頬の脂肪吸引(ジョールファット/メーラーファット)
一度の施術で確実な小顔効果が得られる頬の脂肪吸引。
当院ではジョールファット・メーラーファットの他、
頬肉(笑った際に盛り上がる頬骨上の脂肪)吸引も行っています。
小顔整形においては、咬筋ボトックスやBNLSに代表される脂肪溶解注射などのダウンタイムを伴わないライトな治療法が最近は人気です。
咬筋ボトックスはほぼ確実な効果が得られると言ってよいですが、BNLSなどの脂肪溶解注射については、薬剤療法に特有の「効果の個人差」が大きいという点がデメリットとなり得ます。
また、咬筋ボトックスによって顔やせ効果を得られるのはエラや筋肉が関係している顔の外側付近ですが、口元からフェイスラインがふっくらとして顔が大きく見える原因は脂肪であることが多いため、この部位へのボトックス注射は意味がありません。そのため脂肪が多い口元やフェイスラインを引き締めるには、ウルセラ(HIFU)、糸によるリフト、脂肪溶解注射などがメジャーな治療候補となります。
しかし、なお一層より高い効果を得たいと期待するなら頬(ジョールファット・メーラーファット)の脂肪吸引がベストの選択です。超音波やリフトアップ、注射を試してみたものの、結果に今一つ満足出来なかった方にも十分にご満足頂ける治療法として当院では人気があります。当院では形成外科・美容外科歴30年超の院長が全ての施術を行っており、お一人ひとりのイメージに近い仕上がりに近づけることはもちろん、安全性にも最大限配慮をした施術を徹底しています。
また当院では、通常の頬の脂肪吸引では落とせない頬骨上(頬肉)の脂肪吸引も行っています。頬骨上(頬肉)の脂肪吸引は、笑った際に盛り上がる頬の高い位置の脂肪を取り除きたい際に有効です。
頬骨上(頬肉)の脂肪吸引詳細はこちら脂肪の種類に合わせた施術
頬の膨らみ・たるみの原因となる脂肪には、大きく分けてジョールファット、メーラーファット、バッカルファットの3つあります。一人ひとり脂肪の付き方や脂肪の量が異なる他、逆に脂肪を必要以上に取りすぎることでげっそりした印象になってしまうこともあるため、当院では診察で脂肪の状態を確認した上で部位や除去する脂肪量を患者様と相談の上で決定しています。
※以下には記載していませんが、笑った時に盛り上がる頬のぜい肉(頬肉・頬骨上の脂肪)についても、当院では脂肪吸引を行っています。この部位はジョールファット・メーラーファットの脂肪吸引では改善することができないため、頬骨上の皮下脂肪をターゲットとして吸引を行う必要があります。
※なお、「脂肪をとにかく全部取ってほっそりした輪郭にしたい」といったようなご相談をいただくこともありますが、このような際には患者様のお顔の状態(骨格・脂肪・皮膚など)にあわせ、脂肪吸引だけではなく骨切り術や糸スレッドリフトを併用することで理想に近い小顔ラインを実現する施術を行っています。気になる点があればまずはご相談ください。
※ジョールファット、メーラーファット、バッカルファットの脂肪ではなく、頬の高い位置(頬骨の上に乗っかったような脂肪)を取り除く際には、頬骨上(頬肉)の脂肪吸引による施術が適応となります。
頬骨上(頬肉)の脂肪吸引詳細はこちらジョールファット | メーラーファット | バッカルファット | |
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症状 | ・頬のたるみ(下垂) ・口元のたるみ・膨らみ ・マリオネットライン |
・頬の張り出し ・笑った際の頬の膨らみ ・ほうれい線 |
・ブルドック顔 ・頬全体のたるみ ・口の中の脂肪をよく噛む |
脂肪の種類 | 皮下脂肪 | 皮下脂肪 | 深層脂肪 |
適応施術 | 脂肪吸引 | 脂肪吸引 | 脂肪除去(手術) |
料金 | 77,000円 | 77,000円 | 220,000円 |
顔痩せ治療の種類
頬の脂肪吸引単独でも効果を実感いただけることが多いですが、脂肪のついている部位が複数個所に渡る際には、頬(ジョールファット・メーラーファット)の脂肪吸引の他、バッカルファット除去や糸スレッドリフト等を併用し、患者様一人ひとりの脂肪・皮膚の状態にあわせた頬痩せ治療を行っています。また筋肉の過剰発達も原因の場合は咬筋注射を同時に行ったり、骨格に起因している際には輪郭形成などの施術を行うこともあります。
