垂レベル(どのくらいまぶたが下がっているか)」によって軽度~重度に分類されます。イラストに記載した症状例はあくまで一般的なものとなり症状の現れ方や感じ方には個人差がありますが、眼瞼下垂が重度になればなるほど目が開けにくくなる他、目元だけではなく肩こりや頭痛など他部位においても影響が出る傾向があります。

  • 正常

    正常な状態

  • 軽度

    目が小さくなる
    眠たそうにみられる

  • 中度

    まぶたが重たく感じる
    モノが見えにくい

  • 重度

    目の奥に痛みを感じる
    肩こり、片頭痛がある

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂は、上まぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋)の働きが弱まることで生じる症状です。この部分の筋肉の働きが弱まると、上まぶたがしっかりと引き上がらなくなり、目を開けても黒目がしっかりを見えなくなるため、視界が狭い・モノが見えにくいといった機能的な問題や、目が小さく見える、睨んでいるような目に見えるといった整容的な問題につながります。

眼瞼下垂は上に挙げた通り、多くの場合は上眼瞼挙筋という筋肉の衰えが原因ですが、その他にもいくつかの原因があり、腱膜(筋肉とまぶたを繋ぐ膜)が緩むことで生じる眼瞼下垂や、動眼神経の損傷など神経が原因で生じることもあります。
また眼瞼下垂は原因によって「先天性眼瞼下垂(生まれつきの眼瞼下垂)」と「後天性眼瞼下垂(加齢や事故等によって生じる眼瞼下垂)」に分類されます。

眼瞼下垂の原因

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は、生まれつき上眼瞼挙筋の働きが不良なことなどによって眼瞼下垂の症状が生じている状態を言います。先天性眼瞼下垂には両目(両眼性)の場合と片目のみ(片眼性)の場合があり、多くの場合は片眼性となります。片眼性の場合、片方の目だけモノが見えにくいため、相対的に健側の目を大きく開ける癖や下垂している側の眉毛を上げる癖がつくことがあり、これによって左右の瞼縁や眉毛の位置・高さに差が生じることが多くあります。
先天性の眼瞼下垂は重度のことが多いですが、生後6ヶ月を超えたタイミングから手術が可能です。重度の場合は保険診療での治療が可能です。

  • 先天性眼瞼下垂
  • 先天性眼瞼下垂
  • 先天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂は、もともとは通常の目元だったものの次第に眼瞼下垂の症状が生じた状態を言います。先天性眼瞼下垂同様に、上まぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋)に連なる腱膜が緩んだり、皮膚がたるむことで上まぶたが引き上がらなくなり黒目の露出が減ります。
後天性眼瞼下垂は加齢によるものが多いですが、それ以外にもコンタクトの長時間使用、アイメイク(エクステ・アイテープ・二重のり・つけまつ毛など)のしすぎ、クレンジング時の目元への過度な負荷なども原因となります。

  • 後天性眼瞼下垂
  • 後天性眼瞼下垂
  • 後天性眼瞼下垂

医原性眼瞼下垂

二重整形や眼瞼下垂術によるもの

こちらも後天性眼瞼下垂の一種ですが、二重整形(埋没法・切開法)を行った結果、眼瞼下垂の症状が生じるようになったというケースが増えています。これらの原因としては以下のようなものがあります。

  • 二重切開法の術中に瞼板に、くっついていた挙筋腱膜が切断されてしまった
  • 幅広二重を作った際に、目の開きに対する負荷が増してしまった

前者は挙筋腱膜を再度結合することで改善しますが、厄介なのが後者です。幅広二重にすることでまぶたを開く筋肉にかかる負荷が大きくなり、目の開きが悪くなることがあります。特にもともと開眼力に左右差があった場合、幅が狭い二重側に対して、もう片方よりも幅広になるように二重ラインを作っているため、まぶたの負担が大きくなってますます目の開きが悪くなるという症状が起きてしまいます。(症状としては先天性眼瞼下垂の片側性と同じような状態になります)

このような症状は、眼瞼下垂を改善するために二重整形術を行った際にも生じることがあります。つまり、眼瞼下垂を改善しようと思って施術を受けたのに、逆にますます症状が悪化してしまうという状況が起こりうるということです。

