M字ノーズ
(鼻先を軽くする/顔に立体感を出す)


「小鼻は大きくないのに鼻先が重たい」
「鼻尖縮小を済ませたが、鼻先をもっと軽くしたい」という方に。
のっぺりとした鼻先に上下の動き(M字ライン)を加えて
軽さを出し、中顔面を立体的に魅せる鼻整形&小顔整形術。
M字ノーズとは、鼻先や鼻の穴のラインが一直線になっていることでのっぺりと平坦に見える中顔面において、鼻先を中心に上下の動き(M字のライン)を追加することで、鼻先を軽く見せると同時に、中顔面全体に立体感を出すという新しい鼻整形・小顔整形術です。
鼻先は外側から順番に「小鼻-鼻の穴-鼻柱-鼻の穴-小鼻」などの要素が横に並んでいますが、これらがすべて同じ横ラインに一直線に並んでいると、鼻先が大きいわけでもないのに、なんとなく鼻先が重たくてのっぺりとした印象を与えてしまうことがあります。このような際に「小鼻の付け根-鼻の穴のフチ-鼻柱の付け根」で形成される横ラインへ上下の動きを加えることで、鼻先を軽くして中顔面に立体感を与えるという施術になります。実際の施術では、鼻の穴のフチに動きを出す鼻孔縁挙上術と鼻柱に動きを出す鼻柱下降術を同時に行うことで、鼻先の横ラインに上下の動きを追加して軽さを出します。

M字ノーズは以下のような方にお勧めです
- 鼻先は大きくないのに、なんだか重たい
- 鼻尖縮小術を済ませたが、もうすこし鼻先を軽くしたい
- 鼻尖縮小術ではあまり変化がなかった
- 鼻先がなんとなく平坦で野暮ったい
- 鼻の穴のフチが直線的で動きがない
- 鼻柱が引っ込んでいてバランスが悪い
- 顔に立体感が欲しい
- 忘れ鼻になりたい
鼻先における
「M字」ラインとは

唇整形(M字リップ)において「M字」は上唇のラインを指しますが、鼻整形(M字ノーズ)における「M字」は、鼻先に並んでいる「小鼻-鼻の穴-鼻柱-鼻の穴-小鼻」で構成される横ラインのことを言います。(「言います」と断言しておりますが、M字ノーズは当院がオリジナル施術として独自に編み出した新しい鼻整形術のため、我々がそう名付けている、という言い方が正しいのかもしれません)
鼻の穴が平坦(=フチに高さながい)な上に鼻柱が引っ込んでいると、鼻先にあるM字ライン(小鼻の付け根-鼻の穴のフチ-鼻柱の付け根-鼻の穴のフチ-小鼻の付け根)がほぼ横一直線の状態になり、鼻先の大きさは普通なのに、なんとなく重たく見える・のっぺりとした印象に見える、といったことがあります。また鼻先に動きがなくなるため、顔全体で見た際に中顔面が大きく見える・平坦に見えることも多くあります。このような際に鼻のM字ラインに上下の動きを追加することで、鼻先を軽く見せたり、中顔面に立体感を出すことができるのが「M字ノーズ」になります。
鼻先を軽くして
中顔面に立体感を出す
「M字ノーズ術」
M字ノーズとは、鼻先の横ライン(小鼻-鼻の穴-鼻柱-鼻の穴-小鼻で構成されるライン)に上下の動きを出すことで、重たい鼻先を軽く見せると同時に中顔面に立体感を出す施術です。
実際の施術では、鼻柱下降術によって鼻柱に耳介軟骨移植を行い下方に突出させて、さらに鼻孔縁挙上術で平坦な鼻孔縁(鼻の穴のフチ)に高さを少し加えることで、鼻先の横一直線のフラットなラインを動的なシルエットへと変化させます。これによって鼻先の横ラインに上下の動きが加わり、鼻先に立体感が生まれ軽い印象(=忘れ鼻効果)となる他、中顔面全体にも立体感が生まれて小顔効果を得ることができます。