頬痩せ治療セットプラン
- 頬の脂肪吸引(単独)
(ジョールファット or メーラーファット) -
通常 77,000円
154,000円
(施術費用+ベイザー使用料)
- 頬痩せ2点セット
(ジョールファット+メーラーファット) - 300,000円
(施術費用+ベイザー使用料)
- 頬痩せ3点セット
(ジョール+メーラーファット吸引、バッカルファット除去) - 400,000円
(施術費用+ベイザー使用料)
- 頬痩せ3点セット+小顔リフトアップ
(3つの脂肪除去治療、スレッドリフト) - 500,000円
(施術費用+ベイザー使用料)
※上記は施術費用・ベイザー使用料を含む金額です。
※上記料金の他に、麻酔代:55,000円、血液検査代:5,500円、サポーター、圧迫バンド代:11,000円前後がかかります。
※いずれも税込です。
セットプラン施術部位イメージ
小顔・引き締めにお勧めの脂肪吸引コンビ治療一覧はこちら超音波×超振動の次世代脂肪吸引
「ベイザー×アキーセル脂肪吸引」
さらに当院では、ベイザー(超音波)とアキーセル(超振動)を組み合わせた次世代の脂肪吸引術を行っています。
アキーセルとは、カニューレ全体が前後方向に超振動(高周波振動)することで、脂肪をほぐして崩しながら吸引することができる痩身治療機器です。ベイザーは超音波破砕テクニックによって脂肪細胞の結合をバラバラにするのに対して、アキーセルは高周波振動によって脂肪細胞をより細かく粉々にほぐす点が特徴です。通常の脂肪吸引(シリンジ法)と比較して以下のようなメリットがあります。
- 施術の痛みがより少ない
- 術後のダウンタイム(腫れ・内出血など)が短い
- 100%に近い脂肪量の除去も可能(個人差あり)
- メリハリあるボディラインに仕上げることができる
- 施術時間が短い
特にアキーセルはまだ導入しているクリニックも多くはないため、「一度の施術で最大限の効果を出したい」「痛みを抑えて施術を行いたい」という方には大変お勧めの脂肪吸引術です。
施術の特長
- 痛みが少なく、治療時間も意外に短い治療
- 頬の脂肪吸引は、局所麻酔(部分麻酔)による日帰り治療です。痛みが不安な方へ対しては、さらに静脈麻酔(点滴の麻酔)や笑気ガスなどを組み合わせることでよりリラックスして楽な気分で治療を受けることも可能ですが、頬の脂肪吸引は痛みが他部位よりも少ないため、ほとんどの方が局所麻酔注射のみで痛み対策は十分と言えます。
また、麻酔から始まり治療が終わるまでの時間は30分から40分程度と意外と短いこともこの治療の魅力です。 - 脂肪吸引手術としては、ダウンタイムが短い
- 手術であるため、腫れや内出血などのダウンタイムが生じることはやむを得ませんが、二の腕や腹部、太ももなどの他部位の脂肪吸引手術に比べると、腫れ・内出血の程度はかなり軽いほうです。
また、腫れの大部分が引くのに要する時間は2週間前後と短いため、ダウンタイムが心配な方にも比較的お勧めしやすい治療です。さらに内出血の色味(青、赤、黄色など)はメイクで十分にカバー可能なレベルです。 - 他の治療法と組み合わせることで相乗効果
- 顔の脂肪吸引が可能な部位は、口元からフェイスラインにかけての部位(頬)に加えて、ほうれい線外側(上方)のメーラーファットなどもあります。また、同時に顎下のだぶつきの原因である首の脂肪吸引を行うことも多いです。さらに脂肪吸引手術に加えて、他の治療法である咬筋ボトックス(エラボトックス)やウルセラ(HIFU)、糸のリフト、脂肪溶解注射(BNLS)などを組み合わせることで、さらなる小顔効果を期待出来ます。
何もエラ削りや頬骨削りなどの大がかりな手術に頼らずとも、脂肪組織・筋組織のみをターゲットとするライトな治療のコンビネーションにより、かなりの成果を達成することが、今の美容医療技術は可能です。
症例写真
頬の脂肪吸引(ジョールファット・ベイザー使用)
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:頬の脂肪吸引(ジョールファットの脂肪吸引) 費用:154,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、顔面神経麻痺、知覚神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