  • 医原性眼瞼下垂
  • 医原性眼瞼下垂

ボトックス注射によるもの(偽眼瞼下垂)

最近は額や眉間のしわ取りとしてボトックス注射を希望される方が増えていますが、ボトックス注射後に必要以上に額の筋肉に作用してしまったり、ボトックスの効果が上眼瞼挙筋にまで及んでしまうと、目が開きにくくなる、まぶたが重たくなるといった眼瞼下垂のような症状が生じます。これは正確には眼瞼下垂ではありませんが、症状としては同じようなものと言えるでしょう。

皮膚のたるみ(偽眼瞼下垂)

眼瞼下垂同様に上まぶたが黒目に被さることで、目が開けにくい、モノが見えにくくなるといった症状が生じますが、原因が筋肉や腱膜ではなく上まぶたのたるみ(伸びた皮膚)によるものの場合がこちらに該当します。原因は加齢によるものがほとんどですが、眼瞼下垂同様に過度なアイメイク(アイテープ・アイプチなど)やクレンジングによる皮膚への刺激で皮膚が弛むこともあります。なお、実際には皮膚のたるみと眼瞼下垂が同時に生じているケースも多くあります。

  • 皮膚のたるみ(偽眼瞼下垂)
  • 皮膚のたるみ(偽眼瞼下垂)

眼瞼下垂のセルフ診断チェック

あくまで参考程度にしていただければと思いますが、ご自身で眼瞼下垂かどうかを簡単にチェックするセルフ診断方法をご紹介します。

  • 鏡の前に正面で立ちます。
  • 軽く目を閉じます。
  • 眉上を人差し指で横方向にそっと抑えます。
  • そのままの状態でゆっくりと目を開けます。
眼瞼下垂のセルフ診断チェック

眉上に指を置いた状態で目を開けた際に、「目が開けにくい」「眉が上がる」「おでこに力が入る」場合は、眼瞼下垂の可能性があります。

なお当院では、院長による眼瞼下垂の写真カウンセリングも行っておりますので、以下フォームからお写真をお送りいただくことでさらに詳しくオンラインにて診察をさせていただきます。

※院長が診療時間外に対応させていただくため、返信までに時間がかかってしまうこともあります。お急ぎの際にはカウンセリング予約にてのご来院をお勧めします。

※お送りいただくお写真は、明るい場所で真正面から撮影されたものでお願いします。お写真が不明瞭な場合、症状の判断がつかないことがある点をご了承ください。

写真カウンセリングフォームはこちら

みずほクリニックの眼瞼下垂治療について

当院の眼瞼下垂術(自由診療)では、切開を伴う治療(眼瞼挙筋前転法)と、切らない治療の2つ(タッキング法 or 経結膜腱膜短縮法)を用意しています。患者様のご希望にあわせて術式をお選びいただくことが可能ですが、症状によっては切らない治療法(タッキング法 or 腱膜短縮法)では改善できないケース等もあります。そのためどの治療法が適しているかは、診察にて院長が実際に状態を確認した上でご提案させていただきます。

切開を伴う眼瞼下垂術(眼瞼挙筋前転法)

切開を伴う眼瞼下垂術(眼瞼挙筋前転法)

眼瞼挙筋前転法は、眼瞼下垂の症状を改善する際に行う最もベーシックな手術です。保険診療でも行う術式ですが、自由診療の場合はレーザーメスを使用するため出血や痛みを最小限に抑えて施術を行うことができます。また術後のデザイン(二重ラインの幅など)についても患者様と相談の上で調整を行います。

眼瞼挙筋前転法の手術の流れ

  • 上まぶたの皮膚と眼窩隔膜を切開します
  • 切開部分から挙筋腱膜を引き出します
  • 引き出した挙筋腱膜を離れた距離にある瞼板に縫いつけます
    (この操作を「前転」と言います)
  • 必要に応じて皮膚を切除して閉創します

