男性の二重整形について
近年、一重まぶたや奥二重に悩むのは女性に限りません。美容外科を訪れる方の中には、二重整形を希望する男性もいらっしゃいます。
とはいえ女性に比べればまだ数は少なく、それゆえ男性の整形についての情報が少ないことも事実です。男性の二重整形には、女性の二重整形とは少し違う注意するべきポイントがあります。そこで今回は、男性の二重整形について詳しく解説していきます。
男性が二重整形を行う理由
以前ブログでも男性の二重整形についてまとめましたが、二重整形には実は様々な用途があり、「二重まぶたに変えたい」というご要望の他、以下のようなニーズがあります。
- 逆さまつ毛の治療
- 眼瞼下垂の治療
- 上まぶたのたるみ取り(若返り治療の1つ)の治療
これらのうち逆さまつ毛や眼瞼下垂の場合は、二重整形を保険適用で行うことができます。二重ラインを作りたいというケースとまぶたのたるみ取りを希望される際は、自由診療になります。
このうち、逆さまつ毛や眼瞼下垂の治療として二重整形を行うケースは男性でも以前から一定数ありましたが、このところ増えているのは二重まぶたを希望する比較的若い男性と、上まぶたのたるみを取りたいという40代以上の男性です。
男性向けの自由診療というと以前はワキガ、ひげ脱毛、刺青除去、包茎手術といったものが中心でしたが、今は二重まぶたや鼻などの美容整形や、しわ・たるみ治療、レーザー治療、注射といったものもかなり増えてきています。
美容医療は女性に限ったものではありませんので、男性の方にもぜひ、気になるメニューがある際には気軽に来院していただければと考えております。
芸能人に見る、男性の理想の二重ライン
話を二重整形に戻します。
男性が二重整形をする際は、女性が理想とする二重ラインと異なることが多いです。
女性の場合、一時よりは随分減りましたが、それでも二重ラインが広くて、目頭から目尻までしっかりくっきりラインが入っている平行型の二重まぶたを希望される方が多いです。
ですが男性の場合は、奥二重に近い細めでナチュラルな二重ラインを希望されるケースが多いです。
これは、女性は日常的にメイクをするために、メイク映えのするはっきりとしたラインの二重を希望することが多いからです。
対して一方男性は日常的にメイクを行いません。そのため、メイクをしていない状態で最も自然な二重まぶたの印象を与えることができる、幅の狭い二重や末広二重を選ぶ方が多いのでしょう。
ほとんど奥二重に近いような二重整形を行う場合もありますし、できるだけ一人ひとりの理想に近い二重ラインを作るようにしております。
とはいえ、二重まぶたにしたいとは思っても、具体的にどんなラインがいいかというと少し悩んでしまう男性も多いようです。この場合、雑誌やネットなどに掲載されている芸能人やモデルさんなどの写真などを持参していただいてももちろんかまいません。
幅の広い二重の男性芸能人の例としては、阿部寛さんや桐谷健太さんなどが挙げられます。一方、幅の狭い二重の男性芸能人なら竹野内豊さんなどが有名でしょう。末広二重の男性芸能人には、小栗旬さんなどが挙げられます。
男性が二重整形を行う際の注意点
男性が二重整形を行う際に注意しなければならないのは、女性と違って術後にメイクなどで腫れや炎症を隠すことができない点です。
最も腫れが少ない二重埋没法でも、留める糸の点数によっては手術後数日から1週間程度はまぶたが腫れることが多いです。
女性ならばメイクで隠せる程度でも、男性はメイクをしませんから隠すことが難しくなります。連休などを使って手術を行うことも可能ですし、それが難しい際には、術後は縁の太い眼鏡でうまくカバーしたり、一時的にコンシーラー(肌の赤みなどを消すことができるファンデーションのようなもの)を用いたりすることをおすすめします。