頬脂肪吸引
ドクターによる症例解説
術前
頬の脂肪吸引は、当院で症例数が多い施術の一つです。2020年9月現在、コロナ禍の影響によりマスクを装着して外出している方がほとんどのため、術後の腫れや内出血といったダウンタイムを気にせず受けられるとのことで、ここ最近問い合わせが激増しています。
写真は30歳の女性で、正面から見て顔の下1/3の横幅が大きく、いわゆる「下ぶくれ」と言われる輪郭です。一見エラ(咬筋)が発達しているようにも見えますが、実際にはフェイスライン付近の脂肪が多いことが原因です。頬の脂肪吸引単独治療を希望されたため、これを行うこととなりました。
術後1ヶ月目
頬の脂肪吸引を行った後、1ヶ月目の状態です。顔の下1/3がほっそりと痩せたのが分かるかと思います。なお当院の小顔整形には脂肪吸引以外にも様々な方法があり、これらをコンビネーション施術とすることで、より高い効果を得ることが出来ます。特に、頬脂肪吸引+顎下脂肪吸引+顎先ヒアルロン酸注入+エラボトックス注射 の4つを「小顔セット」として提供しており、こちらもまた非常に人気の高いメニューとなっております。
症例に関する情報
治療名:頬脂肪吸引 費用:77,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、切開部の傷跡、血腫、漿液腫、血栓症など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
小顔整形(頬脂肪吸引と鼻手術のコンビネーション)
ドクターによる症例解説
術前
小顔に見せたいという希望で当院にご相談に訪れた22歳の女性です。
頬の下半分のフェイスライン部分(オレンジの矢印で示した箇所)にふくらみが認められ、いわゆる「下ぶくれ」の輪郭となっています。このような場合、頬の脂肪吸引単独でも小顔効果を得ることが出来ますが、合わせて鼻プロテーゼや鼻ヒアルロン酸注入なども行うと小顔効果が一層強化されます。顔の中心軸にラインが1本通ることで、顔がより中央方向に引き締まって見せる事が出来るからです。
術後
頬の脂肪吸引と、鼻スジを通すためにI型プロテーゼ挿入、鼻先の耳介軟骨移植、鼻柱の耳介軟骨移植を行い、1ヶ月目の状態です。
オレンジの矢印で示した部位においてフェイスラインの出っ張りが取れ、顎先に向かって逆三角形のラインに変化しています。そして、前から見て鼻根(目と目の間)から鼻先までの距離が延長しつつ前後方向の突出が得られたことにより、一層左右の顔の幅が狭く見え小顔効果が増強されているのが分かるかと思います。このように小顔整形は、単に輪郭だけに着目するだけでなく顔のパーツにも手技を加えることでよりシャープな印象にすることが出来ます。
症例に関する情報
治療名:頬脂肪吸引、鼻プロテーゼ、鼻尖耳介軟骨移植、鼻柱耳介軟骨移植 費用:頬脂肪吸引/77,000円 鼻手術/831,600円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:脂肪吸引/腫れ、内出血、左右非対称性、皮膚面の凹凸、塞栓症など 鼻手術/腫れ、内出血、血腫、左右非対称性、皮膚面の凹凸、傷跡など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
頬の脂肪吸引
ドクターによる症例解説
術前
小顔整形を希望されて受診された30歳の女性です。実はやせている方ですが、主に口周りから頬の外側にかけてのみ脂肪が多く、いわゆる「下ぶくれ」と表現される形状の輪郭です。
治療により確実な結果を出したいとのことで、頬の脂肪吸引手術を希望されました。このような脂肪の付き方のタイプの方では、経験的に脂肪吸引で結果が出しやすいと言えます。
術後2週目
一般的に頬の脂肪吸引術後の腫れ・内出血がひくまでに2~3週を要します。上は、既に腫れがひきつつありますが、まだ内出血の跡が頬の皮膚に黄色い色として認められます。この時点でも既にフェイスラインが引き締まったのは分かると思います。
術後1ヶ月目
手術後1ヶ月経過すると腫れ・内出血はほぼない状態となりますが、これが完成形ではありません。この時点でも効果は充分に認められますが、術後3ヶ月くらいの時間をかけてさらに引き締まって顔がやせてゆくことが多いです。長年のコンプレックスである「下ぶくれ」状態が改善されたとのことで喜んで頂きました。