眼瞼下垂の症状がある場合、挙筋腱膜と瞼板の間に距離(隙間)が生じており、これによって挙筋腱膜が正しく機能せずに上まぶたが引き上がらなくなります。そのため眼瞼挙筋前転法では挙筋腱膜と瞼板を正しい位置に戻すことで挙筋の働きを改善し、目を開きやすくします。切開を伴う手術となり、最も効果を実感できる方法です。

切らない眼瞼下垂術(タッキング法)

切らない眼瞼下垂術(タッキング法)

切らない眼瞼下垂術であるタッキング法(経結膜法)は、黒目に被さっている上まぶたの皮膚や組織を糸を使って折り曲げて短縮する眼瞼下垂術で、施術時間が短く腫れ・内出血などのダウンタイムが3日~1週間程度と少ない点が特徴です。まぶたの裏側から縫合をするため皮膚表面には傷ができません。なお術式が手軽な分、眼瞼下垂の症状が軽度~中度の方が適応となり、重度の場合は効果を実感できないこともあります。

切らない眼瞼下垂術(腱膜短縮法・筋膜固定法)

切らない眼瞼下垂術である腱膜短縮法は比較的難易度が高い眼瞼下垂術ということもあり、大手含めて実施しているクリニックが少ない術式です。まぶたの裏側から糸を通して挙筋腱膜とミュラー筋を瞼板に縫い縮めることで、切開することなく上まぶたの開きを改善します。タッキング法は皮膚を縫い縮める方法ですが、腱膜短縮法(腱膜固定法)は緩んだ腱膜やミュラー筋を縫い縮めるため、より根本から眼瞼下垂の症状を改善することができます。

※逆に本施術では皮膚のたるみは取れないため、眼瞼下垂による皮膚のたるみを治したいという際には手軽なタッキング法もしくは切開を伴う眼瞼挙筋前転法、もしくはシンプルな皮膚切除が適しています。

眼瞼下垂術の活用方法について(美容医療バージョン)

もともとは加齢などによる上まぶたのたるみを改善するために保険診療で行われてきた眼瞼下垂術ですが、昨今はその術式やレパートリーが増えて、様々な目的で使用されるケースが増えて来ました。美容医療(目ヂカラアップなど)を目的として使用する際には以下のようなケースが多いです。

二重整形

二重整形

二重整形を希望される方のうち軽度の眼瞼下垂の症状がある場合、二重整形の単独手術だけではくっきりとした二重ラインにならないことがあります。この場合、眼瞼下垂術を併用することで、たるんだまぶたを引き上げつつ二重ラインを形成することでよりクッキリとした魅力的な目元に変化させることが可能です。以下のような症状がある方は、二重整形の際に眼瞼下垂術も併用したほうがよい傾向にあります。

二重埋没法の詳細はこちら二重切開法の詳細はこちら

二重整形だけではラインが綺麗に出ない可能性がある方

  • 眠たそうな目に見られる
  • 上まぶたの皮膚が被さっている
  • 黒目がしっかりと見えない
  • 上まぶたに厚みがある
  • まぶたが重たくて開きにくい
  • 目を開けるときに額にしわができる
  • 目を開けるときに眉毛が上に上がる

目ヂカラアップ

目ヂカラアップ

「黒目整形」とも呼ばれる施術です。眼瞼下垂術によって弛んだ上まぶたを引き上げることで、黒目が目立つ魅力的な目元にすることが可能です。同時に二重ラインを形成することもできますが、すでに二重のラインにご満足しているという際には上まぶたのたるみのみを引き上げることで、よりパッチリとした大きな目元にすることが可能です。

まぶたのくぼみ改善

まぶたのくぼみ改善

加齢によって上まぶたにくぼみが生じた場合にも、眼瞼下垂術によって改善することが可能です。上まぶたのくぼみは加齢によって筋肉や脂肪などの組織が萎縮したり下垂することで生じる症状ですが、眼瞼下垂術を行うことで上まぶたの筋肉を正しい位置に戻し上まぶたのくぼみを改善します。

なお、当院では上まぶたのくぼみ改善治療としてヒアルロン酸注入が大変人気ですが、どちらが適しているかは患者様の目元の状態によってそれぞれ異なるため、診察の際に院長自らが実際に症状を確認した上でベストな治療法をご提案いたします。

