二重術・切開法

術前

20代の女性で、埋没法による二重整形は戻ることがあるため、切開法で二重ラインを作って欲しいとのことで来院されました。皮膚に若干の厚みがあり確かに埋没法では糸が外れて戻りやすそうなまぶたではあります。仮に埋没法であってもほとんど取れることのない3点連結式の二重埋没法もありますが、今回は特に広い幅の平行型二重を作って欲しいという希望もあわせて考慮し、切開式の二重でラインを作ることとなりました。

術直後

脂肪切除や、筋肉切除を伴う全切開法による二重整形の場合、この程度の腫れは出ます。 幅広いラインのデザインに加えて、切開による腫れが加わるとなお一層、幅が広く見えます。しかし腫れが引くとラインは自然な幅に落ち着きます。

術後1ヶ月

すっかり腫れが引いて、広いですが自然な仕上がりになりました。目頭のラインまで幅がしっかりと見えるいわゆる平行型の二重です。ある程度の目ヂカラのある方では、このくらい広く作ることが可能ですが、元々目ヂカラの弱い方の場合には、目ヂカラを強化する手技（腱膜前転法）をあわせてプラスすることで広い平行型の二重まぶたにすることも可能です。

術前

両目の切開二重を希望して当院を訪れた28歳の女性です。まだお若いのですが、上瞼の皮膚の余りが多く上からかぶさって黒目の見える面積が小さく見えます。このような場合、クリニックによっては眼瞼下垂症であると診断して、眼瞼下垂手術を勧められるようなこともありますが、実際には切開二重術単独手術でも黒目の大きく見えるパッチリとした目にすることが出来ます。

術後

術後1ヶ月目の状態です。腫れも落ち着き、内側までさりげなくラインが見える自然な二重に仕上がっています。平行型と末広型の中間的なという意味で「中間型」と呼ばれる二重です。眼瞼下垂の治療手技である挙筋腱膜短縮法（前転法）を加えることなく切開式二重単独手術で行いましたが、二重ラインの折り込みを深く作ることで術前の余った皮膚がラインの中にたたみ込まれ、目ヂカラがついたように見えます。

術前

二重切開術による二重まぶた整形を希望してご相談に来られた25歳の女性です。この方のように、もともとの目元にあまり目ヂカラがない状態の場合、ご本人の希望通りに通常の二重切開法で二重まぶたを作ったとしても術後に目元が眠たそうに見えたり、術後のほうが術前よりも目元が細く小さく見えてしまうことがしばしばあります。
そのため当院では、もともとの目ヂカラが弱い方の二重整形については目ヂカラを強化する目的もある眼瞼下垂術（挙筋腱膜前転法）を併用することで、イメージに近い華のある二重ラインへと仕上げることが多いです。

術後

術後1か月が経過した状態です。腫れもほぼ引き完成形に近いラインになっています。今回の方は比較的狭い二重ラインをご希望でしたので、そのような形でラインを整えています。術後は、正面から見える黒目の縦幅が大きく広がり、二重効果とあいまって目がパッチリと大きく見えるようになったのではないでしょうか。

術前

以前に他院にて二重埋没法を行ったものの、時間の経過とともに糸がゆるんで二重ラインが狭くなったため当院を受診された25歳の女性です。ラインが再び狭くなることのないように、今回は切開式の二重を希望されました。さらに、目を今より最大限大きく見せたいとのことで、あわせて目頭切開を行うこととなりました。

術直後

手術直後の状態です。二重切開法には、筋肉切除や脂肪切除を省略して腫れを最小限に抑える方法もありますが、今回は、二重の折り込みをしっかり作りつつ二度と戻らないようにという目的があったため、筋肉切除、脂肪切除を行うフルバージョンでの二重切開法を行いました。特に幅広の二重まぶたを作るとこの程度の腫れが生じ、引くまでに2週間から1ヶ月を要します。

術後3ヶ月目・開眼

二重の幅が拡大すると同時に、目頭切開によって目の横幅も大きくなっています。これによりいっそう華やかな雰囲気を目元に添えています。目頭切開の傷跡は、この時点ではノーメイクでも目立ちません。

術後3ヶ月目・閉眼

目を閉じても、二重ラインの切開線の傷跡はもはや目立ちません。同じくノーメイクの状態です。

術前

半年ほど前に都内の他美容外科にて二重埋没法（2点留め）を行ったが、ラインがすぐにとれてきたという25歳の女性です。右目にわずかに二重ラインの残存を見ますが、ラインは浅くほぼとれかかっている状態です。上瞼の皮膚が厚く埋没法ではライン持続期間が短いことが予想されたため、皮膚切開により二重ラインをしっかり作ることにしました。皮膚切開によるダウンタイム（術後の腫れ・内出血）を最小限に抑えるために、当院ではメス・ハサミといった刃物を一切使用せずにレーザー光で切開・剥離・切除の全ての操作を行っています。レーザー光の作用により切開と止血が完全同時進行で進むため出血を限りなくゼロに近づけながら手術を行うことが出来るのが最大のメリットです。