症例に関する情報
治療名:脂肪吸引 費用:77,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、漿液腫、血腫、傷跡など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
シルエットリフトと脂肪吸引による小顔整形(若い方の糸リフト症例)
ドクターによる症例解説
術前
糸によるリフトアップ術は、元々は皮膚・皮下組織のたるみ取りを目的とした若返り治療のひとつでしたが、近年では20代など若い方向けに小顔整形・Vライン形成術(フェイスラインをよりシャープに見せる)を目的として施術を行うことが増えてきています。若い方の場合は脂肪による頬の膨らみも気になるということが多いため、糸によるリフトアップ術とあわせて頬の脂肪吸引を行うことで、よりシャープで美しいフェイスラインを形成することができます。
上は、四角く幅のある輪郭をほっそりと見せつつ、Jowl(ジョウル/マリオネットラインの外側)付近のたるみを取りたいという希望でご相談に来られた23歳の女性です。
術後1か月
上は術後1ヶ月の状態です。頬の脂肪吸引はベイザー(超音波脂肪吸引)を使用して行っています。脂肪吸引することだけでも小顔効果が得られますが、吸引する脂肪量などによっては術後の皮膚にたるみが生じるケースがあるため、このような際には脂肪吸引を行った後に、皮下組織を引き上げる目的で糸リフトを併用することが多いです。
なお当院では、「骨膜固定法による糸リフト術」というオリジナルのリフトアップ術を用意しています。通常の糸リフトの場合、皮下に挿入する糸は「固定源」がない状態(=糸を皮下においてどこにも固定しない)が一般的ですが、当院オリジナルの骨膜固定法では、もみあげ内の目立たない部分を1~2cmを切開し、糸の一端を頬骨弓骨膜に固定するため、一般的な固定源のない糸リフトよりも強力に引き上がります。
また、脂肪吸引によって皮下に生じたフリースペース(脂肪がなくなった部分)へ糸を挿入するためより上方へしっかりと引き上げる効果が期待できる他、周辺組織が皮下のフリースペースをなくそうとして癒着が生じる際に皮膚を引きあげるため、リフト効果は半永久的なものとなります。(=「糸による引き締め」ではなく「皮下組織の癒着による引き締め」となるためです)
術後1週間の状態
参考までにダウンタイムの様子も掲載します。
術後1週間が経過し、もみあげの縫合創の抜糸時に撮影したものです。口元に黄色い内出血の跡が見られますが、これは主に頬の脂肪吸引によるものです。糸リフト単独施術ではこのような内出血を生じることはありません。
症例に関する情報
治療名:頬脂肪吸引+糸リフト(シルエットリフト) 費用:頬の脂肪吸引 両側154,000円、皮膚切開による糸リフト(シルエットリフト)/骨膜固定法 両側330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、神経麻痺、左右非対称、傷跡、熱傷等 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
シルエットリフト(スレッドリフト)+ 脂肪吸引による頬のたるみ取り
ドクターによる症例解説
術前
50歳以上の方の場合、顔の脂肪吸引を行うと術後に皮膚が余ってしまい、たるみが生じるケースがあります。そのため当院では、50歳以上の方における脂肪吸引においては「スレッドリフトの併用」を必須としております。
スレッドリフトを同時に行うことで、①脂肪吸引で生じる可能性のある術後の皮膚のたるみを防止する ②糸リフトを挿入する際に、皮膚と皮下組織の位置関係を変えた状態で傷の癒着を意図的に生じさせることで、より「堅固」で「持続期間の長い」リフトアップ効果を得ることができる という2つのメリットが得られます。
今回の症例の方は53歳の女性で、輪郭や頬の脂肪の下垂によるもたつき・たるみを改善したいとのご相談でした。頬の脂肪吸引とシルエットリフト(スレッドリフト)によるコンビ治療でリフトアップを行っています。
術後
術後は施術から1か月目の状態です。患者様からは「若い頃のようなシャープなフェイスラインが復活した」とのことで大変ご満足頂きました。