上まぶたのヒアルロン酸注入の詳細はこちら

三重まぶたの改善

三重まぶたの改善

加齢などで二重のラインが崩れてしまい、まぶたに複数の二重ラインが入っている状態を「三重まぶた」と言います。三重まぶたについても当院では大変多くいただいているご相談で、この場合にも眼瞼下垂術が有効な改善策になることがあります。三重まぶたの原因は「皮膚のたるみ」「皮下組織(脂肪など)の減少」「眼瞼下垂」のいずれかであることが多く、眼瞼下垂が原因の場合には本施術によって改善することが可能です。

三重まぶた治療の詳細はこちら

保険適用で行う眼瞼下垂術について

保険適用で行う眼瞼下垂術について

眼瞼下垂はその症状(まぶたの下垂具合)によって軽度・中度・重度に分類されることが多いですが、まぶたの下垂がかなり酷い重度の症状の場合は保健適用での施術が可能になります。

保健適用となる眼瞼下垂について

あくまで目安ですが、瞳孔中心から上瞼縁までの距離(MRD-1)が3mm以下の場合で、視野障害が認められる場合は保健適用となる可能性があります。ただし保健適用の場合は機能改善が目的となりますので、二重ラインの調整や目の形の美容的な調整などは一切行いません。また施術法は挙筋前転法(切開を伴う手術)のみとなります。

眼瞼下垂術の注意点(術後のトラブル)

眼瞼下垂術の注意点(術後のトラブル)

以前よりも幅広い年齢層の方が受けている人気の眼瞼下垂術ですが、「失敗してしまった」という術後のトラブルに関するご相談も大変増えています。多くのクリニックで行われている手術ですが、腱膜の処理など調整に失敗すると、目が閉じなくなる、左右差が生じる、すぐに元ん戻ってしまうといったトラブルが生じることがあります。

眼瞼下垂後によく見られる失敗・トラブル

眼瞼下垂の症状が改善しなかった

目元の整形には二重整形や逆さまつげ治療、ヒアルロン酸注入など様々な施術法がありますが、眼瞼下垂術は挙筋腱膜やミュラー筋などの各組織にも操作を加える必要がある手術のため、ある程度の経験がないと「どの部位をどう処理すればよいか」判断がつかない医師も多いのではないかと感じています。非常に残念ですが、修正手術を行うためにまぶたの皮膚を再度切開して一度目の手術の状況を確認した際に、「そもそもどの部分を処理すべきか」すら分かっていないのではという症例に出会うことがしばしばあるからです。術後に眼瞼下垂の症状が改善されなかったという際には、適切な部分に適切な処理がされていない可能性が高いと言えるでしょう。

まぶたが閉じなくなる

眼瞼下垂術を行った直後はまぶたが閉じなくなることが比較的よくあります。理由は、後戻りを想定して多少過矯正気味に調整を行うためです。当院でも術後にまぶたがしっかりと閉じないというケースが時々ありますが、通常は1~3ヶ月程度で次第に落ち着くものです。ただしあまりに上まぶたを引き上げすぎてしまうと、術後半年以上経過してもまぶたが閉じないというトラブルが発生することがあります。まぶたが閉じない状態は兎眼(とがん)と言いますが、この状態になるとドライアイを起こしやすくなる他、角膜に傷などのトラブルが起きやすくなります。

びっくりしたような目になった

こちらも上と同様に、上まぶたを引き上げすぎたこと(過矯正)で起きる症状です。眼瞼挙筋やミュラー筋に必要以上に負荷がかかっていることが原因ですので、論理的には修正術ではこれらの腱膜を後方にずらすことで症状を改善することができるのですが、実際には一度目の手術による瘢痕や組織の癒着などが生じているため再手術はなかなか難しく、完全にびっくり目が改善しないこともあります。

その他、以下のような失敗・トラブルのご相談をいただくことも多くあります。他院で眼瞼下垂術を行ったものの、結果に納得していない際や失敗したのではと思われる際には一度ご相談ください。