術直後

術直後の状態です。腫れはゼロではありませんが、レーザー切開を行うことにより通常のメス・ハサミを使用する切開二重術に比べ腫れの発生がかなり少ないため、術中の二重ラインの幅・形状の調節、左右差の調節、目の形の調整などがより容易となり、術後のイメージを想定しながら正確な作業を行うことが出来ます。

術後2ヶ月目

術後2ヶ月目の状態です。腫れはほぼ引いて完成形に近い状態を示します。自然な仕上がりでご本人様にも大変満足して頂きました。

術前

二重を希望されて来院された20代の女性です。もともと両目ともに奥二重でしたが、幅が狭いので二重のラインを広くしたいとのリクエストです。 埋没法では、ラインが消えて戻ってしまうことが心配とのことで、二重切開法での手術を希望されました。あまり広い派手な二重ではなく控えめな幅にしたいとのこと。

術直後

皮膚切開を行い、しっかり筋肉と脂肪を取った場合、この程度の腫れと内出血が出ることはあります。しかし、ご希望ならより腫れ・内出血を最低限に抑えるべく筋肉・脂肪の切除を省略したライトバージョンの切開二重のメニューもあります。

術後5日目の抜糸時

直後に左側でより腫れが強かったこともあり、まだ左側が広く見えますが、腫れが引くにしたがってじきにラインは左右そろってきます。

術後1ヶ月目

1ヶ月経過して、当初予定していた控えめな幅の二重となって完成です。 内側でラインは見えるけれどもあまり幅が広くない、末広型と平行型の中間のタイプの二重ラインです。（中間型二重）

術前

今までに二重手術を受けた経験はありませんが、上まぶたの皮膚が厚いということで、初めから切開式の二重術を希望された30歳の女性です。埋没法で行うと外れてラインが消えてしまうことが心配とのことでしたが、さりとて出来るだけダウンタイムの少ない方法で行って欲しいとのことで、当院式の腫れの少ない二重切開法で行うこととしました。

術直後

通常の二重切開法では、眼輪筋の切除をルーチンで行っていますが、眼輪筋を切除する段階で腫れ・内出血が発生するため、そのステップをあえて省略しています。しかし、眼輪筋を切除しないとラインの強度不足となり戻ってしまうことがしばしばあるため、その欠点を補うべく縫合法を、連結式スパイラルで瞼板に創縁の眼輪筋を固定する方法としました。当院式＝みずほ式（M式）切開二重と呼んでいます。

術後5日目

手術後5日目の抜糸時点の腫れ・内出血の状態です。ラインの幅・形も自然で、既にこの段階において完成形に近いと言えます。埋没法の腫れ・内出血と比較しても5日目でこの程度なら遜色ないレベルです。通常の二重切開法のダウンタイムが2週間から1ヶ月かかる点を考えれば、かなり受けやすい手術と言えます。

術前

切開式の二重を希望された20代の男性です。 左が既に二重ですが、両目ともに若干幅を広くしてはっきりとラインのある二重にすることにしました。

術直後

二重切開法でしっかり筋肉・脂肪を切除した場合の腫れは、このくらいでます。 腫れのせいで、二重の幅はかなり広く見えますが1ヶ月で落ち着きます。希望ならより腫れの少ないバージョンでの切開二重もあります。

術後5日目の抜糸時

まだこの時点では腫れのせいで広く見えますがこれからどんどん腫れが引いて落ち着いてゆきます。（皮膚がふくらんで見えるのは腫れのせいです）

術後1ヶ月目

1ヶ月経過して二重の幅がデザイン通りになり、自然な仕上がりに本人も満足されていました。

術前

両目の上まぶたにうっすらとしわ状のラインがありますが、しっかりと折り込まれた二重まぶたとは言えず、ラインを深く安定させたいという希望で受診された26歳の女性です。切開式の二重手術を行うこととなりましたが、腫れ・内出血などダウンタイムを最小限におさえて欲しいというリクエストがあり、当院式の切開二重（Ｍ式切開法）を行いました。

術直後

筋肉切除、脂肪切除などを行わないことで腫れを最小限に抑える代わりに、ラインの耐久性を上げるために、瞼板へのラインの固定を2点連結式スパイラルとして取れにくい（戻りにくい）縫合法としています。皮膚切開を行っているにもかかわらず、強い腫れとは言えない状態です。

術後5日目

手術後5日目の抜糸時の状態です。手術直後と比較して二重ラインの幅や形にそれほど変化が見られないことから、直後からほとんど腫れがなかったとを意味します。5日目の状態で、ほぼ完成形と言ってよいレベルであり二重埋没法と比較しても、ダウンタイムに遜色ありません。切開法で、永続的なラインを作りたいけれど腫れが心配な方に最もお勧めの方法です。