鼻尖形成+鼻中隔延長による小鼻治療との
適応の違い
鼻先を軽く見せる複合施術としては、一般的に「鼻尖形成」+「鼻中隔延長(もしくは鼻尖耳介軟骨移植)」を行うことが多いですが、この施術は鼻先の組織そのものが大きくて重たい際に適応となります。(いわゆるだんご鼻・にんにく鼻と呼ばれる状態です)
対してM字ノーズは、鼻先(小鼻や鼻翼など)の組織量には変化を加えずに、鼻先に「上下の動き(M字のライン)」を追加することで視覚的に小鼻縮小効果を得るという施術法になります。そのため、「鼻先の大きさは普通だけどなんとなく鼻先がのっぺりとして重たい」「鼻尖縮小術で鼻先のボリュームを減らしたものの、まだなんとなく大きいと感じる」といった際に特に推奨される施術法といえるでしょう。
施術の特長
- 小鼻のサイズを変えずに鼻先に軽さを出します
- M字ノーズの施術では、一般的に鼻先を小さくする施術で行われている「小鼻の大きさ」や「鼻翼の厚み」といった部分にはアプローチをせずに、鼻先の横ライン(小鼻-鼻の穴-鼻柱-鼻の穴-小鼻で構成される横ライン)に上下の動き(M字のライン)を加えることによって視覚的に鼻先を軽く見せるという主旨の施術です。「鼻先はそれほど大きくない」「小鼻の形は気に入っている」「鼻尖縮小の手術はすでに終えている」といった際に、鼻先の雰囲気をさらに軽くする施術としてお勧めです。昨今人気の忘れ鼻効果も期待できます。
- 傷跡は皮膚側には一切残りません
- 鼻は顔の中心部にあるため、傷跡が生じると目元や口元の傷以上に目につきやすいことがある他、鼻下は食事や会話の際などに日常的に動かす部位のため、傷跡がなかなか治りにくい部位でもあります。M字ノーズでは、鼻柱下降術と鼻孔縁挙上術を組み合わせることで鼻先の横ラインに上下の動きを追加しますが、いずれの施術も皮膚の表側を切開することがないため、術後に皮膚側に傷跡が生じることは一切ありません。(鼻柱下降術は両側の鼻柱外側の鼻粘膜側を、鼻孔縁挙上術では鼻孔のキワの裏側部分を切除します)
- 小顔効果も期待できます
- 鼻先がのっぺりとしていて平坦な印象だと、鼻だけではなく顔全体がのっぺりとして大きく見えてしまうことがしばしばあります。これは実際に顔が大きいということではなく視覚的な影響(目の錯覚)が原因とはなりますが、このような際にM字ノーズによって鼻先の横ライン(小鼻-鼻の穴-鼻柱-鼻の穴-小鼻で構成されるライン)に上下の動きを追加すると、中顔面に立体感が生まれて小顔効果を得られることが多いです。
例えていうと、貴族手術(鼻横のへこみを改善して中顔面にできる凹凸や影をなくすことで小顔効果を得る)のコンセプトと近しい施術といってもよいかもしれません。 - やり直しが可能な施術です
- 今まで当院でM字ノーズをされた方からそのようなご相談をいただいたことは一度もありませんが、もし術後にイメージと違う結果になってしまったという際には、術前の状態に戻すことができるのもこの施術の特徴です。具体的には、鼻柱に入れた耳介軟骨を除去して、さらに鼻孔縁下降(鼻孔縁延長)によって上に挙げた鼻孔縁を元の状態に戻すという流れになります。
症例写真
M字ノーズ
(鼻柱延長術+鼻孔縁下降術)

ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:M字ノーズ(鼻柱下降術+鼻孔縁挙上術) 費用:440,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- 鼻先に立体感・軽快感を出す
- 鼻先を細くシャープに魅せる
- 忘れ鼻効果
- 小顔・面長改善効果
M字ノーズの施術を
お勧めしない方
鼻先に軽さを出したり、中顔面に立体感を出すことができるM字ノーズですが、以下のような方にはお勧めしません。
- 鼻の穴が目立つ方
- M字ノーズの施術は、鼻孔縁挙上術によって正面から見たときの鼻の穴の面積が術前よりも多少広くなりますので、正面から見たときに鼻の穴が現段階で目立つという方にはお勧めしておりません。このような場合は、診察で鼻先の状態を確認した上での判断とはなりますが、鼻柱下降術単独手術を行うことで鼻先の横ラインに動きを加えることも可能です。
- 鼻柱が下方向に長い方
- 鼻翼基部の下部と比較した際に鼻柱が下方に出ている方の場合、M字ノーズによって鼻柱下降を行うと鼻柱がさらに長くなるためお勧めしてはおりません。このような場合は、診察で鼻先の状態を確認した上での判断とはなりますが、鼻孔縁挙上術単独手術を行うことで鼻先の横ラインに動きを加えることも可能です。
施術の流れ
- 洗顔
- 術前の写真撮影
- 顔面全体および耳の消毒をします。
- デザイン:皮膚ペン(スキンマーカー)により皮膚面にマーキングを行います。
- 耳および鼻に局所麻酔注射を行います。
- 耳から軟骨を採取します。(軟骨は耳珠もしくは耳甲介より取ることが多いです)
- 鼻の穴のキワの切開を行い鼻柱周りの皮膚を剥離します。
- 鼻柱が下に突出するように耳介移植軟骨を鼻柱皮下にセットします。
- 鼻孔縁キワの裏側の鼻粘膜を切除し、縫合します。
- 途中何回か、皮膚を仮縫合した状態で上体を起こしていただき、患者様ご自身で鏡を持って鼻先の変化を見てもらい、仕上がり(鼻の形・プロフィールなど)を入念にチェックして頂きます。必要があれば、さらに形の微調整を行います。
*この時点でほとんど腫れはありませんので、正確に完成形をシミュレーションすることが出来ます。
*鏡で見て自身で横顔が確認しづらければ、スタッフが横からカメラで写真を撮影して術中にカメラの液晶画面で見え方を確認することも可能です。 - 皮膚を糸で完全に縫合して傷を閉じます。
- 20分ほど安静室にて休憩し、その後出血が止まっていることを確認してご帰宅いただきます。
料金
M字ノーズ (鼻柱下降術+鼻孔縁挙上術) |
1回 | 440,000円 |
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※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間1時間
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ダウンタイム腫れが落ち着くのに3週間程度
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手術時の痛み局所麻酔注射による痛み
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手術後の通院7日目の抜糸時
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麻酔以下の4つのパターンから選択可能
局所麻酔注射のみ
局所麻酔注射+鎮痛点滴
局所麻酔注射+静脈麻酔
全身麻酔 -
持続性半永久
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洗顔施術翌日より可能
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シャワー・入浴鼻の腫れがひくまでは体の洗浄はシャワーのみを推奨。
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メイク当日より可能
よくあるご質問
- M字ノーズの術後に傷跡が目立ったり、ばれたりしませんか
- M字ノーズ(鼻柱下降術+鼻孔縁挙上術)は、いずれも皮膚を切開しない施術法のため、術後に傷跡が皮膚面に残るということはありません。小鼻を軽くする施術には鼻尖縮小(鼻尖形成)や鼻翼の厚み除去治療などもありますが、これらは鼻の穴の外側(皮膚面)を切開する術法となるため、できるだけ傷跡が目立たないように工夫をしながら縫合をするものの、術直後にはやはり傷跡や赤みが生じてしまいます。仕事の関係などで鼻先に傷跡はできるだけ残したくないという際には、M字ノーズによって鼻先に軽さを出すという選択もよいでしょう。
- M字ノーズの.手術中に痛みはありませんか
- 手術では局所麻酔を行いますので、ほぼ痛みはありません。痛みに不安な方については、局所麻酔とあわせて鎮痛点滴や静脈麻酔をさらに追加することも可能ですし、全身麻酔で施術を行うこともできます。なお、術後については手術した部位において多少痛みを感じることもありますが、痛み止めを処方いたしますので、痛みを感じた際には服用するようにしてください。
- M字ノーズの手術後、メイクや洗顔は可能ですか
- M字ノーズの施術後、洗顔やメイクは翌日から可能となります。ただし術後2週間ほどは、できるだけ手術部を激しくこすったり必要以上に触ったりはしないようにしてください。
術前
鼻先が重たくのっぺりとした印象を改善したいとご相談に来られた32歳の女性です。写真を見ていただければお分かりいただけるかと思いますが、鼻先はさほど大きくなく、また鼻翼にも特段厚みがあるわけではないため、鼻尖縮小(小鼻縮小)や鼻翼の厚み除去などといったオーソドックスな鼻先に軽さを出す施術はいずれも適応外となります。ただし鼻先のボリュームは一般的ではあるものの、鼻先の横ライン(小鼻の付け根-鼻の穴のフチ-鼻柱の付け根-鼻の穴のフチ-小鼻の付け根)が通常よりも一直線に並んでおり、これによって視覚的に鼻先の重たさ・平坦さ(のっぺり感)が生まれてしまっているため、鼻孔縁のアーチを鼻孔縁挙上術によって持ち上げつつ、鼻柱を耳介軟骨移植によって下方に突出させるM字ノーズで鼻先に軽さを出すこととしました。
術後
術後1ヶ月目の状態です。術前に比べて、鼻下の横ラインにM字(上下)の波打つような動きが加わったことで、鼻先に軽さが生まれているのがお分かりいただけるかと思います。このように鼻先にほんの小さなアクセントが加えただけで、鼻先の雰囲気をがらりと変えて軽快感や立体感を生みだすことができるのが、この施術の特徴です。なおM字ノーズは、術直後であっても傷跡が正面から全く見えない点もメリットです。傷跡や赤み、腫れなどを気にされる方にもお勧めです。