  • 眼瞼下垂術を受けたのに半年程度で元に戻った
  • まぶたの開きに左右差ができてしまった
  • 手術の傷跡がいつまでも目立っている
  • 上まぶたが以前よりも厚くなった
  • 修正手術の相談をしているのに受けてもらえない

施術の特長

二重整形や黒目整形としての活用が可能
若い方にも人気の眼瞼下垂術(自由診療)は、二重整形や黒目整形としての応用が可能な施術です。まぶたに厚みがある、眠たそうな目に見られるといった際には、より魅力的な二重ライン、目元を形成する際に眼瞼下垂術の併用がお勧めです。
三重まぶたの改善や上まぶたのくぼみ改善にも効果的
さらに眼瞼下垂術は、加齢によって生じる二重ラインの崩れ(三重まぶた)や上まぶたのくぼみを改善する効果も期待できます。大変応用が利く施術ですので、目元における加齢の症状(たるみ・くぼみ・しわ)でお悩みの際には一度ご相談ください。
美しい目元の若返り(たるみ改善)が可能
自由診療の眼瞼下垂術の場合、上まぶたのたるみを取るという機能面の改善だけではなく、二重ラインの調整や左右差の調整なども同時に行うことが可能です。(など保険診療による眼瞼下垂術は適用に条件があります)

症例写真

眼瞼下垂手術(腱膜前転法)・自由診療

「眼瞼下垂手術(腱膜前転法)・自由診療」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

写真は、長年コンタクトレンズを使い続けたことによる典型的な「コンタクトレンズ眼瞼下垂」の様相を呈する47歳の女性です。
眠そうな開きづらい目と上瞼のくぼみ(へこみ)および、目の開きを代償するように眉毛の位置がかなり高い位置に移動する眉毛挙上が見られます。そして眉毛挙上があると額に目立つ深い横じわが寄り、老けた印象に見えます。これら3つの症状(上瞼のくぼみ・眉毛挙上・額の横じわ)を「眼瞼下垂のトライアド」と呼び治療計画を立てる時の重要着眼点として患者さんに説明しています。

術後1年目

眼瞼下垂手術としてオーソドックスな挙筋腱膜前転法(短縮法)を行い、1年目の状態です。目の開きが大幅に改善されるとともに上瞼のくぼみについてもかなりの改善が認められますが、術前のくぼみの程度があまりに著しかったため、完全には治っていません。せっかく目の開きがここまで良くなったため、合わせてくぼみを消す目的でヒアルロン酸注入を提案しました。

ヒアルロン酸注入2週間後

くぼみ治療として、上瞼にヒアルロン酸注入を行い2週間後の状態です。
くぼみがなくなることで、さらに目元が若返って見えることが分かりますでしょうか。当院ではヒアルロン酸を水で薄めるなどのトリックを使うことなく、原液注入で表面を滑らかに仕上げます。原液を使用するメリットは、数年にわたってヒアルロン酸注入の効果が持続する点です。
この部分の皮膚は非常に薄いため、入れ方によってはヒアルロン酸を原液で入れると表面にかなり目立つ凹凸が生じてしまうため、それを回避する目的で薄めたヒアルロン酸を注入しているクリニックが多いようです。しかしそのような場合は、効果が1、2ヶ月で消失して元の状態に戻ってしまうため十分な注意が必要です。

症例に関する情報

治療名:眼瞼下垂術(自由・腱膜前転法、上瞼ヒアルロン酸) 費用:眼瞼下垂手術 両目 550,000円、ヒアルロン酸 88,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:眼瞼下垂手術/腫れ、内出血、ツッパリ感、左右の非対称性、眼瞼痙攣など、ヒアルロン酸注入/アレルギー、むくみの発生など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

眼瞼下垂手術(腱膜前転法)・自由診療

「眼瞼下垂手術(腱膜前転法)・自由診療」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

二重ラインの折り込みをしっかりと作りつつ、目ヂカラを強化してパッチリとした大きな目にしたいという希望で当院を受診された23歳の女性です。
今の状態は、目の開きは決して良いほうとは言えませんが、かと言って病的な眼瞼下垂とは言えず、目の開く力(開瞼力)は正常範囲内です。このような場合、自由診療での挙筋腱膜短縮法(腱膜前転法)を行い目ヂカラを強化して黒目の見える面積を広げる手術をよく行います。