脂肪吸引×スレッドリフトのコンビ治療は、50歳以上の方における術後のたるみ(皮膚の下垂)防止として有効ですが、若い方の場合は、「脂肪吸引で単純に脂肪を取るだけでなく、出来るだけフェイスラインにシャープさを出したい」という場合にも大変お勧めのコンビ治療で、実際に当院でも多数行っています。糸リフト単独でのリフトアップ治療は持続期間が1~2年程度ですが、脂肪吸引を組み合わせることで10年近くの期間にわたってリフトアップ効果が見込めます。
症例に関する情報
治療名:頬の脂肪吸引(ベイザー使用)+シルエットリフト(骨膜固定法・こめかみ切開あり) 費用:頬の脂肪吸引:154,000円、シルエットリフト:330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、傷跡、血腫、漿液腫、神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
頬と首の脂肪吸引
ドクターによる症例解説
術前・正面
小顔整形を希望され来院された38歳の女性です。
頬に限らず顎まわりから首にかけても脂肪が多く、フェイスラインと首の境界のシルエットが不明瞭なために、正面から見たときの顔の面積がいっそう大きく見えます。頬の脂肪吸引だけでなく、同時に首もあわせて脂肪吸引を行うことを勧めました。
術直後の腫れ・正面
施術直後の腫れの状態です。比較的腫れが強く出ているケースと言えます。
腫れのせいで術前よりも顔が大きく見えますが、2週間から1ヶ月かけて頬・首まわりのボリュームがここから徐々に減ってゆきます。
術後2ヶ月目・正面
術後2ヶ月後では既に腫れは見られず結果がほぼ完成しています。
頬のみならず、首の脂肪が除去されたことでフェイスラインと首の境界部の輪郭が明瞭となり、小顔効果がよりいっそう強調されています。このように頬と首の脂肪を同時吸引除去することで相乗的効果を達成することが可能です。
術前・側面
術前の顎下・首まわりの脂肪の付き方を左側面から見たところです。顎の先端からノドボドケまでのラインがストレートか、やや下方に突出しているのが分かります。
術後2ヶ月目・側面
術後2ヶ月目の顎下・首まわりの左側面像です。
きれいな「首のくびれ」が作られていますが、脂肪を抜いたことによる皮膚のタルミは生じていません。50歳以下の方で、脂肪吸引により皮膚のタルミが生じることはほぼありません。
症例に関する情報
治療名:脂肪吸引 費用:77,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染症、傷跡など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
複合技による小顔整形・シャープな雰囲気に変える
ドクターによる症例解説
術前・正面
顔が丸く大きく見えるので、小顔にしつつシャープな印象に変えたいという22歳の女性です。
小顔整形ではまず輪郭に着目して操作を加えることが多いのですが、鼻・顎といった顔の中心線を通るライン上のパーツが実は重要な役割を果たします。
つまり、より鼻スジがきれいにスッと通ってさらに鼻先が細ければ輪郭が中央方向に締まって見えますし、顎先が尖っていると顔面の縦横比が縦長になるためより痩せて見えます。丸顔を面長に見せたければ、顎先のポイントを下に出すのも非常に効果的です。
術前・輪郭の着目点
輪郭に対しては、頬脂肪吸引と咬筋へのボトックス注射を行います。
図内のオレンジの丸で囲ったエリアが咬筋ボトックス注射でボリュームダウンできる箇所であり、青い丸で囲ったエリアが頬脂肪吸引でやせさせることが出来るエリアです。
同じ頬やせでも、咬筋ボトックスは頬のより外側に効き、いわゆるエラの張りを解消することが出来るので、俗に「えらボトックス」の名前でも知られています。両方の施術を組み合わせることで、より細さを強調します。
術前/鼻・正面・下方・側面
鼻を拡大して見たところ、鼻先の太さが目立ちます。また側面像でも鼻先が丸まっていて、もう少し高さがあったほうがよりシャープな印象となります。鼻中隔延長術により鼻先の高さを稼ぎつつ、鼻尖修正で鼻先の外側のふくらみを痩せさせて、横方向に広い鼻を中央方向に絞り込みます。
術後/正面
施術後3ヶ月目の輪郭の変化を示します。
頬とアゴ回りが、頬脂肪吸引と咬筋ボトックスの効果によって痩せたことがわかります。
