鼻翼厚み除去(鼻孔拡大)
鼻の穴の外側の厚みを
皮膚切除によってご希望の薄さにする施術です
鼻を下から見た際の鼻翼部分の皮膚の厚みが気になる場合、鼻の穴の外側部分の皮膚を切除して厚みを薄くして幅を狭めることが出来ます。鼻翼の重たい感じを軽くする効果がある手技です。
このような方の場合、元々生まれつき鼻の穴が縦方向に細長く、スリット状につまり電源ソケットのような形状となっているため、鼻孔の形を横方向に広げるという目的で行うことがあり、「鼻孔拡大術」(鼻翼の厚みを除去する手術)とも呼ばれます。鼻孔の形を整える他、鼻の穴から空気が吸いやすくなるなどの呼吸機能的なメリットもあります。
また鼻翼縮小術後に鼻の穴が小さくなり過ぎた場合に、鼻の穴を外側方向に広げるという修正手術として行う場合もあります。この目的で施術を行う場合、あわせて鼻柱縮小術によって内側方向へも鼻孔を拡大すれば、さらに良い相乗効果が発揮します。
本施術は基本的に局所麻酔で行いますが、痛みをできるだけ感じたくないという際には静脈麻酔や全身麻酔で施術を行うことも可能です。静脈麻酔の場合は、手術中に鼻の状態を確認することも可能です。
※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。
鼻の俗称とその治療法について(だんご鼻・あぐら鼻など)症例写真
鼻翼の厚み除去治療(鼻孔縁外側皮膚切除)
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:鼻翼厚み除去治療(鼻孔拡大・鼻孔縁外側皮膚切除)
費用:220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、左右差、感染など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- 鼻の穴の外側の厚み(鼻孔外側縁)を薄くする
- 鼻の穴を外側に大きくする
施術の流れ
- 洗顔
- 術前の写真を記録のために撮影します。
- 顔面全体を消毒します。
- デザイン:皮膚ペン(スキンマーカー)により皮膚面にマーキングします。
- 局所麻酔の注射を鼻先に打ちます。
- 鼻の穴の外側のキワの皮膚を切除します。
- 傷を縫合しながら鼻孔縁の形や大きさを調整します。
- 途中何回か、皮膚を仮縫合した状態で上体を起こし、御自身で鏡を持って鼻孔縁外側の厚みや大きさをチェックしていただきます。必要があれば追加で微調整を行います。
※この時点でほとんど腫れはありませんので、正確に完成形をシュミレーションすることが出来ます。 - 皮膚を糸で縫合して傷を閉じます。
- 20分ほど安静室にて休憩し、その後出血が止まっていることを確認して帰宅します。
料金
鼻翼厚み除去 (鼻孔拡大) |
両側 | 220,000円 |
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※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間1時間
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ダウンタイム腫れが落ち着くのに3週間程度
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施術の痛み局所麻酔注射による痛み
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通院7日目:抜糸
1ヶ月目:再診(必須ではありません) -
麻酔以下の4つのパターンから選択することが可能です。
局所麻酔注射のみ
局所麻酔注射+鎮痛点滴
局所麻酔注射+静脈麻酔
全身麻酔 -
持続性半永久的に持続します
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洗顔当日より可能
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シャワー・入浴鼻の腫れがひくまではシャワーのみを推奨
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メイク当日より可能
術前
小鼻外側(鼻翼・鼻孔外側)の皮膚が生まれつき厚く、小鼻が重たく見える点を改善したいと相談に来られた29歳の女性です。鼻翼皮膚の厚みによって鼻の穴の形がスリット(ソケットとも言います)のように縦に細長いため、鼻呼吸がしづらいという機能上の問題も抱えます。両方の鼻の穴を下から見ると電気のコンセントにも似ているため「コンセント鼻」ともいわれます。
このような症状は、小鼻(鼻翼・鼻孔縁)の外側の皮膚を中からくり抜くように切除して縫合することで、小鼻の皮膚の厚みが薄くなり、かつ鼻孔の形状も改善します。鼻翼縮小術を行った際に小鼻の皮膚を取り過ぎた場合もこのような鼻の穴の形になってしまうことがあり、このようなケースの修正手術として行うこともあります。
術後
術後2ヶ月目の状態です。縫合ラインは鼻孔の外側縁に沿うように仕上げているので傷跡はそれほど目立ちません。傷の赤みは、通常であれば術後6ヶ月ほどの経過でさらに分からなくなってゆきます。鼻翼の皮膚の厚さが薄くなった他、鼻孔の横幅が広がって鼻の穴の形が通常になりました。