術直後

手術直後の状態です。 皮膚切開に加え、眼輪筋切除さらに腱膜短縮法まで行うと、この程度の腫れは出ます。カウンセリング時に患者さんから、「腫れはどの程度出ますか?」と尋ねられるケースが多いですが、そういった際にはこのような写真を参考として頂いています。

術後1ヶ月目

眼瞼下垂手術(腱膜短縮法)を行った場合、腫れが引くまでに最短2週間、通常1ヶ月程度を要します。上の写真は、1ヶ月後の状態です。
特に内側の腱膜の短縮量を増やして、黒目の縦幅が充分に見えるようにして、目を大きく見せています。二重の幅は、内側までしっかり見える平行型としていますが、決して派手過ぎずごく自然な幅に仕上がっています。

症例に関する情報

治療名:眼瞼下垂術(自由・腱膜前転法) 費用:両目 550,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、ライン消失、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転法)・自由診療

「眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転法)・自由診療」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

生まれつき左目の上まぶたを開く力が右目に比べて弱く、黒目の見えている面積が左側で小さくなっている状態です。眼瞼下垂症とまでは言えませんが、左右で目ヂカラが異なりアンバランスに見えるため、それを気にされて来院される方がいらっしゃいます。
このようなケースでは、保険治療の対象外となり見た目の改善(美容目的)となりますので自由診療にて眼瞼下垂手術の一つである挙筋腱膜前転法を行いました。右に操作を加えず、左目のみの手術で右を基準に合わせます。

術直後

丁寧な止血操作を心がけることにより、切開手術であっても腫れを最小限に抑えて仕上げることが可能です。直後の状態でも左目の上まぶたを開く力が改善していることが分かります。(黒目の見える面積で比較してください)若干二重幅が広いのは手術による腫れのせいです。

術後1ヶ月

左目の挙筋前転法により左の目ヂカラ(開瞼力)が強化されたことで、左右の黒目の見える面積のバランスが改善されました。
手術直後若干広めに見えた二重の幅も腫れが落ち着くことで自然な幅となっています。

症例に関する情報

治療名:眼瞼下垂手術(自由・腱膜前転法) 費用:片目 330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:閉瞼不全、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

眼瞼下垂治療(先天性+医原性のケース)

「眼瞼下垂治療(先天性+医原性のケース)」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

生まれつき、右と左の目で左の開く力が弱く目が小さかったのですが、数年前に某大手美容外科にて切開二重手術を受けたところ、ますます左目の開きが悪くなり左右差が目立ってきたということで、当院を受診した24才の女性です。
先天性の眼瞼下垂に加え、二重切開手術を行ったことによって

  • 挙筋腱膜近くの剥離操作で、腱膜が瞼板から剥がされてしまったか切断されている
  • もともと開く力が弱いところに広めの二重を作ったことで、挙筋にかかる負荷が増した

この2つの可能性が考えられました。
挙筋腱膜を出して、その下に入ってミュラー筋上も剥離して両者を短縮することで改善を試みます。

術直後

術直後の様子です。 眼瞼下垂手術は基本的に切開手術にて行っていますが、切開治療における「腫れの程度」を気にされる方が多いため、この写真をご参考ください。
(注)皮膚性の眼瞼下垂つまりいわゆる皮膚が余って視界が悪くなっている状態では切らない眼瞼下垂手術も有効です。

術後1.5ヶ月

当院での手術後、1ヶ月半を経過したところです。左右の黒目の見えている面積と形を見れば、左目においてほぼ右目に近い開瞼力の改善が見られたことが分かります。
但し、左目の開きが良くなったことで二重ラインの中央部が狭くなっているように見えます。ライン修正を提案しましたが、患者さん的にはこれで充分とのことでいったん治療を終了しました。

術後1年

先日久しぶりにクリニックに患者さんが訪れたため、写真を撮影しました。
1年を経過して、術後1.5ヶ月目に見られたラインカーブの若干の角が取れてスムーズなラインとなって自然な仕上がりです。
このように術後数ヶ月から1年を経て目の開きやラインの形状は徐々にわずかずつ変化し最終的には違和感なくおさまってなじんでゆくことがほとんどです。