術後の鼻/正面・下方・左横から
正面から見て、鼻先が細くしぼりこまれていますが非常に自然な仕上がりです。
下方から撮影した写真を見ると、術前と比較して鼻先の変化がよりいっそう分かりやすいです。つまり術前の鼻先が丸いドーム状のアーチ型であるのに対して、三角形の形状が作られています。
これ以上絞りこむと、いわゆるピンチノーズ(つまんだようなわざとらしい鼻)となってしまうギリギリの手前で仕上げます。このしぼりの加減を自在に調整できるのが当院式鼻尖修正の肝心なポイントです。また絞り過ぎれば、鼻先の上方がふくらみいわゆるPolybeak変形となってしまいますが、横方向からのプロフィール写真でもそのような変形はありません。
同じくプロフィール写真において、前方への突出(Projection)が鼻中隔延長術によりしっかりと形成されていることが分かります。今回鼻スジの部分には操作は加えていませんが、鼻プロテーゼや鼻レディエッセ注射、鼻ヒアルロン酸注射などでスジを通してやるとさらに小顔効果を増強することが可能です。
顎先の変化
術前と術後3ヶ月目の状態を斜め方向で比較します。
顎先にはヒアルロン酸を入れて先を尖らせて、縦横比を縦方向に長くみせてより頬・エラの痩せ方を強調します。これは正面を見ても変化は十分分かりますが、斜め方向から見るとより分かり易いです。また鼻先の変化もこの方向から見ると顔全体の雰囲気に与える影響が大きいのが分かるかと思います。(ちなみに顎先に使用したヒアルロン酸は、ジュビダーム・ヴォリューマーであり、効果持続期間は2年間です。)
このように複数手技をいくつか組み合わせることで、顔全体の印象をモッサリとした印象からスッキリとシャープな雰囲気に変えるということが出来ます。
症例に関する情報
治療名:頬脂肪吸引、咬筋ボトックス、鼻尖修正、鼻中隔延長、顎先ヒアルロン酸注入 費用:679,800円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:頬脂肪吸引/内出血、腫れ、血腫、頬の陥凹、左右非対称など、顎ヒアルロン酸注入/ヒアルロン酸に対するアレルギーなど、鼻尖修正、鼻中隔延長/血腫、傷跡、左右非対称など、咬筋ボトックス/笑いづらさ、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
おすすめの小顔・引き締めコンビ治療
脂肪吸引は単独でも痩身効果を実感できる施術ですが、他施術と組み合わせることでより理想に近いラインを形成することが可能です。当院で行っている痩身コンビ治療の一例を紹介します。
よりすっきりした小顔に
シャープなVラインに
このような方に
- ほっそりシャープな顎のラインにしたい
- 顎が大きい/小さい
- 顎が引っ込んでいる/出っ張っている
引っ込んだ顎先や小さすぎる顎先にプロテーゼを挿入し、ツンと尖った顎先にする施術です。
引っ込んだ顎先や小さすぎる顎先にヒアルロン酸を注入し、ツンと尖った顎先にする施術です。
輪郭にヒアルロン酸を注入し、フェイスラインを明確にすることでメリハリあるラインを作ります。
骨切り術は、顎の大きさや位置、左右差などを一気に改善することができる人気の施術です。
もっと脂肪を取りたい
このような方に
- 脂肪量が他の人よりも多い
- できるだけ脂肪を取り除きたい
- 顔のセルライトが気になる
「クルスカ」の愛称で人気の脂肪冷却マシンです。当院では上位機種のエリートを導入しています。
レーザー照射による脂肪溶解マシンです。少量の脂肪もしっかり除去できる点が特徴です。
ピンポイントで、狙った部位の脂肪を除去する際には注射による痩身治療の併用がお勧めです。
効果目的
- 小顔効果(顔やせ)
- 口元の脂肪除去
- フェイスラインの脂肪除去
- 逆三角形のフェイスラインを作る
施術の流れ
- 麻酔:局所麻酔注射を頬全体に行います。希望に応じて、静脈麻酔(点滴麻酔)や笑気ガスなども追加できます。
- 耳たぶの付け根の部分を、5mmほど切開して脂肪吸引の管を挿入する穴を作ります。
- 脂肪吸引の管を上記の穴から挿入して脂肪を吸引します。
- 吸引管の挿入口を糸で縫合して閉じます。
- 頬にガーゼを当て、包帯を顔に巻いて圧迫をかけます。
料金
頬脂肪吸引 | ジョールファットorメーラーファット | 77,000円(頬両側) |