症例に関する情報

治療名:眼瞼下垂手術(自由・腱膜前転法) 費用:片目 330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:閉瞼不全、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

効果目的

以下のような症状の改善効果が期待できます

  • 眼瞼下垂
  • 目が開きにくい
  • 眠そうな目
  • 目元の左右差
  • 厚みのある上まぶた
  • 二重ラインの崩れ
  • より魅力的な二重ラインの形成
  • より魅力的にする黒目整形
  • 額のしわ、眉間のしわ
  • 頭痛、肩こり

施術の流れ

※切開を伴う眼瞼下垂術(眼瞼挙筋前転法)の場合

  1. 局所麻酔の注射を瞼に打ちます。
  2. 皮膚を切開します。
  3. 眼瞼挙筋腱膜を糸で縫い縮めます。
  4. 必要に応じて二重のラインも作成します。
  5. 皮膚に余り(たるみ)があればこれを切除します。
  6. 切開創を糸で縫合して閉じます。
  7. まぶたを10分間冷やして終了します。

眼瞼下垂施術のダウンタイムについて

眼瞼下垂術のダウンタイムについては、切開を伴う手術(挙筋前転法)か切らない手術(タッキング法/腱膜短縮法)かによって異なります。

切開を伴う手術(挙筋前転法)

切開を伴う眼瞼下垂術の場合、術後に腫れや赤みが2週間~1か月程度続きます。腫れや赤みのピークは手術翌日で、その後次第に改善していきますが、僅かな腫れなども含めると元の目元の状態になるまでには3か月程度かかることもあります。また目元に内出血が生じた際には2~3週間程度で次第に改善します。

切らない手術(タッキング法/腱膜短縮法)

切らない手術(タッキング法/腱膜短縮法)の場合は切開法よりもダウンタイムが短く、腫れ・赤みなどは3日~1週間程度で改善することが多いです。メイクや洗顔も翌日から可能です。

眼瞼下垂施術のメリット・デメリット

眼瞼下垂施術のメリット・デメリット

切開を伴う手術(挙筋前転法)

メリット

  • 眼瞼下垂改善効果が高い
  • 効果の持続期間が長い(基本的に半永久的)
  • 軽度~重度の眼瞼下垂にまで対応可能
  • 腫れぼったいまぶたの改善にも効果的

デメリット

  • ダウンタイムが長い
  • 通常の目元に戻るまでに3か月程度かかることも

切らない手術(タッキング法/腱膜短縮法)

メリット

  • ダウンタイムが短い(1週間程度)
  • 傷跡が術直から目立たない

デメリット

  • 中~重度の場合は改善できないことも
  • 糸が外れて元に戻る可能性がある
  • まぶたに厚みがある場合は適用外となることも(不自然になります)
  • 粘膜側からのアプローチとなるため皮膚のたるみは改善しない

眼瞼下垂術のリスク・副作用について

切開の有無を取らず眼瞼下垂術後に生じる可能性があるリスク・副作用は以下です。眼瞼下垂術の場合、目元の乾燥・ゴロゴロした感じや目の開き具合の違和感(過矯正・低矯正)は、術後数か月ほど経過する中で次第に落ち着くことが多いのですが、半年程度経過しても改善が見られない際には医師に相談するようにしてください。

  • 目元の乾燥、ドライアイ、目ヤニがの量が増える
  • まぶたの違和感、目元がゴロゴロする
  • 目元の開きや形の左右差
  • 後戻り(眼瞼下垂の再発)
  • まぶたが閉じなくなる
  • 目が開きすぎる(びっくり目)
  • 傷跡からの感染や炎症
  • 麻酔などの薬剤へのアレルギー反応

料金

眼瞼下垂手術
(自由・眼瞼挙筋前転法)
両目 550,000円
切らない眼瞼下垂手術
(自由・タッキング法)
両目 132,000円
切らない眼瞼下垂手術
(自由・腱膜短縮法)
両目 220,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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