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頬肉の脂肪吸引 | 頬骨上の脂肪 | 77,000円(両側) |
ベイザー頬脂肪吸引 (施術費用+ベイザー使用料) |
ジョールファットorメーラーファットor頬肉(頬骨上の脂肪) | 154,000円(頬両側) |
頬痩せ治療 セットプラン |
頬の脂肪吸引(単独) (ジョールファットorメーラーファット) |
77,000円 |
頬の脂肪吸引(単独) (ジョールファットorメーラーファット) |
154,000円 (施術費用+ベイザー使用料) |
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頬痩せ2点セット (ジョールファット+メーラーファット) |
300,000円 (施術費用+ベイザー使用料) |
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頬痩せ3点セット (ジョール+メーラーファット吸引、バッカルファット除去) |
400,000円 (施術費用+ベイザー使用料) |
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頬痩せ3点セット +小顔リフトアップ (3つの脂肪除去治療、スレッドリフト) |
500,000円 (施術費用+ベイザー使用料) |
※上記料金の他に、麻酔代:55,000円、血液検査代:5,500円、サポーター、圧迫バンド代:11,000円前後がかかります。
※いずれも税込です。
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間30分~40分
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ダウンタイム2~3週間の腫れと内出血
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施術の痛み局所麻酔注射を頬に打つ時のわずかな痛み
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通院抜糸時に1回。その後の経過フォローに2回など
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麻酔局所麻酔 and/or 静脈麻酔(点滴麻酔) and/or 笑気ガス
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持続性体重が増えない限り永久的
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洗顔翌日から可能
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シャワー・入浴翌日から可能
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メイク翌日から可能
術前
頬の脂肪(ジョールファット)が多く、顔下部が横方向に広がって下ぶくれ感がある点を気にしてご来院された22歳の女性です。脂肪吸引により、小顔にしてフェイスラインをスッキリさせたいとのご希望でしたので、今回はベイザーによる脂肪吸引を頬の脂肪(ジョールファット)に対して行いました。
なお当院では、脂肪吸引の他にも様々な小顔整形を取り扱っています。皮下組織に対するアプローチではスレッドリフトやフェイスリフト(手術)、HIFU(ウルセラ)、筋肉に対するアプローチではボトックス注射、さらに骨格については輪郭整形術(骨切りor骨削り)などがあり、患者様の顔の状態にあわせて複数の小顔整形を組み合わせてマルチレイヤー(多層)で小顔整形を行うこともあります。今回の方については脂肪が原因でしたので、脂肪吸引(ベイザー吸引)単独治療としています。
術後
施術から1ヶ月目の状態です。ジョールファットの脂肪吸引によって、今流行の逆三角形の綺麗なフェイスラインになりました。脂肪吸引は、施術経験の少ない医師が担当すると皮膚に凸凹が生じるなどの術後トラブルがあると聞きますが、もちろんそのような凸凹もなく、滑らかなフェイスラインに仕上がっています。